アラーム・警告・通知
には色分けされたアラーム、警告、通知機能が搭載されています。これらはアラーム音(オンの場合)とともに、画面上に表示されます。アラームは常に赤色で表示。警告は赤色または黄色。通知は常に黄色で表示されます。
Suunto D5に振動アラームがあります。ダイブアラーム、通知および警告で、振動によるアラームのオンとオフを切り替えることができます。
アラームは危険な状況を意味し、即時の処置を必要とします。アラーム状況が通常に戻ると、アラームは自動的に停止します。
アラーム |
説明 |
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浮上速度が安全な浮上速度 10 m(33 ft)/分を 5 秒間以上超えています。 |
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減圧潜水で減圧シーリングよりも 0.6 m(2 ft)以上浅く浮上しています。ただちにシーリング深度よりも深く潜降し、正しく浮上してください。 |
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酸素分圧が安全レベル(>1.6)を超過しています。ただちに浮上するか、酸素の割合が低いガスに変更してください。 |
警告表示は、処置をとらなければ健康と安全に影響を及ぼす可能性のある状況であることを警告します。いずれかのボタンを押して警告を確認してください。
警告 |
説明 |
CNS 100% |
中枢神経系(CNS)酸素毒性の限界レベルが 100% |
OTU 300 |
酸素耐性単位/酸素毒性単位(OTU)が 1 日で推奨する限界量に到達 |
深度 |
深度が深度アラームの設定値を超過 |
ダイブタイム |
潜水時間がダイブタイムアラームの設定値を超過 |
ガスタイム |
ガスタイムがガスタイムアラームの設定値未満、またはタンク圧が 35 bar(510psi)未満(この場合、ガスタイムはゼロ)。 |
安全停止超過 |
安全停止シーリングを 0.6 m(2 ft)超過 |
タンク圧 |
タンク圧が残圧アラームの設定値未満。
ダイブコンピュータには 50 bar で作動するアラームがデフォルトで組み込まれています(このアラームを変更することはできません)。この他にも、アラームが作動する設定値を変更可能なタンク圧アラームがあります。ダイブコンピュータはこの設定値と 50 bar に達するとアラームを表示します。タンク圧の数値は強制的に画面に表示され、設定値を下回ると黄色に、さらに 50 bar(725 psi)を下回ると赤色に変わります。
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通知は予防を要する状況を示します。いずれかのボタンを押して通知を確認してください。
通知 |
説明 |
CNS 80% |
中枢神経系(CNS)酸素毒性の限界レベルが 80% |
OTU 250 |
酸素耐性単位/酸素毒性単位(OTU)が 1 日で推奨する限界量の約 80% に到達 |
ガスの切り替え |
マルチガスダイブでの浮上中は、減圧プロファイルを最適にするために、その都度適したガスに切り替えることが必要 |
低バッテリー残量 |
ダイブタイム約 3 時間分のバッテリー残量 |
要充電 |
ダイブタイム約 2 時間分のバッテリー残量。次回のダイビング前に充電が必要 |
Tank POD 低バッテリー |
Tank POD のバッテリー残量が少ない。バッテリーの交換が必要 |
アルゴリズムロック
減圧シーリングの超過
減圧シーリングを 0.6 m(2 ft)よりも超過して浮上を続けると、シーリングパラメータの数値が赤色に変わり、赤色の下向き矢印が現れ、アラーム音が鳴ります。

この場合、ただちにシーリング深度よりも深く潜降し、減圧を続けてください。3分以内にシーリング下に戻らない場合、はアルゴリズム計算をロックし、代わりに下図のようにLOCKED(エラー)と表示します。また、シーリング深度も表示されなくなるので注意してください。

アルゴリズムロック
減圧停止を無視して 3 分以上が経過すると、Suunto Fused™ RGBM 2 アルゴリズムは 48 時間ロックされます。アルゴリズムがロックされている間は、アルゴリズム情報の代わりにLOCKED(ロック)と表示されます。アルゴリズムのロックは、アルゴリズムの情報が無効であることを強調する安全機能です。
Timer(タイマー)ビューでアルゴリズムがロックされた状態:

No Deco(減圧不要限界)ビューでアルゴリズムがロックされた状態:

この状況では、減圧症(DCS)のリスクが著しく高くなります。水面に浮上後、48 時間は、減圧情報が一切使用できなくなります。
アルゴリズムがロックされた状態のデバイスを使って潜水することは可能ですが、減圧情報の代わりにLOCKED(ロック)と表示されます。アルゴリズムがロックされた状態で潜水した場合、その後水面に浮上した時点でアルゴリズムロック時間が再び 48 時間にリセットされます。
高所潜水
高度設定では、所定の海抜高度の範囲で自動的に減圧計算が調整されます。この設定は、Dive settings(ダイブ設定) » Parameters(パラメータ) » Altitude(高度)で確認することができ、次の3つの範囲を選択することができます。
- 0~300 m(0~980 ft)(デフォルト)
- 300~1500 m(980~4900 ft)
- 1500~3000 m(4900~9800 ft)
結果として、減圧停止不要限界は著しく減少します。
高所では海面と比べて大気圧が低くなります。高所への移動後は、移動前の高度での平衡状態と比べて窒素が体内に蓄えられます。体内に蓄積された窒素は時間をかけて徐々に体外に排出され、平衡状態に戻ります。Suunto では、新たな高度に体を順応させるために、潜水前に少なくとも 3 時間の休息をとることを推奨しています。
高所潜水を行う前に、ダイブコンピュータが高度を正確に計算できるよう高度設定を調整してください。ダイブコンピュータの数理モデルが許可する最大窒素分圧は、周囲圧の低下に伴い減少します。
警告:高所への移動は体内に蓄積された窒素の均衡に一時的な変化をもたらすことがあります。Suunto では、高所潜水の前には体を高度に順応させることを推奨しています。減圧症(DCS)のリスクを最小限に抑えるためには、ダイビング後すぐに急激な高所移動はしないことが重要です。
警告:高度調整は正しく設定してください。海抜 300 m(980 ft)を超える高所潜水では、ダイブコンピュータが減圧状況を計算できるよう、高度設定が正しく選択されている必要があります。ダイブコンピュータは、海抜 3,000 m(9,800 ft)以上での使用を想定していません。不正確な高度設定や最大高度以上の場所での潜水は、誤ったダイブデータとプランデータの原因となります。
メモ:前回の潜水とは異なる高度で反復潜水を行う場合、前回の潜水が終了後、次回の潜水に合わせて高度設定を変更します。これにより正確な組織の計算が可能になります。
浮上速度
ダイビング中、左側のバーグラフは浮上時間を示します。バーのひと区切りは毎分 2 m(6.6 ft)に相当します。
バーは色分けされています:
- 緑は、浮上速度 8 m(26 ft)/分未満で OK
- 黄色は、浮上速度 8~10 m(26~33 ft)/分でやや速い
- 赤は、浮上速度 10 m(33 ft)/分を超えていて速すぎる

