SUUNTOブログ
SUUNTOのGPSウォッチのバッテリーモードを解説|違い・選び方・長持ちさせる方法
SUUNTOのGPSウォッチには、運動時間や必要な計測精度に合わせて選べる複数のバッテリーモードがあります。
「通常はどのモードを選べばいい?」「省電力なモードにすると何が変わる?」「できるだけ長時間記録するには?」と迷ったことがある方も多いのではないでしょうか。
GPSウォッチSUUNTOのバッテリーモードは、単に消費電力を抑えるための機能ではありません。GPS精度や心拍計測などを調整し、計測精度とバッテリー駆動時間のバランスを選ぶための機能です。
この記事では、SUUNTOの充電式GPSスポーツウォッチに共通するバッテリーモードの考え方、アクティビティに合わせた選び方、バッテリーを長持ちさせるポイントを解説します。
※利用できるモードの名称や設定内容は、モデルによって異なります。掲載情報は2026年7月時点のものです。
SUUNTO GPSウォッチのバッテリーモードとは?
バッテリーモードとは、エクササイズを記録するときの消費電力とウォッチのパフォーマンスを調整する機能です。
対応モデルでは、エクササイズを開始する前に、現在選択しているバッテリーモードであと何時間記録できるか、推定駆動時間が表示されます。
モードを変更すると駆動時間を延ばせる一方、GPS精度や心拍計測など、一部の設定や機能も変わります。バッテリー残量が少なくなった場合、より長く使用できるモードへの変更をウォッチが提案することもあります。
基本的な考え方は、次のとおりです。
重視すること
モード選びの考え方
GPS精度や詳細な計測
精度を優先するモード
精度と駆動時間のバランス
中間のバッテリーモード
長時間の記録
駆動時間を優先するモード
最も長持ちするモードが、常に最適とは限りません。
短時間のランニングでは精度を優先し、長時間の登山やウルトラレースでは駆動時間を優先するなど、アクティビティの内容と予定時間に合わせて選ぶことが大切です。
「バッテリーモード」と「省電力」は別の機能
SUUNTOウォッチには、エクササイズ中の「バッテリーモード」と、日常使用時の「省電力」設定があります。
バッテリーモードは、ランニングや登山などを記録している間のGPS精度や計測機能を調整するものです。
一方の省電力設定は、エクササイズをしていない日常使用時の消費電力を抑えるための機能です。対応モデルで省電力を有効にすると、振動、毎日の心拍計測、Bluetooth通知などがオフになり、充電間隔を延ばすことができます。(省電力モードはバッテリー充電レベルが 10% になると自動的に有効化されます。)
目的に合わせて、次のように使い分けましょう。
エクササイズ中の連続記録時間を延ばしたい:バッテリーモードを変更する
日常使用で充電回数を減らしたい:省電力設定を使用する
モデル別|SUUNTO GPSウォッチのバッテリーモード一覧
バッテリーモードの基本的な考え方は共通していますが、利用できるモードの名称や数はモデルによって異なります。
主なモデル
プリセットされているバッテリーモード
Suunto Race 2
パフォーマンス/エンデュランス/ウルトラ/ツアー
Suunto Race
パフォーマンス/エンデュランス/ウルトラ/ツアー
Suunto Vertical 2
パフォーマンス/エンデュランス/ウルトラ/ツアー
Suunto Vertical
パフォーマンス/エンデュランス/ウルトラ/ツアー
Suunto Race/Race S
パフォーマンス/エンデュランス/ウルトラ/ツアー
Suunto Ocean
パフォーマンス/エンデュランス/ウルトラ/ツアー
Suunto Run
パフォーマンス/エンデュランス/省電力
Suunto 9 Peak Pro
パフォーマンス/エンデュランス/ツアー
Raceシリーズ、Verticalシリーズ、Suunto Oceanには、パフォーマンス、エンデュランス、ウルトラ、ツアーの4種類が用意されています。Suunto Runはパフォーマンス、エンデュランス、省電力の3種類、9 Peak Proはパフォーマンス、エンデュランス、ツアーの3種類です。
一部のモデルでは、GPS精度や画面設定などを調整したカスタムバッテリーモードも作成できます。カスタムモードの対応状況や変更できる項目は、モデルによって異なります。
なお、Suunto Oceanのバッテリー節約設定は、ランニングや登山などのスポーツ記録時に使用する機能です。ダイブアクティビティには影響しないため、ダイビング前には別途バッテリー残量を確認してください。SUUNTOでは、残量10%未満でダイビングを開始しないよう案内しています。
パフォーマンス・エンデュランス・ウルトラ・ツアーの違い
各モードの具体的な設定はモデルによって異なりますが、基本的な位置づけは次のとおりです。
パフォーマンス:計測精度を優先する基本モード
パフォーマンスは、GPS精度や計測データを重視するモードです。多くの対応モデルで、エクササイズ開始時のデフォルトモードに設定されています。
日常のランニング、インターバルトレーニング、マラソン、ルートを正確に記録したい登山などに適しています。
予定時間に対してバッテリーが十分に持つ場合は、まずパフォーマンスを基準に考えるとよいでしょう。
エンデュランス:精度と駆動時間のバランス
エンデュランスは、パフォーマンスよりも消費電力を抑えながら、一定の計測精度を維持するモードです。
長時間のトレイルランニング、日帰り登山、ロングライドなど、「できるだけ詳しく記録したいものの、パフォーマンスでは最後まで持つか不安」という場面に向いています。
ウルトラ:長時間の記録を優先
ウルトラは、エンデュランスよりもさらに駆動時間を重視するモードです。
100マイルレースや24時間イベントなど、細かな計測精度よりも、アクティビティ全体を最後まで記録することを優先したい場面で候補になります。
ウルトラはすべてのモデルに搭載されているわけではありません。Suunto Runや9 Peak Proでは、別のモード構成になっています。
ツアー:最長の記録時間を優先
ツアーは、複数日の縦走や長時間の遠征など、できるだけ長く記録を続けたい場面に適したモードです。
Raceシリーズ、Verticalシリーズ、Suunto Ocean、9 Peak Proでは、ツアーを選ぶと、標準設定で手首心拍と心拍ベルトによる計測が無効になります。
心拍数を含めたトレーニングデータを残したい場合は、エクササイズ開始前に選択中のモードと設定内容を確認してください。
代表モデルのバッテリー駆動時間
モデルによって本体サイズ、ディスプレイ、GPS、バッテリー容量などが異なるため、駆動時間にも違いがあります。
以下は、代表モデルの公称バッテリー駆動時間です。
モデル
高精度GPSでの連続記録
最長GPS記録
日常使用の目安
Suunto Race 2
最大55時間
最大200時間
最大18日間
Suunto Race
最大50時間
最大200時間
最大16日間
Suunto Race S
最大30時間
最大120時間
最大9日間
Suunto Vertical 2
最大65時間
最大250時間
最大20日間
Suunto Vertical
最大65時間、ソーラー使用時最大90時間
最大500時間
最大30日間、ソーラー使用時最大60日間
Suunto Run
最大20時間
最大40時間
最大12日間
Suunto Ocean
最大50時間
最大200時間
最大16日間
Suunto 9 Peak Pro
最大40時間
最大300時間
最大21日間
表を見るときの注意点
「高精度GPSでの連続記録」は、パフォーマンスなど、最も高いGPS精度でエクササイズを記録した場合の目安です。
「最長GPS記録」は、ツアーや省電力など、駆動時間を優先したモードでの目安です。GPS精度が下がるほか、心拍計測などが無効になる場合があります。
「日常使用」は、基本的にトレーニングを含まず、毎日の心拍計測をオンにし、手首を上げたときに画面が点灯する条件での目安です。モデルごとに測定条件が異なるため、単純に数値だけを比較するのではなく、自分の使い方に近い条件を確認してください。
実際の駆動時間は、画面設定、地図、ナビゲーション、通知、心拍計測、GPSの受信状況、気温、バッテリーの使用年数などによって変わります。
バッテリーモードはどう選ぶ?
