ランニングのマンネリを防ぐ4つの方法|練習に変化を加えるヒント

SuuntoRunJune 30 2020

いつも同じコースを、同じペースで走る。続けやすい一方で、変化が少ない状態が続くと、トレーニングが単調に感じられたり、記録が伸びにくくなったりすることがあります。

そんなときは、距離を増やすだけでなく、運動強度、種目、コース、注意の向け方に小さな変化を加えてみましょう。この記事では、ランニングコーチDenise Sauriolのアドバイスをもとに、トレーニングのマンネリを防ぐ4つの方法を紹介します。

自然の中で変化のあるランニングトレーニングを楽しむランナー
強度、種目、コースを少し変えると、いつものランニングへ新しい刺激を加えられます。Photo: Graeme Murray / Red Bull Content Pool

ランニングがマンネリ化する理由

同じ練習を繰り返すこと自体が悪いわけではありません。楽なランニングを継続することは、有酸素能力の土台づくりに役立ちます。

ただし、コース、ペース、距離、曜日が毎回同じだと、身体が刺激へ慣れ、気持ちも新鮮さを失うことがあります。目標が曖昧なまま「走らなければ」と考えている場合も、単調に感じやすくなります。

変化は大きくする必要はありません。いつもの30分走の中へ短いペースアップを入れる、別の道を選ぶ、週1回だけ違う運動をするなど、小さな調整から始めます。

変化を加える前に疲労を確認する

走る意欲が落ちた理由が、マンネリではなく疲労の場合もあります。数日続く強いだるさ、睡眠の乱れ、安静時心拍数の変化、いつものペースが極端にきつい、痛みがあるといった場合は、高強度練習を追加せず回復を優先します。

新しい刺激は、今の負荷へ上乗せするのではなく、既存の練習と入れ替えるのが基本です。たとえば、週3回すべてを楽に走っているなら、そのうち1回の一部を短いインターバルへ変えます。

1. 短い高強度トレーニングを加える

少し速いペースで走る時間を作ると、いつもの楽なランニングとは違う刺激を加えられます。初心者は全力疾走ではなく、フォームを保てる速さから始めましょう。

初心者向けの例

  1. 5分間、早歩きする
  2. 5分間、楽なペースでジョギングする
  3. 1分間、少しペースを上げる
  4. 30秒間、全力ではない速めのペースで走る
  5. 1〜2分間、歩くかゆっくり走って回復する
  6. 3〜5を2〜3回繰り返し、最後にゆっくりクールダウンする

胸の痛み、めまい、強い息苦しさ、鋭い痛みがある場合は中止してください。インターバルを段階的に始める方法は、インターバルトレーニング初心者ガイドでも解説しています。

2. クロストレーニングを取り入れる

クロストレーニングとは、メイン競技とは異なる運動を組み合わせることです。サイクリング、スイミング、ローイング、ハイキング、筋力トレーニングなどがあります。

ランニングとは異なる動きや筋肉を使えるため、気分転換になるだけでなく、身体を総合的に鍛える機会になります。ただし、別種目でも負荷は蓄積します。「ランニングではないから休養」と考えず、週全体の運動時間と強度に含めてください。

最初は、楽なランニング1回を30〜45分の低〜中強度の別種目へ置き換えると、負荷を急に増やさず試しやすくなります。

3. 坂道で身体と心へ刺激を入れる

同じ距離でも、坂道では平地より心拍数や筋肉への負荷が高まりやすくなります。短い坂を繰り返すトレーニングは、脚力、フォーム、心肺への刺激を加える方法です。

30〜60秒で上れる緩やかな坂を選び、姿勢を大きく崩さないペースで上ります。下りはゆっくり戻り、呼吸を整えてから次を始めます。最初は3〜4回でも十分です。

苦しい区間を落ち着いて進む経験は、レース後半の自信にもつながります。ただし、精神力を鍛えることは、痛みや体調異常を我慢することではありません。レース中の気持ちの整え方は、コートニー・ドウォルターの6つのメンタル術も参考になります。

4. 数値から離れて感覚を観察する

ペースや心拍数を毎回確認していると、数値を守ることだけが目的になる場合があります。ときには安全なコースで、タイムを狙わず、足音、接地、呼吸、風、周囲の景色へ意識を向けて走ってみましょう。

ウォッチで記録する場合も、運動中は表示を頻繁に見ず、終了後に振り返る方法があります。完全に機器を持たずに走る必要はなく、緊急連絡やルート確認など安全に必要な装備は携帯してください。

歩きながら感覚へ注意を向ける練習は、歩行瞑想(マインドフルウォーキング)の方法で紹介しています。

1週間へ取り入れる例

週3回走る人なら、すべてを新しい練習へ変えず、1回だけ刺激を変えます。

  • 1回目:会話できる楽なランニング
  • 2回目:短いインターバルまたは坂道
  • 3回目:景色や感覚を楽しむランニング

クロストレーニングを行う週は、楽なランニングの1回と置き換えます。高強度の翌日は、休養または低強度にして回復を確保します。

SUUNTOで強度と負荷を振り返る

Suunto Race 2では、ランニング、サイクリング、スイミングなど複数のスポーツを記録し、トレーニングの強度や負荷をSuuntoアプリで振り返れます。種目を変えた日も含め、週全体で負荷が偏っていないかを確認できます。

データは、毎回追い込むためではなく、楽な日と高強度の日が区別できているか、回復が確保できているかを見るために使います。詳しくは、Suuntoでトレーニング負荷を理解・管理する方法をご覧ください。

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よくある質問

高強度トレーニングは毎週必要ですか?

必ずしも必要ではありません。経験、目標、体調によって適切な頻度は異なります。初心者は楽なランニングを土台にし、少量から試してください。

クロストレーニングはランニングの代わりになりますか?

心肺への刺激や気分転換には役立ちますが、走る動作への適応を完全に置き換えるものではありません。目標競技に必要なランニングを残しながら組み合わせます。

マンネリを感じたら、コースを変えるだけでもよいですか?

はい。景色、路面、起伏が変わるだけでも新鮮な刺激になります。初めての道では、交通、路面、天候、ルートを事前に確認してください。

まとめ

ランニングのマンネリを防ぐには、短い高強度トレーニング、クロストレーニング、坂道、感覚を観察するランニングを、少しずつ取り入れます。

新しい練習を追加し続けるのではなく、既存の1回と入れ替え、回復日を確保することがポイントです。疲労のサインがある場合は変化より休養を優先し、長く続けられるバランスを探しましょう。

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