最大浮上速度を 5 秒以上超えた場合アラームが鳴ります。浮上速度を違反すると安全停止時間がより長くなり、強制安全停止が追加されます。
警告:最大浮上速度を超えるダイビングはしないでください。急速な浮上は負傷する危険を増加させます。最大浮上速度を超過したときには、強制安全停止および推奨安全停止を必ず実施してください。強制安全停止を完了しなかった場合、次回の潜水時に、減圧モデルによるペナルティが与えられます。
バッテリー
のバッテリーは充電式リチウムイオンバッテリーです。を付属のUSBケーブルを使って電源に接続しバッテリーを充電します。電源には、DC 5V/0.5A の USB ポートを使用してください。
ディスプレイの左下にあるバッテリーアイコンはバッテリー残量を示します。
アイコン |
説明 |
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バッテリーレベル OK |
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バッテリーレベルが低い残り3時間未満です。 |
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バッテリーレベルが低い残り2時間未満です。要充電 |
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充電中 |
のバッテリー残量通知と充電通知は、以下のとおりです。
充電のために USB ケーブルが接続された状態でボタンを押すと、次のポップアップ通知が表示されます。

壁の電源コンセントから充電中、次の画面が表示されます。

ウォッチビュー、ダイブビュー(ダイビング中以外)、およびダイビング中、バッテリーの残り時間が 3 時間未満になると「バッテリーレベルが低い」ことを通知する黄色のポップアップが表示されます。いずれかのボタンを押すと、ポップアップは消えます。

残り時間が 2 時間未満に減少すると、「要充電」の赤いポップアップ通知が表示されます。赤いポップアップは画面の最前面に表示されたままになり、デバイスが充電されるか、時刻ビューに切り替えるまでポップアップを消すことはできません。スキューバダイビングの場合、 の充電レベルが 2 時間未満の状態でダイビングを開始することはできません。フリーダイビングの場合、最低 30 分の充電レベルが必要になります。

ダイブ中に残り時間が2時間に短縮されると、赤いバッテリーアイコン(上の表を参照)が表示されます。通知ポップアップは水面上でのみ表示されるため、潜水中に表示画面の情報を覆い隠すことはありません。
ブックマーク
でのアクティブログへのブックマーク(タイムスタンプ)の追加は、非常に簡単です。手順については、「ブックマークを追加する方法」を参照してください。
クロック
Suunto D5の時刻と日付の設定は、[デバイスの設定]にあります。
単位とフォーマット(Units & formats)で時間と日付のフォーマットを編集できます。設定方法については、「日時の設定方法」を参照してください。
日次アラームは、メインメニュー»アラームクロックで有効にできます。詳細については、「アラームクロックの設定方法」を参照してください。
音と振動によるアラームは、デフォルトで常にオンになっています。アラームクロックのこの設定は変更できません。
コンパス
中央ボタンを繰り返し短く押すと、コンパスが起動します。まず、キャリブレーションを行う必要があります。『コンパスのキャリブレーション』を参照してください。
画面に表示される情報は、現在使用中のモードによって異なります。
Air/Nitrox(エアー/ナイトロックス)モードでは、コンパスビューには次の情報が表示されます。

切り替えウィンドウには、ヘッディング(進行方法)の方位角が表示されます。
Compass(コンパス)メニューでは、ベアリング(方位)のオンとオフの切り替え、コンパスの調整、偏差設定を行うことができます。
コンパスの較正
を初めて使用する場合、コンパスを調整する必要があります。これは、コンパスを有効にするために必要です。以降、充電後に必ずコンパスを調整してください。は、コンパスビューに入ると調整(キャリブレーション)アイコンを表示します。
調整(キャリブレーション)の過程で、コンパスは自然に調整されます。
周囲の磁場は変化するため、毎回潜水前にコンパスを調整することをお勧めします。
手動でキャリブレーションを行うには:
- Suunto D5を降ります。
- 中央ボタンを長押ししてメニューへアクセスします。
- General(一般)/Compass(コンパス)をブラウズします。
- 中央ボタンを押して Compass(コンパス)にアクセスします。
- 上または下にスクロールして Calibrate(調整)を選択します。
- 座標系の xyz 軸が交わる原点を中心に小さな円を描くように動かしてデバイスの調整(キャリブレーション)を開始します。キャリブレーション中、できるだけ磁場が安定している状態を保ちます。磁場が安定した状態を保つには、同じ位置に を保ち、大きな動作を避けて慎重に動かします。
-
コンパスの調整に成功するまで同じ回転動作を繰り返します。

- 調整が成功すると音が鳴り、スクリーンはCompass(コンパス)メニューに戻ります。
メモ:キャリブレーションが続けて数回失敗した場合、立っている位置の周りに大きな金属物質など強力な磁気を発するものがある可能性があります。その場合、位置を変えてコンパスのキャリブレーションを再度行ってください。
偏角設定
潜水中に正確な方位情報を得るためには、コンパスの偏角値を調整する必要があります。信頼できる情報源から現在地の偏差を確認し、で値を設定します。
偏差を設定する:
- 中央ボタンを長押ししてメニューへアクセスします。
- General(一般)/Compass(コンパス)をブラウズします。
- 中央ボタンを押して Compass(コンパス)にアクセスします。
- 中央ボタンをもう一度押してDeclination(偏差)画面に入ります。
- 上下にスクロールし偏差角度を設定します:0.0ºから開始し、上にスクロールすると東方へ傾斜、下にスクロールすると西方に傾斜します。偏差をオフにするときには偏差角度を0.0ºに設定してください。
- 中央ボタンを押して変更を保存し、コンパス(Compass)メニューに戻ります。
- 中央ボタンを長押しして設定を終了します。
ベアリングロックの設定
ベアリング(方位)とは、磁北と目標物の間の角度のことです。簡単に言うと進みたい方向のことです。一方、ヘディング(進行方向)とは、実際の進行方向です。
方位ロック機能を使用して、水中で自分の位置を確認し、進行方向を維持するために方位を固定することができます。たとえば、方位ロック機能を使用して、ボートを離れる前にリーフの方角に方位ロックを設定することができます。
方位ロックはいつでもリセットできますが、方位ロックをクリアできるのは水面休息中のみです。
方位ロックを設定するには:
- 中央ボタンを押してコンパスビューに切り替えます。
- 体の正面で を水平に保ち、上部(時計の 12 時の位置)を目標物の方角に向けます。
-
Bearing locked(ベアリングロック設定)の通知が表示されるまで、下ボタンを長押しします。