日常のランニングやトレーニング
数十分から数時間程度のトレーニングでは、パフォーマンスが基本です。
距離、ペース、ルートを詳しく振り返りたい場合や、インターバルトレーニングのように細かな変化を確認したい場合は、精度を優先しましょう。
マラソンや日帰り登山
パフォーマンスの推定駆動時間が、予定している行動時間を十分に上回っていれば、そのままパフォーマンスを使用できます。
残量に余裕がない場合は、エンデュランスなど、精度と駆動時間のバランスを取ったモードを選びます。
「フルマラソンだから必ずパフォーマンス」「登山だから必ずエンデュランス」と決めるのではなく、スタート時の充電残量と推定駆動時間を見て判断することが大切です。
ロングトレイルやウルトラレース
長時間のイベントでは、まずエンデュランスを検討します。
エンデュランスでも最後まで持たない可能性がある場合は、ウルトラや省電力など、そのモデルに用意されている長時間側のモードへ切り替えます。
ただし、駆動時間を優先するほど、GPS精度や心拍計測などが変わる可能性があります。「何時間持つか」だけでなく、「必要なデータが残るか」も確認してください。
複数日の縦走や遠征
充電できない環境で数日間記録したい場合は、ツアーなど、最長記録を優先するモードが候補になります。
ツアーは、細かなペースや心拍数の分析よりも、アクティビティ全体を最後まで記録することを重視する場面に適しています。
地図やナビゲーションを多く使う場合
ルートを正確に確認したい場合は、可能な範囲でGPS精度を維持できるモードを選びましょう。
対応モデルでは、地図を長時間表示するとバッテリー消費が大きくなり、公称値より駆動時間が短くなる場合があります。分岐やルート確認が必要な場所で地図を開き、確認後は通常のデータ画面に戻す使い方が効果的です。
迷ったときの選び方
バッテリーモードに迷ったら、次の順番で考えてみましょう。
予定しているアクティビティの時間を確認する
スタート画面で推定駆動時間を見る
予定時間を十分に上回るモードを選ぶ
GPSや心拍など、必要な機能が有効になっているか確認する
基本は、予定時間に対して十分に持つ範囲で、できるだけ精度の高いモードを選ぶことです。
表示される推定駆動時間と予定時間がほぼ同じ場合は、途中での時間延長や気温、地図の使用などを考慮し、一段階長く使用できるモードを選ぶと安心です。
SUUNTOのバッテリーを長持ちさせる7つのポイント
1.スタート前に推定駆動時間を確認する
バッテリー残量のパーセントだけでなく、現在のモードであと何時間記録できるかを確認しましょう。
対応モデルでは、エクササイズ開始前に推定駆動時間が表示され、記録中に残量が少なくなると、長時間側のモードへの変更が提案されます。
2.アクティビティに合ったモードを選ぶ
短時間のトレーニングで、最初からツアーなどの最長モードを選ぶ必要はありません。
通常はパフォーマンスを基本にし、予定時間に対してバッテリーが足りない場合に、エンデュランス、ウルトラ、ツアーなどへ段階的に切り替えましょう。
3.地図を表示し続けない
地図やナビゲーションは便利ですが、長時間の表示はバッテリー消費を増やします。
ルート確認が必要な場所で使用し、確認後はデータ画面に戻すことで、不要な消費を抑えやすくなります。
4.画面設定を見直す
AMOLEDディスプレイ搭載モデルでは、画面の明るさや表示時間、常時表示の設定が駆動時間に影響します。
屋外で確認できる範囲に明るさを調整し、常時表示が不要な場合はオフにするなど、使用環境に合わせて設定を見直しましょう。
5.日常使用では省電力設定を活用する
毎日の心拍計測、振動、スマートフォンからの通知を常に必要としない場合は、省電力設定を活用できます。
ただし、心拍数、睡眠、回復などのデータを継続して記録したい場合は、必要な機能までオフにしないよう注意してください。
6.寒い環境では余裕を持つ
低温環境では、通常よりも1回の充電で使用できる時間が短くなる場合があります。また、充電式バッテリーの容量は、使用年数とともに徐々に低下します。
冬山や寒冷地でのレースでは、表示されている推定時間ぎりぎりではなく、余裕のあるモードを選びましょう。
7.出発前に充電と設定を確認する
長時間のアクティビティでは、出発前に次の項目を確認しましょう。
バッテリー残量
推定駆動時間
選択中のバッテリーモード
心拍計測のオン・オフ
使用するルートや地図
外部センサーとの接続
スタート前に確認することで、「必要な心拍データが記録されていなかった」「途中でバッテリーが切れてしまった」といった失敗を防ぎやすくなります。
公称の駆動時間と実際の使用時間が違うのはなぜ?
