SUUNTOブログ
トレイルランニングの登りを攻略|SuuntoGPSスマートウォッチで勾配・垂直速度・獲得標高を見る方法
トレイルランニングでは、平地と同じペースを守ろうとすると、急な登りで必要以上に消耗してしまいます。登りを安定して進むには、1kmあたりのペースだけでなく、勾配、垂直速度、区間の獲得標高、心拍数などを組み合わせて運動強度を管理することが大切です。
SuuntoのGPSウォッチでは、登りを自動検出して区間ごとのデータを表示するSuuntoPlusのClimb機能や、高度・累積標高のデータを活用できます。この記事では、トレランや登山で表示される数値の意味、登りでのペース配分、坂道トレーニングへの活用方法を解説します。
目次
トレランの登りでペース表示だけでは足りない理由
SuuntoPlus Climbとは
登りの画面に表示される数値の見方
トレイルランニングでの活用方法
登山での活用方法
坂道トレーニングで登坂力を鍛える
SuuntoPlus Climbの追加・使用方法
高度データを正確に記録するポイント
まとめ
トレランの登りでペース表示だけでは足りない理由
同じ6分00秒/kmでも、平地と急な登りでは身体への負荷が大きく異なります。登りで平地の目標ペースを追い続けると、序盤で心拍数が上がりすぎ、後半の走力や下りでの集中力を失う原因になります。
起伏のあるコースでは、次のデータを目的に応じて使い分けます。
勾配:現在の坂がどの程度急なのかを把握する
垂直速度:1時間あたりに何m登るペースなのかを見る
区間獲得標高:現在の登りで何m上昇したかを確認する
累積標高:アクティビティ全体で登った合計を確認する
NGP:勾配の影響を考慮し、平地相当に調整したペースを見る
心拍数・ZoneSense:身体内部の負荷が上がりすぎていないかを確認する
ひとつの数値だけでペースを決めるのではなく、コースの長さ、残りの標高差、気温、補給状況、体感と合わせて判断することが重要です。
SuuntoPlus Climbとは
SuuntoPlus Climbは、アクティビティ中の登りを検出し、登り区間の情報を専用画面で確認できるSuuntoPlusスポーツアプリです。ランニングやトレイルランニングでは坂道練習の反復を把握するだけでなく、長い登りで強度を保つためにも利用できます。登山やサイクリング、スキーなどでは、垂直速度や獲得標高を見ながら進行ペースを管理できます。
対応するモデルや表示項目は、ウォッチとソフトウェアのバージョンによって異なる場合があります。使用前にSuuntoアプリのSuuntoPlus StoreでClimbが表示されるか、使用するウォッチへ追加できるかを確認してください。
Climbとルートナビゲーションは役割が異なります。Climbは現在の登り方を把握するための機能です。コース、分岐、残り距離を確認する場合は、事前にルートをウォッチへ同期し、地図・ナビゲーション画面を併用してください。
登りの画面に表示される数値の見方
Climb画面の表示例。表示内容は、使用するGPSウォッチやソフトウェアのバージョンによって異なる場合があります。
① 現在の登りで獲得した標高
画面左上の「60m」は、このアクティビティ全体の累積標高ではなく、現在進んでいる1つの登りが始まってから、何m上昇したかを示しています。
たとえば、標高500mの地点から登り始め、現在地が標高560mなら、画面には約60mと表示されます。その日のスタートから合計で何m登ったかを示す「累積標高」とは別の数値です。
現在の登りで獲得した標高:今進んでいる登りだけの上昇量
累積標高:アクティビティ開始から登った標高の合計
登り回数:Climbが検出し、完了した登り区間の数
登りが終わると、その区間が1本として数えられます。次の登りが始まると、その新しい登りで獲得した標高が再び0m付近から増えていきます。検出条件や表示動作はGPSウォッチのモデルやソフトウェア更新によって変わる場合があります。
② 現在の勾配(%)
勾配は、水平に100m進んだときに何m上昇する傾きかを割合で示します。たとえば10%は、水平距離100mに対して約10m上昇する傾きです。ウォッチに表示される勾配は直近の移動と高度変化から算出されるため、瞬間的な一歩の傾きではありません。