ベアリングロックが設定されると、固定した方位を示す黄色のバーが表示されるようになります。

方位角が 0° の場合、上に示すように、値の横には矢印が表示されません。方位角が 180° の場合、値の横に 2 つの黄色の矢印が表示されます。

1 つの黄色の矢印は、進行すべき方向を示しています。

新しい方位ロックを設定したい場合、上と同じ手順を繰り返します。それぞれの方位ロックはダイブログにタイムスタンプ付きで記録されます。
コンパス表示から方位ロックをクリアするには、水面に戻る必要があります。
ベアリングロックをクリアするには:
- 水面休息状態で、中央ボタンを長押ししてメインメニューに入ります。
- 上下のボタンを使って General(一般)までスクロールし、中央ボタンを押します。
- 中央ボタンを押して Compass(コンパス)にアクセスします。
- 中央ボタンを押して Clear bearing(ベアリングロックをクリア)を選択します。
Suuntoアプリでスポーツモードをカスタマイズする方法
Suuntoアプリを使用して、ダイブモードやビューなどのデバイスやダイブ設定を簡単にカスタマイズできます。10 種類のダイブモードを作成でき、それぞれのダイブモードに 5 つのカスタムビューを作成できます。
次の項目をカスタマイズできます。
- ダイブモード名
- 設定(個人設定、ビュー、ガスなど)
詳細については、Suuntoアプリでダイブモードをカスタマイズする方法をご覧ください。
減圧アルゴリズム
Suunto による減圧モデルの開発は、1980 年代に M 値を基盤にしたビュールマン博士のモデルを Suunto SME に実装したときまで遡ります。以降、社内外の専門家たちの協力のもと、日々研究開発が続けられています。
1990 年代後半、Suunto は前述の M 値を基礎にしたモデルを改良するため、ブルース・ウィンケ博士の RGBM(縮小勾配気泡モデル)を実装しました。この機能を備えた最初の製品は、象徴的な存在である Suunto Vyper と Suunto Stinger でした。これらの製品は溶解ガスのみのモデルで考慮される範囲外の各種ダイビング環境を対照としたため、ダイバーの安全性が飛躍的に向上しました。
- 連日のダイビングを継続的に監視
- 反復潜水の間隔を厳密に追跡
- 前回の潜水より深い潜水をした場合の反応
- マイクロバブル(サイレントバブル)を発生させる急浮上に対しての順応
- 気体物理学を一貫して具体化
Suunto Fused™ RGBM 2 は、ブルース・ウィンケ博士との共同開発により誕生した、定評のある Suunto RGBM と Suunto Fused™ RGBM 減圧モデルを融合させ、さらに改良を加えて開発されたアルゴリズムです。(Suunto のダイブアルゴリズムは、数十年を超える開発、テスト、そして数千回に及ぶ潜水実験をもとに培われた専門知識の集大成といえます。)
Suunto Fused™ RGBM 2 の組織のハーフタイムは、人体が 15 の異なる組織グループから成るウィンケ博士の FullRGBM に基づいています。FullRGBM はこれらの追加組織を使い、ガスの溶解と排出のモデルをより正確に作成することができます。組織中の窒素とヘリウムの溶解・排出量はそれぞれ個別に算出されます。
Fused™ RGBM 2 は、150 m の深度までのオープンサーキットとクローズドサーキットでのダイビングに対応しています。これまで実用されてきたアルゴリズムと比べ、Fused™ RGBM 2 は深い水深でのエアーダイブにおいてややアグレッシブな計算を行うように設計されているので、結果として浮上時間が短くなります。また、飛行機搭乗禁止時間の計算において、組織内の残留ガスが皆無である必要がないため、前回のダイブから飛行機への搭乗までの時間が短縮されます。
Suunto Fused™ RGBM 2 の優位性は、さまざまな状況に対応可能であることから、安全性が一層高くなることです。個人設定の内容次第で、レクリエーションダイバーには少し長めの減圧不要限界時間を提案する場合があります。オープンサーキットテクニカルダイバーには、ヘリウム混合ガスの使用を可能にします。深い水深で潜水時間が長いダイビングでは、ヘリウムを主体とした混合ガスを使用すると浮上時間が短くなります。リブリーザーダイバーには、Suunto Fused™ RGBM 2 アルゴリズムが、モニタリングなしのセットポイントダイブコンピュータとして使える優れたツールを提供します。
メモ:は、トライミックスによるダイビングまたは CCR をサポートしていません。
ダイバーの安全性
減圧モデルは理論上のものであり、実際のダイバーの身体をモニタリングするものではないため、減圧症の完全な予防を保証できる減圧モデルは存在しません。
注意:ダイビング計画時に調整した個人設定と高度設定を、実際のダイビングでも使用してください。個人調整設定を計画した設定値より上げる、また同様に高度設定を上げることは、より深くより長い減圧時間につながり、それにより必要なガス量が増える可能性があります。潜水計画を立てた後で、個人調整設定を変更すると、水中で呼吸ガス不足に陥る危険性があります。
酸素曝露
酸素曝露の計算は、現在採用されている曝露限度時間テーブルおよび原則に基づいています。これに加え、ダイブコンピュータは酸素曝露を保守的に推定するための手法を複数使用しています。以下に例を挙げます。
- 酸素曝露の計算値は、次に高いパーセンテージ値に切り上げられて表示されます。
- 1.6 bar(23.2 psi)までの CNS% 限界は、1991 NOAA ダイビングマニュアルの限界に基づいています。
- OTUの監視は長期間の日常耐性レベルを基礎にしており、回復率は減速されています。
ダイブコンピュータに表示される酸素に関連する情報は、潜水深度や時間に応じて適切な警告と表示がされるように設計されています。例えば、コンピュータがエア・ナイトロックスまたはトライミックスにセットされているとき、潜水の前と潜水中に以下の情報が提供されます:
- 選択したO2%です
- CNS%とOTU
- CNS% が 80% に達すると警告音、限度 100% を超えると通告
- OTU が 250 に到達すると通告、限度 300 を超えると再度通告
- pO2 値がプリセット限界値を超えた場合の警告アラーム音(pO2 高アラーム)
警告:酸素曝露量が最大限界値に到達したと表示された場合、ただちに酸素曝露を減らすための措置を講じる必要があります。CNS% / OTUの警告があった後、酸素暴露を減らすための措置を取らなかった場合、酸素中毒、負傷、死亡事故のリスクが急激に増加します。
減圧潜水
潜水中に減圧不要限界を超え、NO DEC TIME(減圧不要限界)がゼロになった場合、その潜水は減圧潜水に変わります。したがって、水面に戻るまでに減圧停止を1回以上行う必要があります。
浮上に関する情報は常に 2 つの値で表示されます。
- シーリング:これより浅く浮上してはいけない深度
- 浮上時間:使用しているガスで水面に浮上するまでの最適な時間
警告:シーリング深度より浅い深度に絶対に浮上しないでください。減圧中はシーリング深度より浅い深度まで浮上してはいけません。誤って浮上してしまうことを防ぐために、シーリング深度よりもやや深い深度に留まるようにしてください。
減圧潜水では以下の3種類の減圧停止を行うことができます。
- 安全停止:10 m(33 ft)を超える潜水で推奨される 3 分間の安全停止。
- :20 m(66 ft)を超える潜水で推奨される停止
- Decompression stop(減圧停止): 減圧潜水を安全に行い、減圧症を防ぐための強制停止。
Dive settings(ダイブ設定) » Parameters(パラメータ)では、以下の操作ができます。
- ディープストップをオンまたはオフにする(デフォルトはオン)
- 安全停止時間を 3 分、4 分、または 5 分に調整することができます(デフォルトは 3 分)
- 最終減圧深度を 3.0 m または 6.0 m に設定する(デフォルトは 3.0 m)
次のイラストは、シーリング深度が 17.7 m(58 ft)の減圧潜水を表しています。