製品ページに記載されているバッテリー駆動時間は、一定の条件で測定された目安です。
実際の駆動時間は、次のような条件によって変わります。
選択しているバッテリーモード
GPSの受信環境
地図やナビゲーションの使用
画面の明るさや表示時間
心拍計測
Bluetooth通知
気温
バッテリーの使用年数
特に、地図の使用は消費電力を増やします。また、低温環境では1回の充電で使用できる時間が短くなり、充電式バッテリーの容量は経年によって少しずつ低下します。
公称値と実際の使用時間に差がある場合は、故障と判断する前に、現在の設定や使用している機能を確認しましょう。
よくある質問
バッテリーの消耗が以前より早くなったように感じます。どうすればよいですか?
まず、ウォッチのソフトウェアが最新バージョンになっているか確認してください。
ソフトウェアアップデートには、新機能だけでなく、動作の改善や不具合の修正、パフォーマンスの最適化が含まれることがあります。ウォッチをSuuntoアプリと同期し、利用可能なアップデートがあればインストールしてください。
ソフトウェアが最新の場合は、ウォッチを一度再起動してみましょう。再起動はソフトリセットとも呼ばれ、ウォッチの機能が通常どおり動作していない場合の改善に役立つことがあります。通常、保存されている設定やエクササイズデータは消去されませんが、操作方法はモデルによって異なるため、使用モデルのユーザーガイドを確認してください。
あわせて、次の設定も確認しましょう。
画面の明るさや常時表示
毎日の心拍計測
血中酸素などの自動計測
スマートフォンからの通知
地図やナビゲーションの長時間表示
エクササイズで使用しているバッテリーモード
充電が正常にできていない場合は、ウォッチと充電ケーブルの接点に汗、水分、汚れが付着していないか確認してください。ケーブルの損傷やUSB電源側の問題が原因になることもあります。
ソフトウェアの更新、再起動、設定や充電環境の確認を行っても急激な消耗が続く場合は、使用モデル、ソフトウェアバージョン、充電後にどの程度の時間で残量が減るかを記録し、SUUNTOカスタマーサポートへお問い合わせください。
工場出荷時の状態に戻すハードリセットは、ウォッチ内の未同期データや設定を消去します。最初の対処としては行わず、必要なデータをSuuntoアプリへ同期したうえで、ユーザーガイドやサポートの案内に従ってください。
バッテリーモードはエクササイズ中にも変更できますか?
対応モデルでは、記録中にバッテリー残量が少なくなると、より長時間使用できるモードへの変更が提案されます。
表示される案内に従って切り替えることで、アクティビティを最後まで記録できる可能性を高められます。
いつもパフォーマンスを使用しても問題ありませんか?
予定時間に対してバッテリーが十分に持つ場合は、パフォーマンスを基本にして問題ありません。
日常のランニングやトレーニングなど、GPS精度と詳細なデータを重視する場面に適しています。
最も長持ちするモードにするとGPSは使えなくなりますか?
GPSによる記録自体は継続されますが、GPS精度や設定が変わる場合があります。
また、ツアーでは心拍計測が標準で無効になるモデルがあります。具体的な設定はモデルによって異なるため、スタート画面でモードの内容を確認してください。
ツアーモードでも心拍数は記録されますか?
Raceシリーズ、Verticalシリーズ、Suunto Ocean、9 Peak Proでは、ツアーモードを選択すると、標準設定で手首心拍と心拍ベルトによる計測が無効になります。
心拍データが必要な場合は別のモードを選ぶか、対応モデルではCustomバッテリーモードを検討してください。
まとめ:必要な精度を保ちながら、最後まで記録できるモードを選ぼう
SUUNTOのバッテリーモードは、単にウォッチを長持ちさせるための機能ではありません。
GPS精度や心拍計測などを調整し、その日のアクティビティに必要な性能と駆動時間のバランスを選ぶための機能です。
日常のトレーニングではパフォーマンスを基本にし、予定時間に対して推定駆動時間が足りない場合は、エンデュランス、ウルトラ、ツアーなど、使用モデルに用意されている長時間側のモードへ切り替えましょう。
選ぶときのポイントは、次の3つです。
予定しているアクティビティの時間
スタート画面に表示される推定駆動時間
GPSや心拍など、記録したいデータ
必要なデータを残しながら、アクティビティ終了まで記録できるモードを選ぶこと。それが、SUUNTOのバッテリー性能を最大限に活用するポイントです。
GPXルートをSuuntoウォッチに入れる方法|Routeplannerで山・トレランの準備をもっと簡単に
初めて行く山、久しぶりに走るトレイル、少し長めのロードラン。
「この分岐で合っているかな」「予定していた道から外れていないかな」と感じたことはありませんか。
そんなときに役立つのが、事前に作成したルートをGPSウォッチに入れておく方法です。Suuntoの対応ウォッチでは、あらかじめ作成したルートをウォッチに同期し、アクティビティ中にルートを確認しながら進むことができます。紙の地図や登山地図アプリと併用しながら使うことで、山やトレイル、ランニングコースの準備をよりスムーズにしてくれます。
この記事では、無料で使えるSuunto Routeplannerを使ってGPXルートを準備し、Suuntoウォッチに入れる基本的な流れを紹介します。
Suunto Routeplannerは、誰でも無料で使えるルート作成ツール
Suunto Routeplannerは、Webブラウザ上でルートを作成・確認できるSuuntoのルートプランニングツールです。
Suuntoウォッチを持っている人はもちろん、まだSuuntoアカウントを持っていない人でも、まずは無料でルート作成を試すことができます。インストール不要でブラウザからアクセスできるため、PCやタブレットの大きな画面で地図を見ながら、登山・トレイルランニング・ランニング・サイクリングのルートを準備できます。作成したルートをSuuntoアプリやSuuntoウォッチに同期する場合は、Suuntoアカウント、Suuntoアプリ、対応するSuuntoウォッチが必要です。
Suunto Routeplannerでは、主に次のようなことができます。
地図上でルートを作成する
GPX、FIT、KMLファイルをアップロードする
作成したルートを確認・編集する
ルートを共有する
Suuntoアプリや対応ウォッチと連携する
まずはRouteplannerでルートを作ってみて、実際のアウトドアやランニングでより便利に使いたくなったら、SuuntoのGPSウォッチと組み合わせる。そんな使い方もおすすめです。
▼ Suunto Routeplannerの使い方を動画で見る
GPXルートとは?