数値が大きくなるほど急になりますが、路面の滑りやすさ、段差、標高、気温によっても難易度は変わります。「何%なら必ず走る」と決めず、歩いたほうが効率的な場面ではパワーハイクへ切り替えましょう。
③ NGP|坂道の負荷を平地のペースに置き換えた目安
NGP(Normalized Graded Pace)は、登り下りによる負荷の違いを考慮し、平地ならどのくらいのペースで走っている負荷に相当するかを示す目安です。
たとえば、登りを実際には1kmあたり8分で走っていても、身体には平地を1kmあたり6分で走るのと同程度の負荷がかかっている場合、NGPには約6分/kmと表示されます。実際のペースが遅くなる登りでも、運動強度が高すぎないかを判断しやすくなります。
画像ではNGPが「--」になっています。これは停止中、開始直後、移動データがまだ十分でない場合など、計算に必要な情報が揃っていないときに表示されることがあります。
NGPは、岩場、ぬかるみ、強風、標高、荷物の重さなど、すべての要因を反映するものではありません。足元の安全と体感を優先し、心拍数やZoneSenseと一緒に確認してください。
④ 垂直速度(m/h)
垂直速度は、現在のペースを1時間続けた場合に何m登るかを示す値です。たとえば600m/hなら、同じペースと条件が続けば1時間で約600m上昇する計算です。
標高差300mの登りを垂直速度600m/hで進む場合、単純計算では約30分が目安になります。ただし、斜度、路面、休憩、渋滞、疲労で速度は変わるため、到着時刻を保証する数値ではありません。自分が長く維持できる垂直速度を普段のトレーニングで把握しておくと、レースや登山の計画に活用できます。
⑤ アクティビティの継続時間
画面下部には、アクティビティの記録を開始してからの継続時間が表示されます。画像の「1:13'25」は、記録開始から1時間13分25秒が経過していることを示します。
長時間のトレイルランニングや登山では、経過時間を補給、給水、折り返し、日没までの残り時間と照らし合わせて確認します。スマートウォッチの通知を見る感覚ではなく、安全な行動計画を守るための時間情報として活用しましょう。
確認したいこと
見るデータ
使い方
坂の急さ
勾配
走るか歩くか、歩幅をどの程度小さくするかを判断
登る速さ
垂直速度
長い登りで維持できる登高ペースを管理
現在の登りの進み具合
区間獲得標高
ルート情報の標高差と照らし合わせる
起伏を考慮した走行強度
NGP・心拍数・ZoneSense
ペース表示だけでなく身体負荷も確認
トレイルランニングでの活用方法
Suunto Vertical 2のようにオフラインマップと高度計を備えたモデルでは、ルートナビゲーションと登りのデータを使い分けることで、方向と運動強度の両方を確認できます。レースや長時間のトレイルでは、次のように活用します。
序盤の登りでオーバーペースを防ぐ
スタート直後は周囲のペースにつられやすいため、心拍数やZoneSenseと垂直速度を確認し、自分が長く維持できる強度を超えていないか見ます。特に長いレースでは、1つ目の登りで数分短縮することより、後半まで安定して動ける余力を残すことが重要です。
走る区間と歩く区間を切り替える
急勾配では、走り続けるよりパワーハイクのほうが心拍数を抑えながら効率よく進めることがあります。勾配だけを基準にするのではなく、心拍数、呼吸、脚の疲労、路面状況を見ながら切り替えます。
登りごとのデータを比較する
同じ坂を繰り返す練習では、登りの所要時間、垂直速度、心拍数を比較します。タイムだけが速くても心拍数が大幅に上がっていれば、同じ効率で登れたとは限りません。同程度の心拍数で垂直速度が上がっているかを見ると、登坂力の変化を追いやすくなります。
コースの方向、標高プロファイル、縮尺、ターン案内については「登山・トレイルランニングで役立つ地図・ナビゲーション画面の見方」も参考にしてください。
登山での活用方法
登山では、垂直速度と残りの標高差を組み合わせることで、山頂や峠までの所要時間を大まかに見積もれます。普段の山行で自分が無理なく維持できる垂直速度を記録しておけば、休憩、日没、天候悪化を考慮した行動計画を立てやすくなります。
ただし、ウォッチの計算値だけで到着時刻や撤退判断を決めないでください。地図上の距離、路面、鎖場、積雪、集団の速度、休憩時間、天候を含めて余裕を持った計画を立て、予定より遅れている場合は早めにルート短縮や撤退を判断します。
