コンピューターの起動と事前チェック
本機は1.2 m(4 ft)より深く潜水すると自動的にDIVE モードが作動します(ダイブモードをオフにした場合を除く)。潜水前には手動でダイブモードに切り替え、電池容量、表示などを確認してください。
がダイブモードに入るたびに、次の順に表示が切り替わり一連のチェックを行うことができます。ディスプレイのセグメントが全て表示、バックライトの点灯とアラームの鳴音。そして、バッテリー容量の状態が表示されます。
ダイビングを計画している旅行の前には、すべてが適切に機能していることを確認する必要があります。
画面表示が全て切り替わると、はサーフェスモードに入ります。潜水前にも次の表示を必ず確認してください。
事前点検では、以下の確認を行います。
- は正しいモードにあり、ディスプレイが完全に表示されます。
- 表示単位が正しく設定されている。
- バッテリー容量はOKと表示されるか
- アラームは鳴るか
アラーム・警告・通知
には、音声と視覚でのアラーム機能があり、重要な限度またはプリセット値に達したことを通知します。
優先度が低いことを示す1種類のアラーム音:
アラームタイプ |
サウンドパターン |
継続時間 |
優先度が低い |
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3.2秒間隔で0.8秒のアラーム音が継続 |
音の変化による2種類のガイダンス通知:
指示のビープ音 |
サウンドパターン |
解釈 |
浮上 |
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浮上開始警告 |
潜降 |
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潜降開始警告 |
は、バッテリー寿命を節約するために、アラーム中断時に情報を表示します。
優先度の低いアラームについて:
アラームタイプ |
アラームの理由 |
優先度の低いアラームが2回。
最大深度の値が点滅。
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任意で設定した最大深度またはアラームの固定値に到達したため。いずれかのボタンを押し、アラームを確認します。 |
優先度の低いアラームが2回。ダイブタイムの値が点滅。 |
任意で設定したダイブタイムに到達したため。いずれかのボタンを押し、アラームを確認します。 |
優先度の低いアラームが1回。最大深度の値が点滅。 |
任意で設定した深度に到達しました。いずれかのボタンを押し、アラームを確認します。 |
優先度の低いアラームが1回。
サーフェスタイムの値が点滅。
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次回の潜水までのサーフェスタイムの長さ。いずれかのボタンを押し、アラームを確認します。 |
視覚的アラーム
画面の表示 |
意味 |
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飛行機搭乗禁止(1回の10分間のフリーダイブ後) |
アプネアタイマー
アプネアタイマーはフリーダイビングのインターバールトレーニングに使用することができます。アプネアタイマーでは以下の設定を調整できます。
- Vent.(換気):換気時間。呼吸時間の開始時間です。この時間は、各インターバルで設定時間により増加します。
- Incr(増分):増分時間。各間隔の換気時間に追加されます。例えば、換気時間が1:00分で、設定時間が0:30秒の場合、最初の換気間隔は1:00、2番目の換気時間は1:30、3番目の換気時間は2:00となります。
- Repeats(繰り返し):間隔の数
アプネアタイマー設定を調整する:
- 時刻モードでを長押しして、アプネアタイマーを表示します。
- アプネアタイマーの設定を行うには、を長押しします。
- UPまたはDOWNでタンク圧を調整し、SELECTで確定します。
- UPまたはDOWNでタンク圧を調整し、SELECTで確定します。
- UPまたはDOWNでタンク圧を調整し、SELECTで確定します。
アプネアタイマーを使用する:
- 最初のインターバルを開始するにはを押します。タイマーは、換気時間をカウントダウンします。カウントダウンは、設定された換気時間を過ぎても-0:30秒まで続けられます。
- アプネアサイクルを開始するには、を押します。これは、カウントダウン中、いつでも開始することができます。アプネアタイムの時間間隔の設定はありませんので、任意の間隔で使用できます。