GPXとは、GPSで使われるルート情報のファイル形式のひとつです。
登山アプリ、地図サービス、レース主催者の公式サイトなどで配布されていることがあり、コースの軌跡や地点情報をGPS対応デバイスに取り込む際に使われます。
たとえば、次のような場面でGPXルートが役立ちます。
トレイルランニング大会の試走をしたい
登山ルートを事前に確認しておきたい
ロングランやロングライドのコースを作っておきたい
友人やコミュニティで同じルートを共有したい
過去に走ったコースをもう一度たどりたい
GPXルートをSuuntoウォッチに入れておけば、スマートフォンを取り出さなくても、手元のウォッチで進行方向やルートを確認しやすくなります。
GPXルートをSuuntoウォッチに入れる基本の流れ
GPXルートをSuuntoウォッチで使う流れは、大きく分けると次の3ステップです。
GPXファイルをアップロードする、またはSuunto Routeplannerでルートを作成する
Suuntoアカウントにログインし、共有ボタンからルートをダウンロード/保存する
Suuntoアプリ経由でウォッチに同期する
1. GPXファイルをアップロードする、またはSuunto Routeplannerでルートを作成する
まずは、Suuntoウォッチで使いたいルートを用意します。
すでにGPXファイルを持っている場合は、そのファイルをSuunto Routeplannerにアップロードして確認できます。GPXファイルは、登山地図サービス、トレイルランニング大会の公式サイト、ランニングアプリ、ルート作成サービスなどからダウンロードできる場合があります。
一方で、GPXファイルを持っていない場合でも問題ありません。Suunto Routeplannerを使えば、地図上でスタート地点やゴール地点を選びながら、自分でルートを作成できます。
ルートを作成・確認するときは、次のポイントを見ておくと安心です。
スタート地点とゴール地点は正しいか
予定していない遠回りや折り返しがないか
通行できない道や私有地を通っていないか
距離や獲得標高が自分の計画に合っているか
エスケープルートや公共交通機関へのアクセスがあるか
特に山やトレイルでは、地図上のルートが実際の状況と異なる場合があります。最新の登山道情報、天候、通行止め、施設の営業状況などもあわせて確認しておきましょう。
Routeplannerはブラウザ上で無料で使えるため、Suuntoウォッチをまだ持っていない人でも、まずはルート作成を試すことができます。
2. Suuntoアカウントにログインし、共有ボタンからルートをダウンロード/保存する
ルートを作成・確認したら、Suunto Routeplanner上でSuuntoアカウントにログインします。
ログイン後、作成したルートの共有ボタンを押すと、ルートをSuuntoアプリに保存できます。Suuntoアカウントにログインしていれば、GPXファイルを一度ダウンロードしてからアプリにアップロードする手間はありません。
そのままSuuntoアプリ側でルートを確認し、対応するSuuntoウォッチへ同期できます。
まだSuuntoアカウントを持っていない場合でも、Routeplannerでルート作成を試すことはできます。ただし、作成したルートをSuuntoアプリやSuuntoウォッチで使う場合は、Suuntoアカウントへのログインが必要です。
3. Suuntoアプリ経由でウォッチに同期する
Suuntoアプリに保存したルートは、対応するSuuntoウォッチと同期することでウォッチ上で使えるようになります。
同期が完了すると、ウォッチ側のルート一覧から使用したいルートを選べるようになります。
Suunto Raceシリーズ、Suunto Verticalシリーズなどのルートナビゲーション対応モデルでは、アクティビティ開始前またはナビゲーションメニューからルートを選択してクライムガイダンスを使用できます。
ウォッチにルートが入っているかどうかは、出発前に必ず確認しておきましょう。山やトレイルに入ってから気づくと、通信環境によっては再同期が難しい場合があります。
▼ Suuntoウォッチで作成したルートをナビゲーションさせる方法
Suuntoウォッチと組み合わせると、ルート計画がもっと実用的に
Suunto Routeplannerは、誰でも無料で使えるルート作成ツールです。
しかし、作成したルートをアウトドアやランニング中に活用するなら、SuuntoのGPSウォッチと組み合わせることで、さらに便利になります。
たとえば、Suuntoウォッチにルートを入れておくと、次のような使い方ができます。
手元のウォッチでルートを確認する
スマートフォンを取り出す回数を減らす
初めての分岐でも進む方向を確認しやすくする
走行中・行動中の距離やペースも同時に確認する
アクティビティ後にSuuntoアプリで記録を振り返る
Routeplannerを使って「事前準備」を行い、Suuntoウォッチで「当日のナビゲーション」を確認し、Suuntoアプリで「振り返り」を行う。
ルート作成から実際の行動、記録の振り返りまでをひとつの流れで管理できることが、Suuntoの大きな魅力です。
Routeplannerで作成したルートを、実際の山やトレイルで手元に表示しながら使いたい方は、ルートナビゲーションに対応したSuunto GPSウォッチもチェックしてみてください。
▶︎関連記事:登山・トレイルでルートをナビゲーション|Suuntoクライムガイダンスの便利な使い方を解説
登山用GPSウォッチを選ぶなら、見るべきポイントは?