坂道トレーニングで登坂力を鍛える
Climbはレース中だけでなく、坂道を繰り返すトレーニングにも利用できます。目的によってメニューを変えましょう。
目的
メニュー例
確認するポイント
フォームとパワー
短い坂を10〜20秒、十分に回復しながら4〜8本
姿勢と接地を崩さず、全力になりすぎない
登坂持久力
2〜5分の登りを、ゆっくり下って回復しながら4〜6本
後半も垂直速度とフォームを維持できる強度
長い登りのペース配分
15〜30分以上の登りを一定強度で1〜3本
心拍数・ZoneSenseと垂直速度の安定
高強度の坂道練習は連日行わず、ウォームアップとクールダウンを確保してください。痛みがある場合や、下りでフォームを維持できないほど疲労している場合は中止します。運動習慣や競技経験に合わせて、本数と強度を調整してください。
SuuntoPlus Climbの追加・使用方法
現在のSuuntoPlusスポーツアプリは、SuuntoアプリのSuuntoPlus Storeからライブラリとウォッチへ追加します。
Suuntoアプリで、ペアリング済みウォッチの画面を開く
「SuuntoPlus Store」を開き、スポーツアプリからClimbを探す
Climbをライブラリへ追加し、「ウォッチで使用」を有効にする
ウォッチを同期する
ウォッチで「エクササイズ」からスポーツモードを選ぶ
記録開始前のオプションから「SuuntoPlus」を開き、Climbを選択する
記録を開始し、運動中に画面を切り替えてClimbの表示を確認する
SuuntoPlusスポーツアプリは、ウォッチへ保存できる数や、1回のアクティビティで同時に使用できる数に制限があります。公式サポートではウォッチへ保存できるスポーツアプリは最大15個、運動中に選べるスポーツアプリは1つと案内されています。モデルやソフトウェア更新によって仕様が変わる可能性があるため、使用前にアプリ内の表示を確認してください。
高度データを正確に記録するポイント
登りの検出、勾配、垂直速度、獲得標高は高度データをもとに計算されます。気圧高度計を備えたモデルは、気圧変化を利用して細かな高度変化を追跡できます。GPS高度を使用するモデルでは、短く小さなアップダウンが検出されにくい場合があります。
運動前にウォッチとSuuntoアプリを同期し、衛星軌道データを更新する
記録開始前に屋外の開けた場所でGPS測位を待つ
気圧センサー周辺を泥、汗、衣服でふさがない
急な天候変化では、気圧変動が高度表示に影響する可能性を考慮する
同じルートを比較するときは、なるべく同じ地点から記録を開始する
アクティビティ終了後はSuuntoアプリで高度グラフと累積標高を確認できます。累積標高を目標にする挑戦については「エベレスティングとは?累積標高8848mに挑戦するルールと準備」もご覧ください。
まとめ
トレイルランニングや登山の登りでは、平地と同じペースを追うのではなく、勾配、垂直速度、獲得標高、NGP、心拍数などを使って運動強度を管理します。SuuntoPlus Climbを使えば、現在の登り区間を認識しながら、登り方をリアルタイムで調整できます。
まずは普段のトレーニングで、自分が無理なく維持できる垂直速度や心拍数を把握しましょう。その基準があれば、レース序盤のオーバーペースを防ぎ、長い登りや登山の行動計画にもデータを役立てられます。
トレイルと登山に対応するSuuntoウォッチ
オフラインマップ、高度データ、トレーニング機能を備えたモデルを比較して、自分のフィールドに合うウォッチを見つけましょう。
Suuntoスポーツウォッチを見る
Suuntoアプリで登山・トレイルのルートを作る6つの方法|GPX・ヒートマップも解説
登山やトレイルランニングでは、出発する前のルート計画がとても重要です。
どこを通るのか。どれくらいの距離があるのか。どの程度の登りが待っているのか。
あらかじめルートを把握しておけば、当日の行動計画を立てやすくなり、初めて訪れる場所でも安心して行動しやすくなります。
Suuntoアプリでは、地図上でゼロからルートを描くだけでなく、ヒートマップや既存のアクティビティ、GPXファイルなど、さまざまな方法からルートを準備できます。
今回は、Suuntoアプリで次の登山やトレイルのルートを作る6つの方法を紹介します。
目次
なぜ事前のルート計画が大切?