- もう一度を押すと、次の換気サイクルが開始されます。
- タイマーは設定された間隔の回数が終了するまで繰り返されます。
- アプネアタイマーを終了するには、を押します。
を長押しすると、アプネアタイマーをリセットできます。
アプネアタイマーでは最大20間隔までサポートされます。最後のリピートの換気時間の増減は”0:05秒より短く"、"20:00分より長く"設定することはできませんのでご注意ください。
警告:フリーダイビング、スキンダイビングなどの素潜りは、酸素不足が原因で突然の失神を起こすシャローウォーター・ブラックアウト(SWB)を引き起こす危険性があります。
BACKLIGHT
ダイビング中にバックライトを点灯するには、MODEを押します。
あるいは、バックライトが点灯するまでMODEを長押しして、バックライトを使用します。
バックライトはオン/オフおよび点灯時間を設定できます。
バックライトの点灯期間を設定する:
- 時刻モードで、DOWNを長押しします。
- DOWNを押してBacklight(バックライト)までスクロールし、SELECTを押します。
- DOWNまたはUPで点灯時間を設定するか、オフにします。
- MODEを押して設定を保存し、終了します。
メモ:バックライトをオフに設定した場合はアラームや警告音が鳴った場合でも、バックライトは点灯しません。
バッテリー残量の表示
温度や内部の酸化は、バッテリーの電圧に影響を与える可能性があります。を長期間保管したり、低温環境で使用したりすると、バッテリー容量が十分であっても、低バッテリー警告が表示されることがあります。
このような場合、ダイブモードを起動し、バッテリー残量を確認する必要があります。バッテリー残量が少ない場合には、バッテリー残量警告が表示されます。
バッテリー残量警告がサーフェスモードで表示される場合や、画面表示が薄れてきた場合は、バッテリー残量が低下している状態です。この場合には必ずバッテリー交換を行ってください。
メモ:バッテリー残量警告が表示されているときは、バックライトとアラーム音が起動しません。
カレンダークロック
時刻・日付表示は、のデフォルトモードです。
時刻
時刻設定では、時刻、分、秒、フォーマット(12時間または24時間)を設定できます。
時刻を設定する:
- 時刻モードで、DOWNを長押しします。
- UPを押してDate(日付)までスクロールし、SELECTを押します。
- DOWNまたはUPで時間を設定し、SELECTで確定します。
- 分と秒について繰り返します。DOWNまたはUPで時間を設定し、SELECTで確定します。
- MODEを押して終了します。
日付
日付と曜日は、時刻モードの一番下の行に表示されます。DOWNを押して表示を切り替えることができます。
日付を設定するには:
- 時刻モードで、DOWNを長押しします。
- UPを押してDate(日付)までスクロールし、SELECTを押します。
- DOWNまたはUPで年を設定し、SELECTで確定します。
- 月と日も同様に設定を行います。
- MODEを押して終了します。
単位
単位設定では、単位をメートル法とインペリアル法のどちらで表示するかを選択します。
- 時刻モードで、DOWNを長押しします。
- UPを押してUnits(単位)までスクロールし、SELECTを押します。
- DOWNを押してMetric(メートル法)またはImperial(インペリアル法)に切り替えて、SELECTで確定します。
- MODEを押して終了します。
デュアルタイム
デュアルタイムによって、2つ目のタイムゾーンの時刻をトラッキングできます。デュアルタイムは、時刻モードでDOWNを押すと、画面の左下に表示されます。
デュアルタイムを設定するには:
- 時刻モードで、DOWNを長押しします。
- UPを押してDual Time(デュアルタイム)までスクロールし、SELECTを押します。
- DOWNまたはUPで時間を設定し、SELECTで確定します。
- 分の設定を繰り返します。
- MODEを押して終了します。
アラームクロック
にはデイリーアラームの機能があり、平日にまたは毎日、一度だけ起動するように設定できます。
デイリーアラームが起動すると、画面が点滅し、アラームが60秒間鳴ります。アラームを止めるには、いずれかのボタンを押します。
デイリーアラームを設定する:
- 時刻モードで、DOWNを長押しします。
- UPを押してContrast(コントラスト)までスクロールし、SELECTを押します。
- またはを押してアラームの起動を選択し、で確定します。オプションは、Off(オフ)、Once(一度)、Weekdays(平日)、またはEvery Day(毎日)です。