登山やトレイルランニングでGPSウォッチを使う場合、ルートナビゲーションだけでなく、バッテリー性能、地図機能、耐久性、高度計、気圧計、コンパスなども重要です。
これからGPSウォッチを選ぶ方は、以下の記事も参考にしてみてください。
▶︎関連記事:登山におすすめのGPSスマートウォッチとは?地図・バッテリー・アウトドア機能の選び方
登山・トレランで使うときの注意点
Suuntoウォッチのルートナビゲーションは、アウトドアでの行動をサポートしてくれる便利な機能です。
ただし、GPSウォッチだけに頼りすぎるのはおすすめできません。
山やトレイルでは、天候、電波状況、バッテリー残量、登山道の崩落、通行止めなど、現地で状況が変わることがあります。安全のために、次の準備もあわせて行いましょう。
出発前にウォッチとスマートフォンを十分に充電する
ルートがウォッチに同期されているか確認する
紙地図や登山地図アプリも併用する
天気予報、通行止め、コース状況を確認する
無理のない行動時間で計画する
エスケープルートを把握しておく
GPSウォッチは、正しい準備とあわせて使うことで、アウトドアをより楽しむための頼れるパートナーになります。
こんな人におすすめ
Suunto Routeplannerとルートナビゲーションは、次のような人におすすめです。
初めての山やトレイルに行く人
トレイルランニング大会の試走をしたい人
ロングランやロングライドのコースを事前に作りたい人
GPXデータを活用したい人
スマートフォンだけでなく、ウォッチでもルートを確認したい人
Suuntoウォッチをもっと活用したい人
GPSウォッチの購入を検討している人
まずは無料で使えるRouteplannerでルートを作成してみる。
そして、実際の山やトレイルでよりスムーズに使いたくなったら、Suuntoウォッチと組み合わせる。
この流れなら、GPSウォッチを初めて使う人にも、Suuntoの価値がわかりやすく伝わります。
まとめ:ルートを準備すると、アウトドアはもっと自由になる
山でも、トレイルでも、街でも。
はじめてのルートに向かうとき、事前にコースを準備しておくだけで、当日の安心感は大きく変わります。
Suunto Routeplannerは、誰でも無料で使えるWebルート作成ツールです。
ブラウザ上でルートを作成・確認し、Suuntoアプリを通じて対応ウォッチへ同期できます。
Suuntoウォッチは、ただアクティビティを記録するためのデバイスではありません。
行きたい場所を計画し、実際に進み、終わった後に振り返る。そんなアウトドア体験全体を支えてくれるパートナーです。
次の山へ行く前に。次のトレイルを走る前に。まずは、Routeplannerでルートを準備するところから始めてみませんか。
▶︎無料でSuunto Routeplannerを使ってみる
まずはブラウザでルートを作成。GPXファイルの確認や編集にも活用できます。
▶︎登山・トレイルに対応したSuunto GPSウォッチを見る
作成したルートを手元で確認しながら進みたい方は、ルートナビゲーション対応モデルをチェック。
Suunto 90 Challenge
座標を見つけて、レースを開始せよ。
90年にわたり、Suuntoは、日常を超えて世界を探検する人々のためのツールを作り続けてきました。この節目を祝して、世界中の冒険者の皆さんをグローバルチャレンジへの参加にご招待します。
記念すべきこの一年を通して、私たちのエリートアスリートたちが、彼らの本来のフィールドを象徴する環境――アルプスの山々や北方の大自然、深い森、広大な水域、そして活気あふれる都市の風景まで――に、特別なSuuntoチェストを隠します。
チェストが隠されると、その座標が世界に公開されます。その瞬間から、レースが始まります。
誰でもこのチャレンジに参加できます。ミッションはシンプルです:その場所に最初に到達すること。チェストに物理的に最初に到達した人が、中の賞品を手に入れます。その後に到達した探検者たちは、準優勝の報酬を受け取ることができます。
それぞれのチャレンジは、異なる場所で開催されます。中には人里離れた場所もあれば、思ったより近い場所もあるかもしれません。しかし、どの場所もあなたを外に連れ出し、新しい地形を探検し、座標に従って冒険へと導いてくれることでしょう。
「Suunto 90チャレンジ」は、私たちの90年にわたる探検の歩みを祝う方法であり、世界中の人々に外に出て、自分にとっての冒険とは何かを発見するように促す取り組みです。
座標に登録する
チャレンジの仕組み:
1.以下から登録:新しい座標が公開されるといち早く知らせを受け取るために、Suuntoのニュースレターに登録しましょう。
2.座標を入手:Suuntoのアスリートが世界のどこかにチェストを設置すると、ニュースレターや@suunto Instagramで座標を公開します――そして、レースが始まります!
3.レースを開始:その瞬間から、誰でもその場所に到達することを目指せます。ルートを計画し、装備を整え、行動を開始しましょう。
4.チェストを見つける:チェストに最初に到達した探検者が、中の賞品を獲得します。その後に到達した探検者は、準優勝の報酬を受け取ります。
[AIによる自動翻訳につき、誤訳が含まれる場合があります。]
Suunto Commuting Day: Doing good one commute at a time
Last week, Suunto users around the world came together for the Suunto Commuting Day in an effort to do good for the planet. Here’s a snapshot of what the global community achieved!
Small, everyday choices are the beginning of change. One single commute may not seem like much, but over time, it all adds up. And when we look at the entire Suunto community, we can see that together we can make a bigger impact!
The combined CO₂e savings for the participants on Thursday, October 24 were over 65,000 kg. This collective effort shows that even small changes in our daily routines can have a real impact.
65,000 kg of CO₂e is equal to about 260 one-way flights from Paris to Berlin, where each passenger's emissions are around 0.25 metric tons for the 1.5-hour trip. It is also similar to the CO₂ absorbed by around 1,300 trees over ten years (based on Tree-Nation’s Eden Reforestation Projects in Mozambique). 65,000 kg is also equal to the emissions of 5,500 Finland-made Suunto Ocean watches generate during their whole lifespan.
Half on bikes, half on foot
Our data revealed that 49% of participants chose to cycle, 31% to run, and 20% to walk their commutes — each step and pedal turn contributing to both personal health benefits and a greener future. Whether on wheels, on foot, or even other creative methods, our Suunto users took meaningful action to reduce their carbon footprint.
Distances covered and time invested
Cyclists typically commuted around 7.9 km per trip, spending 28 minutes on average.
Runners tackled 6.1 km per commute, taking 40 minutes on average.
Walkers covered 2.7 km on average, enjoying 35 minutes outdoors.
The bike commute distances are distributed quite evenly over different distances: roughly a third is less than 5 km, a third is between 5–10 km, and a third is over 10 km. The longest commuting rides last Thursday were over 100 km.
Top commuting champions by country
Our Swiss users led in cycling distances with an impressive 10.3 km being the most typical commuting distance, while runners in China topped the charts, typically covering 7.5 km per commute.
Globally, France took first place for the total distance covered by its participants, followed closely by Finland, Germany, Spain, and China.
Suunto’s Commuting Day is a testament to what’s possible when people come together for a common goal. These statistics show that, collectively, we’re reducing emissions, embracing healthier lifestyles, and setting a precedent for sustainable commuting worldwide.
Thank you everyone for participating in the Suunto Commuting Day and also the photo contest. Winners of the Suunto Wing open-ear headphones have been contacted directly.
Please remember that our small everyday choices make a difference over a longer period of time and together with the community. Keep up the good work!