1. 地図上でゼロからルートを作る
2. ヒートマップからルートを探す
3. 人気ルートを参考にする
4. 過去のアクティビティからルートを作る
5. 外部サービスからルートを同期する
6. GPXファイルをインポートする
作ったルートはライブラリで管理
ルートをSuuntoウォッチへ同期する
オフラインでナビゲーションするならSuunto Vertical 2
まとめ|ルート計画から冒険は始まっている
なぜ事前のルート計画が大切?
アウトドアでの計画には、距離、標高差、地形、天候、メンバーの経験、休憩場所など、さまざまな要素があります。
その中でも基本になるのが、「どのルートを通るのか」を把握しておくことです。
ルートが決まれば、必要な時間や補給、装備についても考えやすくなります。
特に初めて訪れる山やトレイルでは、現地へ着いてから道を考えるのではなく、事前に地図を確認し、ルートを準備しておくことが大切です。
Suuntoアプリでは、状況に応じて複数の方法でルートを準備できます。
1. 地図上でゼロからルートを作る
もっとも基本的なのが、Suuntoアプリの地図上で自分のルートを作成する方法です。
スタート地点を決め、通過したいポイントを順番に指定していくことで、目的地までのルートを作成できます。
既存の道路やトレイルに沿ってルートを作るだけでなく、目的に応じてルーティング方法を選択できるため、ランニング、サイクリング、登山など、それぞれのアクティビティに合わせたルートを計画できます。
ルートを作成するときは、距離だけを見るのではなく、標高プロファイルも確認しておくのがおすすめです。
同じ10kmでも、平坦な10kmと累積標高差の大きい10kmでは、必要な時間や体力が大きく変わります。
2. ヒートマップからルートを探す
「このエリアを走ってみたいけれど、どの道を選べばいいかわからない」というときに便利なのが、Suuntoヒートマップです。
ヒートマップには、Suuntoコミュニティのアクティビティデータをもとに、よく利用されているルートが表示されます。
しかもヒートマップはスポーツ別に表示できます。
例えば、ロードランニングで人気の道と、トレイルランニングでよく利用されている道は異なります。
目的のスポーツを選んでヒートマップを表示すれば、そのアクティビティで実際によく使われているルートを参考にできます。
いつものエリアで「まだ通ったことのない道」を探すときにも便利です。
3. 人気ルートを参考にする
Suuntoアプリでは、選択したエリア周辺で利用されている人気ルートを参考にすることもできます。
旅先や初めて訪れるエリアでは、自分でゼロからルートを考えるのが難しいことがあります。
そんなときは、周辺でほかのユーザーがどのようなルートを走ったり歩いたりしているのかを見ることで、ルート選びのヒントになります。
ただし、人気のルートだからといって、必ずしも自分の経験やコンディションに適しているとは限りません。
距離、標高差、路面状況などを確認し、自分のレベルに合わせて判断しましょう。
4. 過去のアクティビティからルートを作る
以前走ったお気に入りのコースをもう一度走りたい場合は、過去のアクティビティをルートとして保存できます。
例えば、
去年登った山をもう一度歩きたい
以前走ったトレイルを友人と一緒に走りたい
旅行先で見つけたルートを保存しておきたい
といった場面で便利です。
アクティビティからルートを保存すると、ルートプランナーで確認・編集したうえで、ルートライブラリへ保存できます。
自分の実績から作るルートなので、「実際に一度通ったことがある」という安心感もあります。
5. 外部サービスからルートを同期する