- DOWNまたはUPで時間を設定し、SELECTで確定します。
- 分の設定を繰り返します。
- MODEを押して終了します。
ディスプレイコントラスト
ディスプレイコントラストは、好みに応じて調整したり、潜水環境の変化に応じて変更したりできます。
- 時刻モードで、DOWNを長押しします。
- UPを押してContrast(コントラスト)までスクロールし、SELECTを押します。
- DOWNまたはUPで、0(淡)~10(濃)の間でコントラストを変更します。
- MODEを押して終了します。
深度アラーム
デフォルトで、深度アラームは深度30 m(100 ft)で鳴ります。自分の希望する深度に調整することも、オフにすることもできます。
深度アラームを調整する:
- ダイブモードで、DOWNを長押しして設定に入ります。
- を押し、Depth Alarm(深度アラーム)までスクロールして、を押します。
- を押してアラームのオン/オフを切り替えて、で確定します。
- [DOWN] または [UP] で PO2 を調節し、[SELECT] で確定します。
- MODEを押して終了します。
深度アラームが起動したら、バックライトが点滅し、”優先度の低いのアラーム音”が鳴ります。いずれかのボタンを押し、アラームを確認します。
ダイブ履歴
は、メモリーモードで詳細なログブックとダイブヒストリーを見ることができます。
ログブックには、記録された各潜水のダイブプロフィールが保存されています。ログはサンプルレートに基づき保存されています。(を参照してください)。
ダイブヒストリーとは、記録されたすべての潜水の概要です。
ダイブヒストリーを表示する:
- MODEを長押ししてMEMを表示させます。
- History(履歴)とLogbook(ログブック)を、またはで切り替えます。
- ヒストリーまたはログブックを表示している状態でMODEを押すと前の画面に戻り、もう一方に切り替えることができます。終了するにはMODEをもう一度押します。
ヒストリー
ダイブヒストリービューに入ると、DOWNまたはUPでScuba History(スクーバヒストリー)とFree Dive History(フリーダイブヒストリー)を切り替えることができます。
スクーバダイブヒストリーには、以下の内容が表示されます。
- 潜水時間(1回の潜水が10分を超える場合)
- 累積の潜水回数
- 最大深度
スクーバダイブヒストリーには、潜水回数が最大999回、潜水時間が最大999時間まで記録されます。この上限に達すると、カウンターがゼロにリセットされます。
フリーダイブヒストリーには、以下の内容が表示されます。
- 最長ダイブタイムとそのときの到達深度
- 累積のダイブタイム(時間と分)
- ダイブ回数
フリーダイブヒストリーには、潜水回数が最大999回、潜水時間が最大99:59時間まで記録されます。このような上限に達すると、カウンターがゼロにリセットされます。
ログブック
ログブックへアクセスする:
- MODEを3 回押し、MEMモードを表示します。
- UPを押してLogbook(ログブック)を選択します。
- DOWNまたはUPを押し、見たいログまでスクロールしてSELECTを押します。
- SELECTを押してページをスクロールします。
- MODEを押して終了します。
ログは3ページに分けて表示されます。
- サマリー
- 最大深度
- 日付
- 潜水のタイプ(ダイブモードの1文字目で示されます。(F)は(フリー)モードで、潜水時間が10分を超えた場合(G)は(ゲージ)モードです)。
- 潜水開始時間
- ダイブナンバー(古い順)
- 合計潜水時間(分)
- 水面休息時間
- 最大深度
- 水面休息時間
- 平均深度
- ダイブプロフィール
- ダイブプロフィールのグラフ表示
- 水温
- ダイブプロフィールグラフ(潜水深度の時系列グラフ)
ダイブプロフィールグラフをスクロール表示するにはUPを押します。自動的にスクロールするにはUPを長押しします。
ダイブプロフィールは、ポイントごとのダイブ情報を示します。
最も古い潜水と最新の潜水の間に、「End of Logs」(ログの最後)というテキストが表示されます。
ログブックの容量は、サンプルレートにより異なります。デフォルト設定(2秒)の場合、容量は約3.5時間分となります。
メモリーがフルになり新しいログが記録されると、最も古いログが削除されます。
ダイブコンピュータ本体のメモリーに保存されているログは通常のバッテリー交換で消えてしまうことはありませんが、バッテリー交換や修理を行う前に念のためログブックに転送して保存しておくことをお勧めします。