Learn more about tracking human-powered commutes and your CO2e savings
Learn more about Suunto sustainability work
MoniCardiによるDDFAで心の秘密を解き明かす
タンペレ大学発の技術的ブレークスルー
MoniCardiは、タンペレ大学から生まれた医療テクノロジーおよびソフトウェア企業であり、心拍変動(HRV)に関する革新的な手法の開発に取り組んでいます。心臓の働きを分析することで、人体の複雑な機能をより深く理解し、健康モニタリングやパフォーマンス最適化における新たな可能性を切り拓くことを目指しています。
基盤:大規模データセットによる検証
MoniCardiの画期的な研究は、もともと計算物理学で開発された統計解析および時系列解析の手法に基づいています。これらの手法は、一見意外でありながら、心電図(ECG)分野、とりわけ心拍変動(HRV)解析において非常に大きなインパクトをもたらしています。
MoniCardiの新しい手法とその有用性は、複数の科学研究[1–9]によって検証されており、アメリカ心臓協会(AHA)のScientific Sessionsをはじめとする主要な心臓病学会でも発表されています。これらの研究には、フィンランド心血管研究(FINCAVAS)といった大規模データセットの活用が含まれており、同研究では4,386名の臨床運動負荷試験参加者から得られた包括的な測定データが収集されています。最近の画期的な研究[1]では、運動負荷試験前の1分間の安静時におけるMoniCardiのHRV解析が、従来の20分間の負荷試験全体に基づく解析よりも、突然心臓死の予測精度において有意に優れていることが示されました(ハザード比はそれぞれ約2.5と約1.5)。さらに、他のリスク要因を考慮に入れることで、MoniCardiの優位性は一層高まります。
臨床研究の枠を超えて、MoniCardiの特許取得済み手法は、スポーツ分野における代謝閾値の高精度な推定も可能にします。これは、2023年に主要な生理学ジャーナルで発表された画期的な研究[2]によって実証されました。この研究は、フィンランドの主要紙であるHelsingin Sanomatの全面記事を含め、国内外の複数のニュースメディアでも取り上げられています。現在、この成果はタンペレ大学とフィンランドハイパフォーマンススポーツ研究所(KIHU)との学術連携により、さらなる検証が進められています。
2024年に開始されたSuuntoとのパートナーシップを通じて、MoniCardiの革新的な技術は、プロアスリートやスポーツ愛好家をはじめ、これらの先進的な機能に関心を持つすべてのユーザーに向けて展開されています。HRV解析を新たな次元へと引き上げ、実用的かつ行動につながるインサイトを提供します。
心拍変動(HRV)の理解
心拍変動(HRV)とは、連続する心拍の間隔のばらつきを測定する指標です。これらの間隔の変動を分析することで、身体の状態、特に自律神経系が心臓に与える影響についての洞察を得ることができます。従来、HRVはRMSSD(隣接する心拍間隔差の二乗平均平方根)を用いて、睡眠中の回復状態を評価するために活用されてきました。これは、夜間におけるHRVの変化を観察し、ストレスレベルを検出するものです。
安静時には、心拍間隔には大きな変動(HRV)が見られますが、身体がストレスにさらされると、自律神経系は「闘争・逃走反応(fight-or-flight)」へと切り替わり、心拍変動は最小限に抑えられます。このHRVの低下は、ストレスレベルを評価する指標として利用することができます。
DDFAの紹介:革新的な測定技術
HRVの解析手法は、一般的に時間領域、周波数領域、そして非線形手法に分類されます。非線形手法の中でも代表的なものが、1990年代初頭に開発されたデトレンド変動解析(DFA)です。DFAは、心拍間隔の変化同士の相関、特にある時点の変化が別の時点にどのように影響するかといった、長期的な特性を明らかにします。この情報は高い予測価値を持っていますが、その実用性が本格的に引き出されたのは、近年開発されたダイナミカルDFA(DDFA)[8,9]によるものです。さらにDDFAは、時間に応じたHRV相関の変化を評価できるよう改良されています[10]。
簡単に言えば、DDFAは4拍から50拍以上にわたる複数の「測定スケール(measure sticks)」を同時に利用します。そして各時点において、これらすべてのスケールに対する「スケーリング指数」と呼ばれる指標(心拍間隔の相関特性を示す特徴量)を算出します。この情報により、運動中の生理状態を高精度にマッピングすることが可能になります。
リアルタイム強度モニタリング
DDFAは、運動中における心拍間の相関のリアルタイムな変化を評価する点で優れています。トレーニング強度は、DDFAのスケーリング指数に見られる時間およびスケール依存の変化と直接的に相関しています。研究によると、運動強度が高まるにつれてスケーリング指数は低下します。さらに非常に高い強度に達すると、心拍間隔にはいわゆる「反相関(anticorrelation)」が現れ、大きい間隔と小さい間隔が時間スケールに応じた特定のパターンで交互に現れるようになります。このような情報により、運動強度や生理学的閾値を高精度でモニタリングすることが可能になります。
DDFAの可視化
2023年に『Frontiers in Physiology』に掲載された重要な研究「Estimation of Physiological Exercise Thresholds Based on Dynamical Correlation Properties of Heart Rate Variability」[2]は、DDFAの有効性を示しています。この研究では、時間とともに運動強度が徐々に増加するシナリオが示されています。シアン色のラインは2つの代謝閾値、すなわちLT1(有酸素性閾値)とLT2(無酸素性閾値)を表しており、黒の点線は血中乳酸レベルに基づいてこれらの閾値が位置付けられる箇所を示しています。
この結果は、DDFAに基づく解析によって得られた閾値が、乳酸ベースの閾値定義とほぼ一致する理想的なケースを示しています。ただし、これは最良のシナリオであり、実際の応用ではばらつきが生じることが想定されます。DDFA解析と乳酸ベースの閾値はケースごとに差異が見られる場合がありますが、心拍数の測定値は通常±5拍/分の範囲で一致します。また、乳酸閾値自体にも解釈に依存する不確実性が存在します。
臨床レベルに匹敵する精度
MoniCardiの手法は、全体的な心臓リスクや突然心臓死の予測[1]に加え、QT延長症候群[4,5]、心房細動、うっ血性心不全(研究進行中)など、さまざまな心疾患の評価に活用されています。また、ストレスや睡眠段階の推定[6,7]にも応用されています。突然心臓死の予測[1]に関する研究は大きな注目を集め、フィンランドの主要メディア(YLE、Helsingin Sanomat、Ilta-Sanomat、Aamulehti)をはじめ、複数の国際的なニュースサイトでも取り上げられました。
医療技術分野においては、MoniCardiは現在、先進的な心電図(ECG)デバイスおよびシステムを開発するスウェーデンのMedTech企業Cardiolex Medicalと協業しています。さらに、心臓リスク評価をより広い市場へ展開するため、ウェアラブル技術分野でのパートナーも積極的に模索しています。
参考文献:
[1] Jussi Hernesniemi, Teemu Pukkila, Matti Mölkkäri, Kjell Nikus, Leo-Pekka Lyytikäinen, Terho Lehtimäki, Jari Viik, Mika Kähönen, Esa Räsänen「超短時間の心拍変動に基づく突然心臓死の予測」JACC: Clinical Electrophysiology, 2024年
[2] Matias Kanniainen, Teemu Pukkila, Joonas Kuisma, Matti Mölkkäri, Kimmo Lajunen, Esa Räsänen「心拍変動の動的相関特性に基づく生理学的運動閾値の推定」Frontiers in Physiology 14(2023年)