Suuntoアプリでは、対応する外部のルートサービスとアカウントを接続し、そこで作成したルートをSuuntoアプリへ同期することもできます。
すでに普段使っているルート作成サービスがある場合は、Suuntoアプリだけで一から作り直す必要はありません。
外部サービスでルートを作成し、Suuntoアプリへ同期した後、対応するSuuntoウォッチへ転送できます。
対応サービスは変更される可能性があるため、最新のパートナー情報はSuunto公式サイトで確認してください。
▶︎ Suuntoのパートナーサービスを見る
6. GPXファイルをインポートする
登山やトレイルランニングでは、山岳情報サイトや大会主催者などからGPXファイルが配布されることがあります。
そのGPXファイルをSuuntoアプリへインポートすれば、ルートとして保存し、対応するSuuntoウォッチへ同期できます。
例えば、
登山ルートのGPXを入手した
トレイルランニング大会の公式コースを保存したい
友人から共有されたGPXを使いたい
といった場合に便利です。
Suuntoアプリでは、マップ画面から「ルートのインポート(.gpx)」を選択してファイルを読み込み、必要に応じて編集してライブラリへ保存できます。
iPhoneとAndroidでは操作画面が一部異なるため、詳しい手順はこちらを確認してください。
▶︎ iPhoneでGPXファイルをSuuntoアプリへインポートする方法
▶︎ AndroidでGPXファイルをSuuntoアプリへインポートする方法
作ったルートはライブラリで管理
作成、インポート、外部サービスから同期したルートは、Suuntoアプリのルートライブラリに保存されます。
ルートライブラリでは、名前で検索したり、距離で絞り込んだり、並べ替えたりしながらルートを管理できます。
保存したルートは編集・共有できるほか、別のルートを作るためのテンプレートとしてコピーすることもできます。
ルートが増えてきたら、「山名」「エリア」「大会名」など、後から探しやすい名前を付けておくと便利です。
▶︎ Suuntoアプリでルートライブラリを管理する方法
ルートをSuuntoウォッチへ同期する
ルートを作ったら、対応するSuuntoウォッチへ同期しておきましょう。
ウォッチにルートを転送しておけば、アクティビティ中に現在地とルートを確認しながらナビゲーションできます。
スマートフォンを何度も取り出す必要がなく、手元で進行方向やルートを確認できるのがGPSウォッチのメリットです。
さらにオフラインマップ対応モデルなら、事前に地図をダウンロードしておくことで、スマートフォンの電波が届かない場所でも地図を表示できます。
Suuntoの地図やナビゲーション画面の見方についてはこちらで詳しく解説しています。
▶︎ Suuntoの地図・ナビゲーション画面の見方|登山・トレイルのルート案内を解説
オフラインでナビゲーションするならSuunto Vertical 2
登山やロングトレイルなど、スマートフォンの電波が届かない環境でルートナビゲーションを活用したいなら、Suunto Vertical 2も選択肢のひとつです。
Suunto Vertical 2は、無料のオフラインマップとデュアルバンドGPSに対応。
Suuntoアプリで準備したルートをウォッチへ同期し、地図と現在地を確認しながら進むことができます。
さらにヒートマップを利用したルート計画や、ルート上の登り・下りを把握できるClimb Guidanceにも対応しています。
GPSを使用するアクティビティでも最大65時間のバッテリー駆動に対応しているため、長時間の登山やトレイルでも活用できます。
Vertical 2の登山向け機能はこちらの記事で詳しく紹介しています。
▶︎ Suunto Vertical / Vertical 2が登山用GPSスマートウォッチに向いている理由