上記の図では、次の内容が下から上に向かって表示されます。
-
減圧ゾーン(Deco window)は、Deco ceiling(減圧シーリング)から 3.0 m(9.8 ft)深い深度までの領域です。この例では、減圧ゾーンは 20.7 m(68 ft)と 17.7 m(58 ft)の間になります。この範囲内で減圧を行います。シーリング深度に近いほど、減圧時間が最適になります。
シーリング深度近くまで浮上して、減圧ゾーンの範囲内に入ると、シーリング深度の前に 2 つの矢印が表示されます。上下の白い矢印は、ダイバーが減圧ゾーンの範囲内にいることを示します。
-
シーリング深度よりさらに浮上した場合でも、シーリング深度から 0.6 m(2 ft)以内であれば、許容範囲として安全に減圧することができます。この例では 17.7 m(58 ft)と 17.1 m(56 ft)の間になります。このシーリング深度を超えた許容範囲内でも減圧計算は行われますが、シーリング深度よりも深い深度に潜降するようにしてください。この範囲内にいるときは、シーリング深度を示す数字が黄色になり、この数字の前に黄色の下矢印が表示されます。
-
許容範囲を超えてさらに浮上した場合、この範囲内に戻るまで減圧計算は一時停止します。この場合アラーム音が鳴り、シーリング深度を示す数字の隣に赤色の下向き矢印が表示され、危険な減圧であることを警告します。
このアラームを無視し、浅い深度に3分間留まると、 はアルゴリズム計算をロックし、潜水で減圧情報を利用することができなくなります。「アルゴリズムロック」を参照してください。
減圧ディスプレイの例
は、常にこれらの停止の最も深い地点からのシーリング値を表示します。
以下は、浮上時間と最初に必要なディープストップの20.3 m地点を示す、典型的な減圧潜水ビューです:

以下は、 がディープストップ中に表示する画面の例です。

以下は、 がディープストップ中に表示する画面の例です:

メモ:シーリング超過時間が 3 分を超えると、減圧アルゴリズムがロックされます。
減圧停止では、シーリングはシーリング深度近くに留まる間、常に減少し、最善の浮上時間で連続的な減圧を提供します。
メモ:浮上時は減圧シーリングの近くに留まることを推奨します。
浮上時間は水面に到達するのに必要な最短時間です。浮上時間は以下の合計時間です。
- ディープストップに必要な時間
- 浮上速度 10 m(33 ft)/分での浮上時間
- 減圧に必要な時間
警告:複数のガスで潜水するときの浮上時間は、Gases(ガス)メニューにあるすべてのガスを使うことを前提に計算される点に注意してください。潜水前には必ず、現在の潜水計画に必要なガスのみが設定されていることを確認してください。潜水に不要なガスは設定しないでください。
警告:実際の浮上時間は、ダイブコンピュータに表示された浮上時間より長くなることがあります。次のような場合に浮上時間が増加します。(1) 深い深度に留まる (2)分速 10 m(33 ft)より遅い速度で浮上する (3) シーリング深度より深いところで減圧停止をする (4) 使用する混合ガスの切り替えを忘れる。これらの要因は、水面に到達するまでに必要となる呼吸ガスの量を増やす可能性もあります。
最終減圧深度
減圧潜水の最終減圧深度は (潜水の設定)/ (パラメータ)/ (最終減圧深度)で調整することができます。3 m と 6 m(9.8 ft と 19.6 ft)の2 つから選択できます。
初期設定では、最終減圧深度は 3 m(9.8 ft)に設定されています。これは推奨される最終減圧深度です。
メモ:この設定は減圧潜水でのシーリング深度には影響しません。最終のシーリング深度は 3 m(9.8 ft)です。
ヒント:波や海流の流れが激しい状況でのダイビングで水深 3 m(9.8 ft)での停止が難しい場合は、最終減圧深度を 6 m(19.6 フィート)に設定するようにしてください。
デバイス情報
に関する情報は、デバイス本体で確認できます。この情報にはデバイス名、シリアル番号、デバイス履歴、ソフトウェアバーション、ハードウェアバージョン、無線機器準拠情報が含まれます。機器情報にアクセスする
画面
ディスプレイの LED バックライトはデフォルトでオンになっています。
周囲が明るい環境では、ディスプレイの輝度を下げることでバッテリー駆動時間を大幅に延ばすことができます。輝度を下げても、画面の読みやすさに影響はありません。
ディスプレイの明るさの調整については、「ディスプレイの明るさを変更する方法」を参照してください。
ダイブ履歴
ダイブ履歴は、このを使用して行った全ての潜水の要約です。この履歴はダイブで使用したダイブモードごとに分かれています。各ダイブタイプのサマリーには、そのダイブモードでこれまで行った潜水で記録された潜水回数、累計潜水時間、最大深度が含まれます。
General(一般) » About D5(D5 について)の下にある History(履歴)に入ります。
![[履歴]メニューD5を選択します](https://cdn.shopify.com/s/files/1/0863/5275/7023/files/history-menu-d5.png?v=1736755810)

メモ:単一の画面で表示できない履歴情報がある場合、上下のボタンを使って追加情報をスクロールできます。
ダイブモード
にはデフォルトの 3 つのダイブモードとして、エアー/ナイトロックス、フリーおよびゲージ(ボトムタイマー)があります。Dive settings(ダイブ設定) » Mode(モード)で適切なダイブモードを選択することができます。オフモードを選択した場合は、Suunto D5を通常のウォッチとして使用できます。この場合、すべてのダイブ機能が無効になります。

メモ:Suunto D5には、すべてのダイブモード名が英語で表示されます。Suuntoアプリを使用して、ダイブモード名を変更できます。
Air / Nitrox モード
エアー / ナイトロックスモードは、通常のエアーでのダイビングと、酸素割合の多い混合ガスでのダイビングのデフォルトモードとして使用されます。
ナイトロックス混合ガスをダイビングに使用することにより、潜水時間を長くしたり、減圧症のリスクを抑えることができます。は、ダイブを調整して安全範囲内に留まるための情報を提供します。
ナイトロックス混合ガスを使用してダイビングを行う場合、タンクの酸素割合と酸素分圧限界の両方を に入力する必要があります。これは、入力値に基づいて行われる窒素および酸素の計算と最大許容深度(MOD)の計算の正確性を保つために必要です。酸素割合(O2%)は 21%(エアー)、酸素分圧(pO2)は 1.6 bar(23 psi)に初期設定されています。
メモ:Suunto では、ナイトロックス混合ガスでのダイビングの場合、酸素分圧を 1.4 bar(20 psi)に変更するよう推奨しています。
Air/Nirox(エアー/ナイトロックス)モードには 4 つのビューがあります。
-
No deco(減圧不要限界) - 減圧不要限界時間をアーチで示します。

-
コンパス

-
タンク圧 - ディスプレイに表示される情報について詳しくは、 を参照してください。

-
タイマー(Suuntoアプリケーションでカスタマイズした後に表示されます)

ゲージモード
ゲージモードでは、 をボトムタイマーとして使用します。
ディスプレイ中央のタイマーに、ダイブタイムが分と秒で表示され、潜水開始時に起動します。
モードはボトムタイマーのみです。減圧アルゴリズムを一切使用しないため、減圧情報や減圧計算を提供しません。
ゲージモードには 3 つのビューがあります。
メモ:ゲージモードでの潜水後は、減圧計算が 48 時間ロックされます。ロックされている間にエア・ナイトロックスまたはトライミックスモードで潜水した場合、減圧計算は使用できず、減圧情報欄にはエラー(ERROR)が表示されます。
メモ:デバイスがロックされた状態で新しいダイブを開始すると、時間が再び 48 時間にリセットされます。
フリーダイブモード
Free(フリー)モードでは、をフリーダイビング用機器として使用できます。
Main menu(メインメニュー) » Dive settings(ダイブ設定)にアクセスし、フリーモードを有効にします。が再起動し、モードが変更されます。Free Mode(フリーモード)が有効になると、画面上のデータがすべて白で表示されます。深度は設定した単位系に従って表示され( を参照)、ダイブタイムはディスプレイ中央に分と秒で表示されます。温度情報は、ディスプレイの一番下に表示されます。ディスプレイの一番下に表示されるウィンドウは、下ボタンで変更できます。
フリーダイブは、ウォーターコンタクトありで 1.2 m(4 ft)、ウォーターコンタクトなしで 3.0 m(10 ft)に達した時点で開始し、その後深度がウォーターコンタクトありで 0.9 m(3 ft)未満、ウォーターコンタクトなしで 3.0 m(10 ft)未満になると終了します。ウォーターコンタクトセンサーについては、 を参照してください。
フリーダイブモードにはデフォルトで 3 つのビューがあります。
Suuntoアプリケーションでカスタマイズした後、4番目のビューを使用できます。
ビューを変更するには中央ボタンを短く押します。
時刻
ダイブ前:

ダイブ中:

深度
これはデフォルトのビューです。アーチの左端にある白い矢印は、深度に合わせて移動します。黄色のアーチは、最大深度(深度通知 5 の設定値)と有効な次の深度通知の間の範囲を表します。
ダイブ前:

ダイブ中:

コンパス
ダイブ前:

ダイブ中:

タイマー
このビューは、Suuntoアプリケーションでカスタマイズした後にのみ使用できます。
ダイブ前:

ダイブ中:

フリーダイビング後の水面休息時

フリーダイビング後、水面休息中は画面上のデータがすべて緑色で表示されます。前回の深度、前回の潜水時間、潜水回数を確認できます。
水面休息通知
Timer(タイマー)ビューでは、潜水後、次の潜水を開始するまでの水面での経過時間(サーフェスインターバル)がカウントされます。サーフェスインターバルタイマーは、Main menu(メインメニュー) » Dive settings(ダイブ設定) » Notifications(通知) » Surface notify(水面休息通知)で設定した値に達するまで、表示画面の一番下の緑のフィールドに分と秒で表示されます。

Surface notify(水面休息通知)がオフになっている場合、サーフェスインターバルカウンターは特定の時間が設定されていない限り、4 時間経つまでカウントを続けます。その後画面から消えます。は次のデータを表示します。

サーフェス時間アイコンの下に
は、サーフェスにかかった時間が時間と分で白で表示されます。
深度通知の設定については、「深度通知の設定方法」を参照してください(freediveのみ)。
サーフェスタイマー
フリーダイビングでは、次回のダイブに備えるためにサーフェスタイマーを利用できます。は、0.9 m(3 ft)に達するとすぐにカウントダウンを始めます。
ダイブプランナー
のダイブプランナーは次回のダイビングを迅速に計画するのに役立ちます。このプランナーは、深度、タンクサイズ、空気消費量に基づいて減圧不要限界とガスタイムを表示します。
また、ダイブプランナーは入力した水面休息時間に基づいて前回のダイビングの残留窒素を考慮して反復潜水を計画するのに役立ちます。
メモ:正確なガス計算のために、タンクサイズ、タンク圧、空気消費量を調整してください。
ダイビングの計画の詳細については、ダイブプランナーを使用してダイビングの計画を立てる方法をご覧ください。
ガス消費
ガス消費量は、ダイビングでのリアルタイムのガス消費率を示します。つまり、ダイバーが水面上で 1 分間に消費するガス(空気)の量を表したものです。これは、一般に水面空気消費量または SAC レートと呼ばれます。
ガス消費率は、リットル毎分(立方フィート毎分)単位で計測されます。このフィールドの表示はオプションです。このフィールドを表示するには、DM5 でカスタムダイブモードビューに追加してください。

ガス消費量の測定を有効にする方法については、「ガス消費量の測定を有効にする方法」を参照してください。
混合ガス
は、初期設定では 1 種類のガス(エアー)のみが表示されます。酸素割合(O2%)は 21%(エアー)、酸素分圧(pO2)は 1.6 bar(23 psi)に初期設定されています。O2 の割合(%)と pO2 の設定は、メニューで変更できます。
メモ:Suunto では、ナイトロックス混合ガスでのダイビングの場合、酸素分圧を 1.4 bar(20 psi)に変更するよう推奨しています。
1 種類のガスのみでダイビングする場合、使用する 1 種類のガスのみがメニューに表示されていることを確認してください。実際に使用しないガスがメニューに表示されていると、 はリスト上のガス全てを使用することを想定し、ダイビング中にガスの切り替えをするよう通知します。
1 種類以上のガスが必要な場合は、 デバイスでマルチガスオプションを有効にします。ダイブ設定»パラメータに移動し、複数のガスオプションをオンにします。
減圧アルゴリズムは、メニューに表示されているすべてのガスを考慮して浮上時間を計算するため、メニューで、ダイブ中に使用するすべての混合ガスを設定する必要があります。
トライミックス混合ガス(有効化したヘリウムを含む)を使用する場合、 » でヘリウムを有効にします。ヘリウムを有効にしたら、メニューで選択したガスに対するヘリウムの割合(He%)を変更できます。
マルチガスダイビングとヘリウムの有効化、ダイブモードの設定、ガス設定の変更は、Suunto アプリでも実行できます。
ダイビング中のガスの切り替え
マルチガスでのダイビング中に、どのように が動作するのかを把握しておくことは重要です。たとえば、水深 40 m(131.2 ft)までのダイビングに、次のガスを使用しているとします。
- ナイトロックス 26%(1.4 ppO2)( ボトム用)
- ナイトロックス 50%(1.6 ppO2)( 減圧ガス)
- ナイトロックス 99%(1.6 ppO2)( 減圧ガス)
浮上時にガスの最大許容深度(MOD)に従って、水深 22 m(72 ft)と 6 m(20 ft)で、ガスを切り替えるよう通知があります。
適切なガスの使用を始めるには、以下の手順に従ってガスを手動で切り替える必要があります。
- いずれかのボタンを押し、ガスの切り替え通知を確認します。
- 中央ボタンを長押しして、ガスオプションを開きます。
- 上下のボタンを使って、使用したいガスまでスクロールします。
- 中央ボタンを押して、選択したガスを確定します。
メモ:デバイス画面に「 」通知が表示されているときにいずれかのボタンを押すと、通知が消えます。ボタンを押しただけでは通知の確認ができるだけで、ガスが自動で切り替わることはありません。ガスは常に手動で切り替える必要があります。ガスの切り替えは、上記の手順に従ってください。
ダイビング中のガス修正
ガスの変更は緊急の場合のみ行えます。たとえば、不測の事態が発生し、ダイバーが混合ガスを失う可能性がある場合、ダイバーは、 のガスリストから混合ガスを削除することで適切に対処することができます。これによりダイバーはダイビングを続行することができ、ダイブコンピュータで正確な減圧情報を確認することができます。
別のケースでは、何らかの理由でガス不足になり、バディから提供される混合ガスを使用することになった場合、リストに新しく混合ガスを追加して を実際の状況に合わせることができます。Suunto EON Steelが減圧を再計算し、正しい情報を表示します。
メモ:この機能はデフォルトではできないように設定されていますので、これを有効にして、ダイビング中ガスメニューに行ける追加ステップを作成する必要があります。ダイブモードでマルチガスが選択されている場合のみ利用可能です。
ガスの変更を行えるようにするには、 設定メニューの (ダイブ設定) / (パラメータ) / (ガス変更)から機能をオンにしてください。
有効にすると、マルチガスダイブ中に新しくガスを追加することができるようになり、また、ガスリストにすでにあるガスを選択して削除することができます。
メモ:現在使用しているガス(使用中のガス)を変更または削除することはできません。
がオンになっていると、使用していないガスをガスリストから削除したり、新しいガスをリストに追加したり、使用されていないガスのパラメータ(O2、He、 pO2)を変更したりすることができます。
ガスタイム
ガスタイムは現在の混合ガスでのエアー(ガス)残量を分単位で計測します。ガスタイムはタンク圧と現在の呼吸速度に基づいて計算されます。
ガスタイムは現在の深度によっても大きく変わります。たとえば、呼吸速度、タンク圧、タンクサイズ、その他の要因が同じ場合に、深度がガスタイムに与える影響は以下のようになります。
- 深度 10 m(33 ft、周辺圧 2 bar)でのガスタイムは 40 分です。
- 深度 30 m(99 ft、周辺圧 4 bar)でのガスタイムは 20 分です。
- 深度 70 m(230 ft、周辺圧 8 bar)でのガスタイムは 10 分です。
ガスタイムはダイブモードの表示画面の一番下に表示されます。Suunto Tank POD とペアリングされていない場合、ガスタイムフィールドに「N/A」と表示されます。POD とペアリングされているのに何もデータを受信していない場合は、 「–」と表示されます。フィールドに「 -- 」と表示されます。この場合、Tank POD が受信範囲内にはない、タンクが閉まっている、あるいは Tank POD のバッテリー残量が低い可能性があります。

