UTMBモンブラン観戦ガイド|Suuntoアスリートおすすめの応援スポット9選

SuuntoRunAugust 28 2025

世界中のトレイルランナーが憧れるUTMBモンブラン

UTMB本戦は、フランス、イタリア、スイスを通りながらモンブラン山群を巡る、約170km・累積標高約10,000mのウルトラトレイルレースです。選手として参加するだけでなく、山間の町や峠でランナーを応援することも、UTMBモンブランならではの楽しみ方です。

The legendary UTMB, a 174 km run around the Mont Blanc, starts in Chamonix on August 29 at 5:45pm.

スタートとフィニッシュの舞台となるシャモニーの熱気。夜の山を進むヘッドライトの列。国境を越える峠での声援。観戦する場所によって、見える景色やレースの表情は大きく変わります。

この記事では、シャモニー周辺の山々をよく知るSuuntoアスリート、ステファニー・ケースとエリース・ポンセがおすすめする、UTMBモンブランの観戦スポットを紹介します。

※観戦前に最新情報をご確認ください

レースコース、選手の通過予定時刻、観戦可能エリア、交通規制、シャトルバスや鉄道、リフトの運行状況は、開催年や天候によって変わる場合があります。現地へ向かう前に、UTMBモンブラン公式サイトで最新情報をご確認ください。

UTMBモンブランのおすすめ観戦スポット6選

1. サン・ジェルヴェ|レース序盤から熱気を感じたい人に

Notre Dame de la Gorge definitely is one of the most legendary spectator spots.

サン・ジェルヴェは、レース序盤から多くの観客が集まる、にぎやかな応援スポットです。

街中を通過するランナーとの距離が近く、音楽や声援に包まれながら、これから長い夜へ向かう選手たちを送り出せます。

静かな山岳観戦というよりも、UTMBモンブランのフェスティバルらしい雰囲気を楽しみたい人におすすめです。

こんな人におすすめ

  • 大勢の観客と一緒に盛り上がりたい
  • 街中で観戦したい
  • レース序盤の選手を応援したい

2. ノートルダム・ドゥ・ラ・ゴルジュ|標高約1,210m|夜のUTMBを象徴する光景

夜のUTMBモンブランを体感したいなら、ノートルダム・ドゥ・ラ・ゴルジュは見逃せないスポットです。

暗闇の中を進むランナーのヘッドライトと、沿道から送られる声援が重なり、昼間とはまったく異なる光景が広がります。少し離れた場所から眺めると、山を登っていくライトの列が星のように見えることもあります。

夜間は気温が下がりやすいため、防寒着やヘッドライトなどを用意しておきましょう。

こんな人におすすめ

  • 夜のトレイルレースを体感したい
  • UTMBらしい象徴的な景色を見たい
  • ランナーのヘッドライトが連なる光景を楽しみたい

3. コル・デュ・ボンノム|標高2,329m|山岳レースの厳しさを感じる

コル・デュ・ボンノムは、UTMB前半の大きな登りに位置する山岳スポットです。

サン・ジェルヴェやレ・コンタミンヌ方面から向かう場合、後半に本格的な登りが待っています。街中の観戦とは異なり、山を登り続けるランナーの姿から、UTMBの厳しさを間近に感じられる場所です。

観戦地点までの移動にも体力と時間が必要です。距離、高低差、天候、日没時刻、帰りのルートまで確認したうえで向かいましょう。

こんな人におすすめ

  • 本格的な山岳区間で観戦したい
  • ハイキングとレース観戦を組み合わせたい
  • 十分な登山経験と体力がある

4. リフジオ・ボナッティ|標高2,025m|静かに景色とレースを楽しむ

Stephanie is a Chamonix-local who is commentating the UTMB live during the race week. (Image by Freetrail/Ryan Thrower)

大勢の観客が集まる応援エリアから離れ、山の景色を楽しみながら観戦したい人には、リフジオ・ボナッティがおすすめです。

グランド・ジョラスを望む山岳エリアで、レースの興奮だけでなく、モンブラン山群の雄大さも感じられます。街中の観戦スポットとは異なる、落ち着いた時間を過ごせる場所です。