[3] Teemu Pukkila, Matti Mölkkäri, Matias Kanniainen, Jussi Hernesniemi, Kjell Nikus, Leo-Pekka Lyytikäinen, Terho Lehtimäki, Jari Viik, Mika Kähönen, Esa Räsänen「運動中のRR間隔相関に対するβ遮断薬療法の影響」Computing in Cardiology 50(2023年)DOI: 10.22489/CinC.2023.104
[4] Matias Kanniainen, Teemu Pukkila, Matti Mölkkäri, Esa Räsänen「QT延長症候群におけるRR間隔相関への日内リズムの影響」Computing in Cardiology 50(2023年)DOI: 10.22489/CinC.2023.287
[5] T. Pukkila, M. Mölkkäri, J. Kim, E. Räsänen「QT延長症候群患者におけるRR間隔相関の低下」Computing in Cardiology 49(2022年)DOI: 10.22489/CinC.2022.284
[6] Teemu Pukkila, Matti Mölkkäri, Esa Räsänen「複雑作業中の心拍動的相関 ― 自動車運転におけるケーススタディ」Computing in Cardiology 48(2021年)DOI: 10.23919/CinC53138.2021.9662676
[7] M. Mölkkäri, M. Tenhunen, A. Tarniceriu, A. Vehkaoja, S.-L. Himanen, E. Räsänen「フォトプレチスモグラフィを用いた睡眠段階解析における非線形心拍変動指標」Computing in Cardiology 46(2019年)DOI: 10.22489/cinc.2019.287
[8] M. Mölkkäri, G. Angelotti, T. Emig, E. Räsänen「ランニング中の心拍動的相関」Scientific Reports 10, 13627(2020年)
[9] M. Mölkkäri, E. Räsänen「心拍変動におけるデトレンド変動解析のスケーリング指数のロバスト推定」Computing in Cardiology 45(2018年)DOI: 10.22489/CinC.2018.219
[10] M. Mölkkäri, E. Räsänen「被験者の状態推定のための心拍間隔に関する手法」特許出願中
最新ニュース:MoniCardi
国際ニュース:
Science Daily: https://www.sciencedaily.com/releases/2024/06/240613140808.htmScience Alert: https://www.sciencealert.com/new-algorithm-can-predict-and-help- prevent-sudden-cardiac-deathMirage News: https://www.miragenews.com/tampere-university-researchers- predict-sudden-1255528/Medical XPress News: https://medicalxpress.com/news/2024-01-method-based-series-analysis-thresholds.html
フィンランド国内ニュース:
YLE: https://yle.fi/a/74-20093771Helsingin Sanomat: https://www.hs.fi/tiede/art-2000009847625.htmlIlta-Sanomat: https://www.is.fi/terveys/art-2000010505400.htmlAamulehti: https://www.aamulehti.fi/tiedejateknologia/art-2000010497986.html https://www.aamulehti.fi/tiedejateknologia/art-2000009863997.htmlSTT: https://www.sttinfo.fi/tiedote/70082024/aikasarja-analyysiin-perustuva-uusi-menetelma-helpottaa-urheilun-kynnysarvojen- maarittamista?publisherId=69818730&lang=fi
[AIによる自動翻訳につき、誤訳が含まれる場合があります。]
HRVとは?心拍変動を理解してトレーニングの回復を最適化する方法
「練習しているのになかなか記録が伸びない」「疲れが取れない」と感じたことはありませんか?その原因は、回復の質にあるかもしれません。近年、アスリートから健康意識の高いビジネスパーソンまで幅広い層で注目されているのが HRV(心拍変動) という指標です。
この記事では、HRVとは何か、正常値の考え方、HRVが低いときに体に何が起きているのか、そしてSUUNTOのスマートウォッチを使ってHRVを日常的に活用する方法までを詳しく解説します。
HRVとは?心拍変動の基本を理解しよう
HRV(Heart Rate Variability=心拍変動) とは、連続する心拍と心拍の間隔(RR間隔)のゆらぎを数値化したものです。
「心拍数が60bpmなら1秒ごとに心臓が動いているはず」と思いがちですが、実際には1拍ごとに微妙な時間のずれが生じています。このずれの大きさこそがHRVです。
HRVと心拍数の違い
指標
内容
心拍数(HR)
1分間の心拍の回数(例:60bpm)
HRV(心拍変動)
心拍と心拍の間隔のゆらぎの大きさ
HRVが注目されているのは、単なる心臓の話にとどまらないからです。HRVは 自律神経系のバランス を反映する指標として機能します。
副交感神経(リラックス・回復)が優位 → HRVが高くなる傾向
交感神経(緊張・ストレス)が優位 → HRVが低くなる傾向
つまり、HRVを継続的に観察することで、身体の回復状態やストレスレベルを客観的に把握できるのです。
SUUNTOでのHRV確認方法|スマートウォッチとアプリの連携
SUUNTOのスマートウォッチは、睡眠中に自動でHRVを計測します。就寝中は体が安静状態にあるため、日中の活動に左右されない信頼性の高いデータを取得できます。
計測に使われるのは RMSSD(Root Mean Square of Successive Differences) という指標で、連続する心拍間隔の差の二乗平均平方根を算出します。これはHRVを定量化するための科学的に標準的な方法です。
HRVデータの確認手順
睡眠中にSUUNTOウォッチを装着し、睡眠追跡機能をONにする
起床後、Suuntoアプリと同期する(Bluetooth接続で自動同期も可能)
アプリの 「Training Zone」 または ミニウィジェット でHRVデータを確認する
毎日継続することで、自分専用の基準値が形成されていく
SUUNTOでは、60日間のデータをもとに個人の「正常範囲」を算出します。正常範囲を定義するためには最低14回、7日間平均には最低3回の測定が必要です。使い始めてすぐにデータは表示されますが、使い続けるほど精度が高まるのが特徴です。
HRVステータスとは?回復状態を色で直感的に把握する
SUUNTOアプリでは、HRVの状態を 「HRVステータス」 として視覚的に表示します。現在の7日間平均HRVを、自分の正常範囲と比較した結果がバー表示で示され、色によって回復の状態を直感的に確認できます。
表示カラー
状態の目安
緑
回復良好・トレーニングに適した状態
黄
回復中・適度な負荷が推奨される
赤
回復不足・休息や負荷軽減が必要
HRVが一定の標準偏差を大きく超えて上昇した場合も、黄色または赤色で表示されます。これは、身体が蓄積されたストレスに対して強い回復反応(副交感神経活動)を起こしているサインです。
HRVの正常値・基準値の考え方
HRVには個人差があり、「この数値が正常」という絶対的な基準値は存在しません。年齢・体力・体質などによって大きく異なるため、他者との比較より、自分自身の変化を追うことが重要です。
一般的な傾向として:
若年層・体力のあるアスリート → HRVが高い傾向
年齢が上がるほど・ストレスが多い環境 → HRVが低くなりやすい
SUUNTOが採用しているのは、個人の正常範囲(60日間の実績値)との比較というアプローチ。これにより、あなた自身のベースラインに対して今の状態が良いか悪いかを判断できます。
HRVが低いとどうなる?