メモ:正確なガス計算のために、タンクサイズ、タンク圧、空気消費量を調整してください。これらのオプションは、デバイスメニューのの下にあります。
アイドルおよびディープスリープ
とディープスリープはバッテリー駆動時間を延ばすために設計された機能です。
アイドル
にあるいずれかのボタンを押すと、アクティブモードになり、ディスプレイのバックライト(オンになっている場合)が点灯し、秒を刻む赤い長四角が時計の文字盤に現れます。そのまま 2 分経過するとアイドルモードになり、バッテリーを節約するために表示画面の色数が減り、可動オブジェクトがすべて静止します。
ディープスリープ
ディープスリープは がしばらく使われていないときにバッテリー寿命を延ばすための機能です。ディープスリープは、以下の操作を最後に行ってから 24 時間(1 日)経過すると有効になります。
- ボタンがしばらく押されていない
- ダイブ計算が終了している
はパソコンまたは充電器に接続された時、ボタンが押された時、あるいは水と接触して濡れた時に起動します。
使用しないまましばらく放置すると、 はアクティブモードからアイドルモードに切り替わり、最終的にはディープスリープモードに入ります。
いずれかのボタンを押すか、パソコンまたは充電器に接続、またはデバイスを水中に沈めてウォーターコンタクトを有効にして、 を起動させます。
メモ:がディープスリープのままバッテリー切れになってしまった場合、デバイスを起動させるには、USB ケーブル(DC 5V)で充電器またはパソコンに接続する必要があります。
言語および単位系
デバイスの使用言語と単位系はいつでも変更できます。はただちに更新され、変更が適用されます。
これらの値を設定するには、「言語と単位の設定方法」を参照してください。
ログブック
ダイブログは Logs (ログ)の下にあります。ログは日付と時間の順にリストされ、各ログには最大深度と潜水時間が表示されます。

ダイブログの詳細とプロファイルを閲覧するには、上ボタンまたは下ボタンでログをスクロールし、中央ボタンを押して選択します。
それぞれのダイブログにはデータサンプルが 10 秒間隔で記録されています。フリーダイビングの場合、サンプルは 1 秒間隔で記録されています。
![[Logs]メニュー:D5を上にスクロールします](https://cdn.shopify.com/s/files/1/0863/5275/7023/files/logs-menu-scrolling-up-d5.png?v=1736755830)
さらに詳細なログ分析を行うには、ダイブを Suunto DM5 にアップロードしてください( を参照)。
次の画像には、以下の情報が表示されています。
- 開始時間と停止時間(14:36、15:11)
- 深度プロファイル
- 水面休息時間(0:07)
- 最大深度とその水温(33.0 m、19 °C)

たとえば、ログブックの情報画面には、記録したダイブから次の情報が表示されます。

ログブックのメモリがいっぱいになると、新しいダイブログの容量を確保するために、一番古いログから順に削除されます。
メモ:水面に浮上後5分以内に再び潜水をすると、はこれらを1回の潜水とみなします。
モバイル通知
お使いのウォッチと Suunto App をペアリングさせると、電話の着信やテキストメッセージなどの通知をウォッチで受け取ることができます。
メモ:一部のアプリから受け取ったメッセージや通知は、 との互換性がない可能性があります。
お使いのウォッチとアプリをペアリングすると、通知は初期設定でオンになります。これらの通知は、 » でオフにすることができます。
テキストおよび着信通知
テキスト通知を受信すると、ポップアップがウォッチの画面上に表示されます。メッセージは 10 秒間表示され、その間、現在の時刻はウォッチフェイスの一番上に表示されます。

メッセージが長すぎて画面に表示しきれていない場合、下ボタンを押して画面をスクロールすると全文を確認できます。
スマートフォンに電話の着信があると、ウォッチの画面に着信通知が表示されます。

下ボタンを押すと、ミュート設定になり振動が停止します。で電話に応答または拒否することはできません。
電話に出られなかった場合、ウォッチフェイスに不在着信の通知が 2 秒間表示され、ウォッチが振動します。

メモ:トーンおよび振動は、 » でオンとオフを切り替えることができます。
通知履歴
未読の通知と不在着信は、ウォッチの通知履歴で確認することができます。
メインメニューに入り、 » までスクロールします。新着順に 10 件の通知が表示されます。画面上部で、テキストまたは電話の受信日時が確認できます。