ダイブナンバー
同日中に反復潜水を行うと、1つのダイブシリーズの一部と見なされます。
ログにはダイブシリーズごとに、反復潜水番号(ダイブナンバー)が与えられます。シリーズの最初の潜水はDIVE 1(潜水1)、2回目の潜水はDIVE 2(潜水2)のようになります。
ダイブモード
スント D4fは3つのダイブモードを搭載。
- フリーダイビング機能
- Off(オフ):ダイブモードを完全にオフにする。ダイブコンピュータを水に入れても自動的にダイブモードにならず、潜水計画モードは非表示です。
デフォルトでは、ダイブモードに入ると(フリー)モードが起動します。また設定により、他のダイブモード(Nitox, Gaude, Free)への切り替え、ダイブモードをオフに切り替えることができます。
ヒント:ダイブモードは、ダイブコンピューターをしないときにはオフに設定することもできます。
ダイブモードを変更する:
- 時刻モードで、DOWNを長押しします。
- [SELECT] を押して Dive Mode(ダイブモード)に入ります。
- UPまたはDOWNでタンク圧を調整し、SELECTで確定します。
- MODEを押して終了します。
それぞれのダイブモードには個別の設定があり、それらのダイブモードを使用中には設定を調整する必要があります。
ダイブモード設定を変更する:
- ダイブモードで、DOWNを長押しします。
- 下または上を押して、設定をスクロールします。
- SELECT ボタンを押して設定を表示します。
- DOWNまたはDOWNでタンク圧を調整し、SELECTで確定します。
- MODEを押して終了します。
フリーモード
Free(フリー)モードでは、をフリーダイビング用機器として使用できます。潜水時間は、ディスプレイ中央に分と秒で表示されます。
フリーダイビングは水深1.2 mで始まり、水深0.9 m未満になると終了します。
Free(フリー)モードには、以下の設定があります。
- 深度通知(「深度通知」を参照してください)
- 深度アラーム(「深度アラーム」を参照してください)
- ダイブ時間アラーム(「ダイブ時間アラーム」を参照してください)
- 表面タイマ(「表面カウントダウンタイマ」を参照してください)
- サンプルレート(「サンプルレート」を参照してください)
深度通知
フリーダイビング用に深度通知を5つまで任意で設定できます。例えば、フリーフォールのタイミングを通知することができます。通知ごとに深度を設定し、それぞれオンとオフを切り替えることができます。
通知深度に達すると、バックライトが点滅し、”優先度の低いアラーム音”が鳴ります。
深度通知を設定するには:
- 時刻モードで、DOWNを長押しします。
- を押してDepth Notify(深度通知)設定に入ります。
- またはで通知をスクロールし、で通知に入ります。
- DOWNまたはUPを押してオン/オフを切り替えて、SELECTで確定します。
- DOWNまたはUPでタンク圧を調整し、SELECTで確定します。
- 次の通知にスクロールして変更するか、を押して終了します。
サーフェスカウントダウンタイマー
フリーダイビングでは、次回の潜水に備えるためにサーフェスカウントダウンタイマーを利用できます。は、1.2 m(4 ft)に達するとすぐにカウントダウンを始めます。
サーフェスカウントダウンタイマーを設定する:
- 時刻モードで、DOWNを長押しします。
- を押し、Surf.Time Notify(水面休息時間の通知)までスクロールします。
- またはを押してタイマーをオンにして、で確定します。
- DOWNまたはUPでタンク圧を調整し、SELECTで確定します。
- MODEを押して終了します。
ダイブタイムアラーム
ダイブタイムアラームは、ダイビングの安全性を高めるためにさまざまな目的で起動し、使用できれます。これは分単位の簡単なカウントダウンタイマーです。
ダイブタイムアラームを設定する:
- ダイブモードで、DOWNを長押しします。
- 下または上に押すと、アラーム時間までスクロールします。
- を押してアラームをオンにして、で確定します。
- UPまたはDOWNで年を設定し、SELECTで確定します。
- MODEを押して終了します。
サンプルレート
サンプルレートによって、潜水中の情報がログにどのような間隔で保存されるのかが決まります。デフォルトのサンプルレートは2秒です。
サンプルレートを変更する:
- ダイブモードで、DOWNを長押しします。
- UPを押してDate(日付)までスクロールし、SELECTを押します。
- DOWNまたはUPを押してオン/オフを切り替えて、SELECTで確定します。