山道を歩いてアクセスする可能性があるため、事前に距離や高低差、天候を確認し、登山に適した装備を準備してください。

こんな人におすすめ

  • 混雑を避けて観戦したい
  • 山岳風景を楽しみたい
  • ハイキングとレース観戦を組み合わせたい 

5. グラン・コル・フェレ|標高2,536m|国境の峠で選手を迎える

グラン・コル・フェレは、イタリアとスイスの国境に位置する、UTMBを象徴する峠のひとつです。

長い登りに挑むランナーを、山岳地帯ならではの景色の中で応援できます。街中の華やかな雰囲気とは異なり、選手が自然と向き合う姿を間近に感じられるスポットです。

標高が高い場所では、麓と天候や気温が大きく異なることがあります。時間と体力に余裕を持って計画しましょう。

こんな人におすすめ

  • UTMBを象徴する山岳区間を見たい
  • 厳しい登りに挑むランナーを応援したい
  • 国境の峠から雄大な景色を眺めたい 

6. ラ・フーリー|標高約1,600m|スイス側の山岳風景を楽しむ

ラ・フーリーは、モンブラン山群のスイス側に位置する小さな村です。

山に囲まれた落ち着いた環境で、イタリア側の厳しい山岳区間を越えてきたランナーを迎えられます。また、グラン・コル・フェレ方面へ向かうルートの起点としても紹介されています。

大会期間中は、道路や駐車場の規制によって自家用車でアクセスできない場合があります。公式の交通案内や移動サービスを確認しておきましょう。

こんな人におすすめ

  • スイス側で観戦したい
  • 比較的落ち着いた村で選手を待ちたい
  • 山歩きと観戦を組み合わせたい

7. シャンペ・ラック|標高約1,470m|湖畔の景色と一緒に楽しむ

シャンペ・ラックは、森と山に囲まれた湖畔の町です。

厳しい山岳区間だけでなく、湖や街の景色を楽しみながら観戦したい人に向いています。周辺にはさまざまな距離や難易度のルートがあり、滞在スタイルや体力に合わせた計画を立てやすい場所として紹介されています。

ただし、大会期間中はアクセス方法が通常時と異なる可能性があります。観戦地点や移動時間は、公式交通ガイドを確認して決めましょう。

こんな人におすすめ

  • 湖畔や森の景色も楽しみたい
  • 山岳エリアに滞在しながら観戦したい
  • 複数の移動ルートから計画を選びたい

8. ヴァロルシーヌ|標高約1,260m|村全体の応援ムードを楽しむ

Elise lives in the Chamonix Valley and knows the mountains inside and out.

ヴァロルシーヌでは、村に集まった観客の声援を受けながら、終盤へ向かうランナーの姿を見ることができます。

長い距離を進んできた選手にとって、沿道からの応援が大きな力になる区間です。観客同士で盛り上がりながら応援したい人にも向いています。

大会期間中は道路や駐車場が規制され、場所によっては自家用車でアクセスできない場合があります。UTMBモンブランでは観客向けの移動計画が用意されるため、鉄道や公式交通サービスを基本に移動方法を検討してください。

こんな人におすすめ

  • 終盤を走る選手を応援したい
  • 村全体のにぎやかな雰囲気を楽しみたい
  • 公共交通機関を使って移動したい

9. ラ・フレジュール|標高1,877m|フィニッシュ前のドラマを見届ける

ラ・フレジュールは、シャモニーのフィニッシュへ向かう前に待ち受ける、重要な山岳区間です。

長い旅の終わりが近づく一方で、選手にはまだ厳しいアップダウンが残されています。力強く進む選手、苦しみながら一歩ずつ前へ進む選手など、長距離レースならではのさまざまなドラマを目にできる場所です。

モンブラン山群のパノラマとともに、フィニッシュを目指すランナーを応援できます。

こんな人におすすめ

  • レース終盤のドラマを見届けたい
  • モンブランのパノラマを楽しみたい
  • 山を歩きながら観戦したい 

目的別・おすすめ観戦スポット表


観戦スポット 標高の目安 特徴
サン・ジェルヴェ 約850m 街中の熱気と声援
ノートルダム・ドゥ・ラ・ゴルジュ 約1,210m 夜のヘッドライト
コル・デュ・ボンノム 2,329m 本格的な山岳区間
リフジオ・ボナッティ 2,025m 山小屋と雄大な風景
グラン・コル・フェレ 2,536m 国境に位置する高所の峠
ラ・フーリー 約1,600m スイス側の山村
シャンペ・ラック 約1,470m 湖畔と森の景色
ヴァロルシーヌ 約1,260m 終盤のにぎやかな応援
ラ・フレジュール 1,877m フィニッシュ前の山岳区間