通知を削除したい場合は、「すべてクリア」を選択します。

酸素計算
潜水中、 は (酸素毒性単位)によって追跡された酸素分圧(pO2)、中枢神経系中毒性()、肺酸素毒性を計算します。酸素計算は現在採用されている曝露限度時間テーブルと原理に基づいています。
デフォルト設定によるエアー/ナイトロックスダイブモードでは、CNS% と OTU の値はそれぞれの推奨限度の 80% に達するまで表示されません。どちらかの値が80%に達すると、Suunto D5から通知され、その値は表示されたままになります。
メモ:カスタマイズして、常に CNS% と OTU が表示されるようにもできます。
個人設定
Suunto Fused™ RGBM 2 アルゴリズムには 5 段階の個人設定オプション(+2、+1、0、-1、-2)があります。これらのオプションは減圧モデルを示します。+2 および +1 は保守的な減圧モデル、-2 および -1 はより積極的な減圧モデルです。中間値である 0 はデフォルト設定で、理想的なコンディションの場合に使用します。一般的には、保守的(控えめ)であればあるほど安全です。実際には、減圧義務により、特定の深度に滞在する時間が短くなります(減圧不要限界時間が短くなる)。
また、控えめな減圧では、ダイバーはより多くの時間を減圧に費やす必要があります。レクリエーションダイバーの場合、控えめな減圧モデルでは、減圧の必要を避けるために水中に滞在する時間が短くなります。逆にテクニカルダイバーの場合、浮上中に課される減圧要件が長くなるため、より長時間水中に滞在する必要があります。
一方、積極的な減圧モデルでは、ダイビングの潜在的な健康リスクが高くなります。レクリエーションダイバーの場合、積極的な減圧モデルにより、深い水深での潜水時間を延長できますが、減圧症(DCS)のリスクが大幅に高まります。
Suunto Fused™ RGBM と Fused™ RGBM 2 のデフォルト設定は、控えめな設定と積極的な設定の中間(0 設定)に設定されています。個人設定によって、漸進的により控えめな計算とより積極的な計算のどちらかを選択できます。
個人の健康状態や行動など、減圧症の発症リスクを左右する要因がいくつかあります。これらの要因はダイバーによって異なるだけでなく、日々変化します。
減圧症の発症リスクを高める個人的要因には、以下のようなものがあります。
- 低温への曝露 – 水温 20°C(68°F)以下
- 体力レベルが平均以下
- 年齢(特に、50 歳以上のダイバー)
- 疲労(運動のしすぎ、睡眠不足、体力を消耗するような旅行)
- 脱水(血流に影響を与え、ガス排出が遅くなる)
- ストレス
- 体を締め付ける器材(ガス排出が遅くなる)
- 肥満(肥満とみなされる BMI)
- 卵円孔開存症(PFO)
- ダイビング前後の激しい運動(トレーニングやエクササイズ)
- ダイビング中の激しい動き(血流が増え、より多くのガスが組織に送り込まれる)
警告:個人調整は正しく設定してください!減圧症の発症リスクが高いと考えられる場合、このオプションを使用してより保守的な計算結果になるように調整することができます。誤った個人調整モードを選択すると、誤ったデータが表示され、減圧症の危険が増大しますのでご注意 下さい。
5 段階の個人設定は、個人的要因を考慮したうえでアルゴリズム・コンサバティズムを調整するために使用することができます。この設定は、Dive settings(ダイブ設定) » Parameters(パラメータ) » Personal(個人設定)の下にあります。
個人レベル |
説明 |
より積極的(-2) |
理想的なコンディション、非常に優れた体力、ブランクがなくダイビング経験が非常に豊富 |
積極的(-1) |
理想的なコンディション、優れた体力、ブランクがなくダイビング経験が豊富 |
デフォルト(0) |
理想的なコンディション(デフォルト値) |
保守的(+1) |
減圧症のリスク要因がいくつかある状態 |
より保守的(+2) |
減圧症のリスク要因が多数ある状態 |
警告:個人調整設定0、-1または-2は、減圧症(DCS)や他の傷害、および死亡事故のリスクを高めます。
安全停止とディープストップ
安全停止とディープストップの停止位置にいるときのシーリングは、常に一定の深度になります。安全停止とディープストップの時間は、分と秒でカウントダウンします。
安全停止
安全停止には、推奨安全停止と強制安全停止の 2 種類があります。ダイビング中に浮上速度に違反した場合、安全停止が強制されます。強制安全停止は赤色、推奨停止は黄色で表示されます。
10 m(33 ft)以上のダイブでは、3 分間の安全停止が常に推奨されています。
安全停止時間は、2.4 ~ 6 m(7.9 ~ 19.6 ft)の深度にいるときに計算されます。これは停止深度の値の左に上下の矢印で表されます。安全停止時間は分・秒単位で表示されます。浮上速度が速すぎた場合、安全停止時間が 3 分を超えることもあります。浮上速度に違反すると、安全停止時間が最低 30 秒長くなります。違反が複数回発生した場合は、より長い停止時間が追加されます。安全停止時間は 3 分、4 分、または 5 分に設定できます。
推奨安全停止は黄色で表示されます。

強制安全停止は赤色で表示されます。

ディープストップ
20 m(66 ft)以上の潜水を行うとディープストップが起動します。浮上中、最大深度から半分浮上した時点でディープストップが起動します。ディープストップは安全停止と同様に表されます。深さ値の左側に上向き/下向き矢印があり、深止まり時間が経過している場合は、深止まりエリアにいます。ディープストップゾーンは上下 1.5 m(4.9 ft)以内です。ディープストップの目標深度まで 0.5 m(1.6 ft)の深度に達すると計算が開始します。ディープストップ深度から 3 m(9.8 ft)以上浮上すると計算が停止します。
浮上中、複数のディープストップが発生する場合があります。たとえば、水深 42 m(137.8 ft)に達するまで潜水すると、最初のディープストップは 21 m(68.9 ft)、2 番目のディープストップは 10.5 m(34.4 ft)まで浮上すると表示され、2 番目のディープストップの長さは 2 分間です。
ダイバーが潜水した最大深度が 30.4 m(99.7 ft)、ディープストップが 15.2 m(49.9 ft)と仮定した場合:

深度が 20.0 m(66 ft)を超えるとディープストップが起動します。この例では、浮上するダイバーは最大深度の半分の深度 15.2 m(49.9 ft)に達した時点でディープストップが必要です。
ディープストップ深度が 15.2 m(49.9 ft)の場合、計算は 15.7 m(51.5 ft)で開始し、12.2 m(40.0 ft)で停止します。ディープストップゾーンは上下 1.5 m(4.9 ft)以内です。ダイバーがこの範囲内にいると、向かい合った 2 つの白い矢印が画面に表示されます。
ダイバーがディープストップゾーンのシーリング深度、この例では 14.2 m(46.5 ft)を超えて浮上すると、深度が最適でないことを示す黄色の下矢印が表示されます。潜降することをお勧めします。ディープストップの目標深度の値も黄色になります。
ダイバーがそのまま浮上を続け、さらに 0.5 m(1.6 ft)浮上すると、下矢印が赤に変わり、アラームが鳴ってただちに潜降するようにダイバーに警告します。ディープストップの計算はさらに 1.5 m(4.9 ft)浮上するまで継続しますが、その後は停止します。上の例では、12.2 m(40.0 ft)に達した時点で計算が停止します。
サンプルレート
は、フリーモードのログ記録を除くすべてのログ記録に固定の 10 秒サンプルレートを使用します。フリーモードのサンプルレートは 1 秒です。
水面休息時間と飛行機搭乗禁止時間
潜水後、は前回の潜水からのサーフェス時間と飛行禁止推奨時間のカウントダウンを表示します。飛行機搭乗禁止時間内の飛行または高地への移動は避けなければなりません。