- MODEを押して終了します。
サンプルレートのオプションは、1、2、5秒です。
ストップウォッチ
ストップウォッチは、経過時間とスプリットタイムの測定に使用できます。
ストップウォッチを起動するには:
- 時刻モードで、またはを押して最下段のビューをスクロールし、ストップウォッチを表示します。
- ストップウォッチをスタート/ストップするには、を押します。
- スプリットタイムを測定するには、を押します。
- ストップウォッチをリセットするにはSELECTを長押しします。
ストップウォッチを停止すると、を押してスプリットタイムをスクロールできます。
水面休息時間と飛行機搭乗禁止時間
水面に戻ると、はダイビング後の安全情報とアラームの提供を続けます。潜水後、飛行機に搭乗するまで待つ必要がある場合、すべてのモードで飛行禁止シンボルが表示されます。

水面休息時間と飛行機搭乗禁止時間の詳細情報を確認するには、ダイブモードにします。
は、Surf t.(水面休息時間)フィールドに、水面に浮上してからの経過時間を示します。飛行機シンボルは、飛行機に搭乗すべきではないことを示します。No Fly(飛行禁止)フィールドで、飛行機への搭乗が安全になるまでの時間がカウントダウンされます。
1回のフリーダイブが10分を超えるか、(ゲージ)モードで潜水を行うと、飛行機搭乗禁止時間は常に48時間になります。
警告:ダイブコンピュータが飛行機搭乗禁止時間をカウントダウンしている間は、飛行機に搭乗しないでください。飛行機に搭乗する前に必ずダイブコンピュータを起動し、飛行機搭乗禁止の残り時間を確認してください。飛行機搭乗禁止時間内の飛行機搭乗および高所移動は、減圧症のリスクが非常に高まります。ダイバーズ・アラート・ネットワーク(DAN:Divers Alert Network)が発信している情報を参考にしてください。潜水後の飛行機搭乗において、減圧症を完全に防ぐことを保証する規定は存在しません。
ダイバーズ・アラート・ネットワーク(DAN:Divers Alert Network)は、以下の飛行機搭乗禁止時間を推奨しています。
- 民間機の飛行高度(最大2,400 m(8,000 ft))まで上昇してもダイバーが何も発症しないことを合理的に保証するためには、少なくとも12時間の水面休息時間が必要となります。
- 数日間にわたって毎日複数回の潜水を行う計画を立てているダイバーや減圧停止を要する潜水を行うダイバーは、特別な注意を払い、飛行機に搭乗するまで12時間よりさらに長い時間待機しなければなりません。さらに、国際潜水・高気圧環境医学会(UHMS)は、標準のエアーシリンダを使用しており減圧症の兆候が見られないダイバーに対し、最大2,400 m(8,000 ft)まで機内の圧力が上昇する飛行機に搭乗する前に、最後の潜水から24時間待機することを推奨しています。この推奨には、以下の2つの例外があります。
- ダイバーの過去48時間以内の潜水時間が合計2時間に満たない場合、推奨される飛行前の水面休息時間は12時間です。
- 減圧停止が必要であった潜水の後は、少なくとも24時間、可能であれば48時間、飛行機の搭乗まで待機すべきです。
Suuntoは、すべてのDANおよびUHMSガイドラインに従い、ダイブコンピュータの飛行機搭乗禁止時間がゼロになるまで飛行機に搭乗しないことをお勧めしています。
トーン
デバイスのトーンは、オン/オフにできます。トーンがオフのとき、アラームは鳴りません。
トーンを設定する:
- 時刻モードで、DOWNを長押しします。
- DOWNまたはUPを押してTones(トーン)までスクロールし、SELECTを押します。
- DOWNまたはUPを押してオン/オフを切り替えて、SELECTで確定します。
- MODEを押して終了します。
ウォーターコンタクト
ウォーターコンタクトは、ケースの側面にあります。水中に沈めると、ウォーターコンタクトの電極が水の電気伝導特性によって接続され、水没したことを検知します。ウォーターコンタクトが機能し水深センサーが1.2mの水圧を感知すると、自動的にダイブモードに切り替わります。
ACは、ウォーターコンタクトが停止するまで表示されます。ウォーターコンタクトはいつでも清潔に保つことが重要です。汚れやほこりがあると、自動起動/停止が正しく機能しないことがあります。
メモ:ウォーターコンタクト周辺に水分があると、ダイブモードが起動する場合があります。例えば、手を洗ったり汗をかいている状態にあるとACが起動することがあります。バッテリーの消費を抑えるために、柔らかいタオルでウォーターコンタクトを乾燥させるとAC表示が消えます。