複数のスポットを回る場合は、選手の通過予定時刻だけでなく、観戦地点間の移動時間も考慮しましょう。

トップ選手と一般ランナーでは通過時間が大きく異なります。特定のランナーを追いかけるのか、ひとつの場所にとどまって多くの選手を応援するのかによっても、適した観戦計画は変わります。

観戦スポットまでの移動も、ひとつのアドベンチャー

UTMBの観戦スポットには、街中や公共交通機関でアクセスしやすい場所だけでなく、長い登りや山岳トレイルを歩いて向かう場所もあります。

コートニー・ドーヴァルターとパウ・カペルが紹介したコル・デュ・ボンノム、リフジオ・ボナッティ、ラ・フーリー、シャンペ・ラック、ヴァロルシーヌ周辺は、観戦地点までの移動そのものを山のアドベンチャーとして楽しめるエリアです。

ただし、これらは気軽な観光ルートとは限りません。

長い距離や大きな高低差を伴うルートもあるため、次のポイントを事前に確認しましょう。

  • 観戦地点までの距離と累積標高
  • 現在の登山道の状況
  • 天候と気温
  • 日没時刻
  • 帰りの交通手段
  • 自分と同行者の体力
  • エスケープルート
  • 必要な水分や行動食

また、観戦者が選手と一緒にコース上を走ったり、指定された場所以外で伴走したりすることは認められていません。ランナーの進路を妨げず、大会スタッフの案内と最新の大会規則に従って行動してください。

▶︎関連記事:登山やトレイルで天気を確認する方法|Suuntoウォッチで気圧・日没・ストームアラームを活用

観戦スポットまでのルートをSuunto Routeplannerで準備する

山間部の観戦スポットでは、駅やバス停、リフトの到着地点からトレイルを歩いて向かう場合があります。

出発前にアクセスルートを作成し、距離、高低差、分岐を確認しておくと、現地での移動をイメージしやすくなります。

Suunto Routeplannerは、Webブラウザ上で無料で使えるルート作成ツールです。Suuntoアカウントを持っていない人でもルート作成を試すことができ、GPX、FIT、KMLファイルのアップロードにも対応しています。

Suuntoアカウントを持っている場合は、Routeplanner上でログインしてルートを作成し、共有ボタンを押すことでSuuntoアプリに保存できます。GPXファイルを一度ダウンロードし、あらためてアプリへアップロードする必要はありません。

Suuntoアプリに保存したルートを対応ウォッチへ同期すれば、観戦スポットまでの移動中にルートナビゲーションを利用できます。

▶︎関連記事:GPXルートをSuuntoウォッチに入れる方法|Routeplannerで山・トレランの準備をもっと簡単に

アップダウンのある移動にはクライムガイダンスを活用

山の観戦スポットへ向かうときは、距離だけでなく「この先どのくらい登るのか」「どこから下りが始まるのか」を把握することも重要です。

Suuntoの対応ウォッチで利用できるクライムガイダンスでは、ルートの高度情報をもとに、登り、下り、平坦などの区間を確認できます。

ルートをウォッチへ同期しておけば、高度プロファイルや残りの登りを手元で確認しながら、歩くペースや休憩のタイミングを考えやすくなります。

▶︎関連記事:登山・トレイルのペース配分に役立つSuuntoクライムガイダンスとは

▶︎ルートナビゲーション対応のSuunto GPSウォッチを見る

UTMBモンブランを観戦するときの注意点

自家用車だけに頼らない

大会期間中は、コース周辺の道路や駐車場に規制が設けられます。公式の移動計画では、観客が自家用車を使わずにレースを追えるよう、鉄道やバスなどが案内されています。利用方法や予約条件は毎年変わる可能性があるため、事前に公式交通ガイドを確認してください。