飛行機搭乗禁止時間とは、ダイビング終了後、飛行機搭乗までに最低限待った方がいいとされる水面休息時間のことです。飛行機搭乗禁止時間は最低 12 時間ですが、体内残留窒素排出時間が 12 時間以上の場合はそれと同等の時間になります。体内残留窒素排出時間が 75 分未満の場合、飛行機搭乗禁止時間は表示されません。
潜水中に減圧を行わなかったために、ダイブアルゴリズムロックが 48 時間ロックされると( を参照)、飛行機搭乗禁止時間が常に 48 時間になります。同様に、ゲージモード(ボトムタイマー)で潜水が行われると、飛行機搭乗禁止時間は 48 時間になります。
Suunto Fused RGBM 2 では、飛行機搭乗禁止時間は選択された個人設定パラメータ(-2、-1、0、+1、+2)によって左右されます。より保守的な個人設定を選択すると、飛行機搭乗禁止時間の値がより長くなります。より積極的な個人設定を選択すると、飛行機搭乗禁止時間の値がより短くなります。
Suunto Fused™ RGBM 2 によって が計算した飛行機搭乗禁止時間が終了すると、飛行機に搭乗することができます。通常、旅客機の機内気圧は上空約 3,000 m と同等の気圧に達します。
警告:ダイブコンピュータが飛行機搭乗禁止時間をカウントダウンしている間は、飛行機に搭乗しないでください。飛行機に搭乗する前に必ずダイブコンピュータを起動し、飛行機搭乗禁止の残り時間を確認してください。飛行機搭乗禁止時間内の飛行機搭乗および高所移動は、減圧症のリスクが非常に高まります。ダイバーズ・アラート・ネットワーク(DAN:Divers Alert Network)が発信している情報を参考にしてください。潜水後の飛行機搭乗において、減圧症を完全に防ぐことを保証する規定は存在しません。
Suuntoアプリ
Suuntoアプリを使用すると、デバイスとダイブ設定を簡単にカスタマイズできます。SuuntoアプリケーションでのダイブモードのカスタマイズおよびSuuntoアプリケーションでのダイブモードのカスタマイズ方法を参照してください。
Suunto App を使用すれば、簡単にダイブログをアプリに転送して水中でのアドベンチャーを追跡したり、仲間とシェアしたりすることができます。
iOS 用 Suunto App とのペアリングを行う場合:
- iTunes App Store からアプリと互換性のある Apple デバイスに Suunto App をダウンロードし、インストールします。アプリの説明欄には、対応機種や OS などに関する最新の互換性情報が記載されています。
- Suunto App を起動し、Bluetooth がオンになっていない場合は、オンにします。アプリはフォアグラウンドで実行中のままにします(アプリが最前面にある状態)。
- のセットアップをまだ完了していない場合は、今すぐ行ってください(「はじめに」を参照)。
- 右上にある設定アイコンをタップし、新しいデバイスを追加するために「+」アイコンをタップします。
- 検出されたデバイスのリストからダイブコンピュータを選択し、[ペアリング]をタップします。
- ダイブコンピュータの画面上に表示されたパスキーをモバイルデバイスのペアリング設定リクエスト画面に入力し、 をタップします。
- リクエストフィールドの下部にある「PAIR」をタップします。
Android 用 Suunto App とのペアリングを行う場合:
- Google Play からアプリと互換性のある Android デバイスに Suunto App をダウンロードし、インストールします。アプリの説明欄には、対応機種や OS などに関する最新の互換性情報が記載されています。
- Suunto App を起動し、Bluetooth がオンになっていない場合は、オンにします。アプリはフォアグラウンドで実行中のままにします(アプリが最前面にある状態)。
- のセットアップをまだ完了していない場合は、今すぐ行ってください(「はじめに」を参照)。
- スタート画面の右上隅にある時計のアイコンをタップします。
- 検出されたデバイスのリストからダイブコンピューターを選択し、[ペアリング]をタップします。
- ダイブコンピュータの画面上に表示されたパスキーをモバイルデバイスのペアリング設定リクエスト画面に入力し、 をタップします。
- リクエストフィールドの下部にある「PAIR」をタップします。
メモ:機内モードがオンになっているとペアリングを行うことができません。ペアリングを行う前に機内モードをオフにしてください。
ログと設定を同期する
ログと設定を同期するためには、まず Suunto DM5 をインストールする必要があります( を参照)。
からログをダウンロードし、設定を同期するには:
- Bluetooth経由でSuunto D5をモバイルデバイスに接続します。
- Suuntoアプリを起動します。
- 同期が完了するまで待ちます。
新しいダイブログは、日付と時刻順にアクティビティ履歴に表示されます。
SuuntoLink
SuuntoLinkを使用して、Suunto D5のソフトウェアを更新します。PC または Mac に SuuntoLink をダウンロードしてインストールします。
新しいソフトウェアアップデートが公開され次第、デバイスにインストールすることを強くお勧めします。アップデートが公開されると、SuuntoLink および Suunto モバイルアプリから通知されます。
詳細については、www.movescount.com/connect をご覧ください。
ダイブコンピュータのソフトウェアを更新するには:
- 付属の USB ケーブルを使って、 をパソコンに接続します。
- SuuntoLink を起動します(すでに起動していない場合)。
- SuuntoLink にあるアップデートボタンをクリックします。
ヒント:ダイブを同期するには、ソフトウェアを更新する前にデバイスをSuuntoアプリに接続します。
タンク圧
は、合計 3 つの Suunto Tank POD をタンク圧情報のワイヤレス転送に使用することができます。
Suuntoタンクポッドの取り付けとペアリングについては、「Suuntoタンクポッドの取り付けとペアリングの方法」を参照してください。
タンク圧ビューには、以下の表示画面があります。
切り替えウィンドウには、実際のタンク圧が青いフィールドに表示されます(フィールドの色は青がデフォルトです)。同じ情報はアーチ上の青い矢印でも表示されます。アーチの青い部分は、タンク圧アラームに設定した値と実際のタンク圧の間の範囲を表しています。

次の例は、タンク圧アラームが 100 bars に設定されています。右下隅の切り替えウィンドウには 75 bar のタンク圧が表示されます。
タンク圧アラームがオンになっていると、実際のタンク圧の値がアラームを設定した値と 50 bars の間の場合、タンク圧が表示される切り替えウィンドウのフィールドが黄色、この範囲に相当するアーチも黄色で表現されます。

タンク圧が 50 bars を下回り(赤いアーチの範囲に該当する場合)、実際のタンク圧の値が表示される切り替えウィンドウのフィールドが赤になり、必然的にアラームがトリガーされます。

タイマー
には、水面または潜水時の特定のアクションの時間を計ることができるタイマー機能があります。タイマーはスクロール可能アイテムとして右下角に表示されます。
タイマーの使用方法:
- 上ボタンを押してタイマーを開始します。
- 上ボタンを再度押すとタイマーを一時停止できます。
- 上ボタンを長押しするとタイマーがリセットされます。
タイマーの作動はダイブログに保存されます。
ウォーターコンタクト
のウォーターコンタクト機能は、デバイスが水没したことを認識するための機能です。水中に沈めると、ウォーターコンタクトの電極が水の電気伝導特性によって接続され、水没したことを検知します。
は水を検知するとダイブ状態に切り替わります。次の条件を満たすとダイブが開始します。
- ウォーターコンタクトがオンの状態:水深 1.2 m(4 ft)に達した時点、または
- ウォーターコンタクトがオフの状態:水深 3.0 m(9.8 ft)に達した時点
次の条件を満たすとダイブが終了します。
- ウォーターコンタクトがオンの状態:フリーダイビングで水深 0.9 m(2.9 ft)に達した時点、スキューバダイビングで水深 1.2 m(3.9 ft)に達した時点、または
- ウォーターコンタクトがオフの状態:水深 3.0 m(9.8 ft)に達した時点。
浮上インジケータより左上に、デバイスが水中にあることを示す波のアイコンが現れます。ダイブ画面アイコンの概要については、表示モード、ビュー、および状態を参照してください。
ウォーターコンタクトアイコン:

Free(フリー)モードの 深度ビューに表示されるウォーターコンタクトアイコン:

注意:デバイスが正常に機能していない場合、クエスチョンマーク(疑問符)のある黄色の四角が現れます。たとえば、ウォーターコンタクトが誤動作していることを意味します。バックアップ計器に切り替えて、ただちにダイビングを中止し、安全に浮上して水面に戻ってください。Suunto カスタマーサポートにお電話にてお問い合わせのうえ、Suunto 認定サービスセンターに返送して点検してもらってください。