HRVが自分の正常範囲を継続的に下回っている場合、身体が十分に回復できていないサインです。具体的には以下のような影響が出ることがあります:
パフォーマンスの低下(同じペースでも疲弊を感じやすい)
免疫力の低下(風邪をひきやすくなる)
集中力・判断力の低下
モチベーションの喪失
なお、激しいレースや高強度トレーニングの翌日に一時的にHRVが低下するのは正常な反応です。問題なのは、数日以上にわたって回復しない場合です。
HRVが低くなる主な原因
HRVが低下する原因はトレーニング負荷だけではありません。日常生活のさまざまな要因が影響します:
オーバートレーニング:休息が不十分なまま高強度の練習を続ける
睡眠不足:睡眠の量・質ともに自律神経の回復に直結する
精神的ストレス:仕事や人間関係のプレッシャー
体調不良:風邪やインフルエンザなど感染症の初期段階でも低下する
飲酒・不規則な食生活:アルコールは特に夜間のHRVに影響しやすい
HRVは高ければ良い?
「HRVは高いほど良い」というのは半分正解で、半分は注意が必要です。
HRVが自分の正常範囲の上限を大きく超えた場合、それは身体が強いストレスに対して大量の回復資源を投入しているサインであることがあります。この状態も「好調」とは言い切れません。重要なのは、自分の正常範囲の中で安定していることです。
日常トレーニングでのHRV活用方法
HRVのデータをトレーニング計画に組み込むことで、より賢く、より効果的なトレーニングが実現します。
HRVを活かした7つの実践ステップ:
毎晩ウォッチを装着して睡眠追跡をONに:継続的な計測がベースラインの形成につながる
朝の同期を習慣化:アプリと同期してHRVステータスを確認してから1日の計画を立てる SUUNTOコーチのAIトレーニングプランと組み合わせると、HRVの状態に応じた練習メニューを自動で提案してくれます。
トレーニング負荷と照らし合わせる:高強度ワークアウト後にHRVがどう変化するかのパターンを把握する
安静時心拍数と組み合わせる:HRV高め+安静時心拍低めは回復良好のサイン
HRV低下時はトレーニング強度を下げる:数値が低いときは軽いセッションや休息日に切り替える
定期的な回復日を設ける:HRVのトレンドを見て、週に1〜2日は意識的に休む
睡眠・食事・ストレスも合わせて記録:HRV単体ではなく、生活習慣全体でとらえることが大切
ポイント:HRVは「調子のバロメーター」として機能します。数値に一喜一憂するのではなく、週単位・月単位のトレンドを見ることが重要です。
SUUNTOウォッチのHRV対応モデル
現在、HRV計測(睡眠中のHRV追跡)に対応しているSUUNTOモデルは以下の通りです:
モデル
特徴
Suunto Vertical 2
最新フラッグシップ。最大65時間GPS・LEDライト搭載の長距離アドベンチャーモデル
Suunto Vertical
最大60日間バッテリー。オフラインマップ搭載の長距離向けモデル
Suunto Race 2
最新フラッグシップ。高精度センサー・1.5インチAMOLED搭載のレース向けウォッチ
Suunto Race S
コンパクト高機能。AI Coachとの連携でトレーニング計画も自動最適化
Suunto Race
Race 2の前世代モデル。HRV計測・コーチ機能を完全サポート
Suunto Run
ランナー特化の軽量モデル(36g)。HRV計測・睡眠追跡に対応
Suunto Ocean
ダイビングとスポーツを両立。水中でも活躍するマルチスポーツウォッチ
Suunto 9 Peak Pro
タフネス設計。アウトドア派に人気の耐久性重視モデル
すべてのモデルがSuuntoアプリと連携し、HRVデータを自動で記録・分析。蓄積されたデータをもとに、あなたの回復状態をパーソナライズされた形でフィードバックします。
あなたの回復を、データで最適化しよう
SUUNTOのスマートウォッチは、毎晩のHRV計測から個人の正常範囲の算出、トレーニング負荷との比較まで、すべて自動で行います。「なんとなく疲れた気がする」から「データで回復状態を把握する」へ——科学的なアプローチでトレーニングの質を一段上げましょう。
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まとめ
HRVとは、連続する心拍の間隔のゆらぎを数値化した指標で、自律神経の状態や身体の回復度合いを客観的に把握するための重要なバイオマーカーです。
この記事のポイントをおさらいすると:
HRVは心拍と心拍の間隔のゆらぎで、高いほど副交感神経(回復系)が優位
正常値は個人差が大きく、自分のベースラインとの比較が重要
HRVが低い状態が続くのは、オーバートレーニング・睡眠不足・ストレスなどのサイン
HRVが異常に高い場合も身体のアラートである可能性がある
SUUNTOウォッチは睡眠中に自動計測し、アプリで「HRVステータス」として確認できる
毎日の習慣としてHRVを追うことで、賢いトレーニング計画が立てられる
HRVの活用は、ただ記録を伸ばすためだけでなく、長期的に健康を維持しながらパフォーマンスを向上させるための重要な習慣です。SUUNTOのスマートウォッチで、あなた自身の身体のリズムをデータで読み解いてみましょう。
まずは自分の身体を知ることから
HRVの計測は、特別なトレーニングをしていなくても、日常の健康管理に役立ちます。寝るだけで自動計測してくれるSUUNTOウォッチで、今日から回復の「見える化」を始めてみませんか?
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