山の天候に対応できる服装を用意する

シャモニーの街中が暖かくても、標高の高い観戦スポットでは気温が下がる場合があります。

防水性のあるジャケット、防寒着、歩きやすいシューズ、帽子、グローブなどを、行き先に合わせて準備しましょう。夜間に移動する場合は、自分で足元を照らせるヘッドライトも必要です。

ランナーと大会運営を優先する

コース上に立ち止まったり、ランナーの進路を横切ったりしないよう注意しましょう。

エイドステーション付近では、選手、サポートスタッフ、ボランティアが動きやすいスペースを確保することも大切です。私有地や立入禁止エリアには入らず、現地スタッフの案内に従って観戦してください。

自分自身の移動計画にも余裕を持つ

山の観戦スポットへ向かう場合、観戦そのものよりも長い時間を移動に使うことがあります。

距離、高低差、日没時刻、帰りの交通手段を事前に確認し、体力と時間に余裕のある計画を立てましょう。

観戦に持っていきたいアイテム

観戦場所や時間帯に合わせて、次のようなアイテムを準備しておくと便利です。

  • 防水ジャケットと防寒着
  • 歩きやすいシューズ
  • ヘッドライト
  • 水分と行動食
  • モバイルバッテリー
  • 公共交通機関のチケットや予約情報
  • オフラインで確認できる地図
  • GPSウォッチ
  • ランナーを応援するベルやフラッグ

応援用のベルなどを使う場合は、周囲の観客や地域住民にも配慮しましょう。

▶︎関連記事:「トレランにおすすめのGPSスマートウォッチとは?必要な機能と選び方

観戦だけでなく、シャモニーのトレイルも楽しむ

レース観戦の前後に時間があれば、シャモニー周辺のトレイルを歩いてみるのもおすすめです。

ステファニー・ケースは、シャモニー周辺で楽しめる場所として、氷河を望むラ・ジョンクシオン、モンブラン山群を見渡せるラック・ブラン、稜線の景色を楽しめるベルシャタージュ避難所とブレヴァン周辺を紹介しています。

いずれも山岳ルートのため、季節、天候、積雪、リフトの運行状況、自分の体力を確認したうえで計画してください。

まとめ:応援する場所によって、UTMBの見え方は変わる

街中の熱気、夜のヘッドライト、静かな山小屋、国境の峠、湖畔の村、フィニッシュ前の最後の山岳区間。

UTMBモンブランには、場所ごとに異なる景色と物語があります。

大勢の観客と一緒に盛り上がるのか、山の中で静かに選手を待つのか。ひとりの選手を追うのか、ひとつの場所にとどまってレースの流れを見届けるのか。

自分に合った観戦スタイルを選び、移動ルートや装備を事前に準備することで、UTMBモンブランでの体験はさらに特別なものになります。

選手として走らなくても、声援を送ることでレースの一部になれる。

次にシャモニーを訪れるときは、モンブラン山群を舞台にしたこの特別なレースを、トレイルのそばから体感してみてください。

SUUNTOはUTMB World Seriesの公式テクニカルパートナー

SUUNTOは、UTMB World Seriesの公式GPSウォッチ&テクニカルパートナーです。

長時間のトレイルレースで求められるGPS計測、オフラインマップ、ルートナビゲーション、バッテリー性能、トレーニングやリカバリーの管理など、GPSスポーツウォッチを通じて、世界各地のUTMB World Seriesに挑戦するランナーをサポートしています。

日本では、石川県加賀市・山中温泉エリアを舞台に開催された「Kaga Spa Trail Endurance 100 by UTMB®」に、オフィシャルテクニカルパートナーとして協賛。2026年大会ではEXPOにSUUNTOブースを出展し、GPSスポーツウォッチの展示・販売や試着体験、参加ランナー向けのウォッチ体験企画などを実施しました。

モンブランから日本のトレイルまで。SUUNTOは、日々のトレーニング、ルートの準備、レース本番、そして終了後のリカバリーまで、トレイルランナーの挑戦を支えています。

▶︎関連記事:SUUNTO、Kaga Spa Trail Endurance 100 by UTMB®に協賛。EXPOで展示・販売、ウォッチ体験モニターキャンペーンを実施

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