Suunto Vertical 2を見る
まとめ|ルート計画から冒険は始まっている
Suuntoアプリでルートを準備する方法は、ひとつではありません。
地図上で自分のルートを作る
ヒートマップから人気の道を探す
周辺の人気ルートを参考にする
過去のアクティビティを再利用する
外部サービスから同期する
GPXファイルをインポートする
行きたい場所や目的に合わせて方法を使い分けることで、ルート計画の幅は大きく広がります。
そして、ルートを考えている時間もアウトドアの楽しみのひとつです。
地図を開いて、「次はどこへ行こう」と考えるところから、新しい冒険は始まっています。
次の休日に行ってみたい場所を見つけたら、まずはSuuntoアプリで一本のルートを作ってみてはいかがでしょうか。
登山で道迷いを防ぐ9つのポイント|ルート確認とナビゲーションの基本
登山中、「予定したルートから外れていないか」「この分岐で合っているか」と不安になった経験はありませんか。山での道迷いは、明確な異変に気づいた瞬間ではなく、小さな違和感を見過ごして歩き続けることで深刻になることがあります。
この記事では、フィンランド代表として20年以上オリエンテーリングに取り組み、アドベンチャーレースでもナビゲーターを務めたSuuntoのTerho Lahtinen(テルホ・ラハティネン)の知見をもとに、登山でルートを外れにくくする9つのポイントを紹介します。地図・コンパス・GPSウォッチを組み合わせ、現在地をこまめに確認する習慣を身につけましょう。
目次
登山で道迷いを防ぐための基本
登山でルートを外れないための9つのポイント
ルートを外れたと感じたときの対処
Suuntoのナビゲーションを登山に活用する
登山の道迷い対策についてよくある質問
まとめ
登山で道迷いを防ぐための基本
登山のナビゲーションで大切なのは、道を間違えてから現在地を探すことではありません。行動中に「次に見えるはずの地形や目印」を予測し、実際の景色と照合し続けることです。
出発前には、距離や標高差だけでなく、分岐、尾根、沢、山小屋、林道との交差など、現在地を判断しやすい地点を確認します。詳しい準備方法は、関連記事「登山ルートの計画方法|距離・標高・天候を確認する7つのポイント」も参考にしてください。
安全上の注意:GPSウォッチやスマートフォンは有効な補助ツールですが、電池切れ、故障、測位誤差などに備え、紙地図やコンパス、予備電源も準備してください。立入禁止区域や登山道を外れて進むことを推奨するものではありません。
登山でルートを外れないための9つのポイント
1. 出発前に装備を最終確認する
登山口に着いたら、歩き始める前にナビゲーション装備を確認します。紙地図、コンパス、ヘッドライト、救急用品、スマートフォン、GPSウォッチ、予備電源など、計画した山行に必要なものがそろっているかを見直しましょう。
電子機器は充電残量だけでなく、予定ルートが正しく同期されているか、必要なオフラインマップをダウンロード済みかも確認します。現地で初めて設定を始めると、通信環境や時間の制約で準備できない場合があります。
2. 同行者全員でルートと行程を共有する
グループ登山では、リーダーだけがルートを把握する状態を避けます。目的地、予定距離、休憩地点、宿泊地、分岐、引き返す時刻などを出発前に共有してください。
次に目指す地点や注意する地形を全員が理解していれば、誰かが違和感に気づきやすくなります。体調や歩行ペースも声に出して共有し、予定に固執しない雰囲気をつくることが安全につながります。
3. チェックポイントと引き返す時刻を決める
「正午までに山頂へ到着する」といった大きな予定だけでなく、分岐、峠、山小屋などのチェックポイントごとに通過時刻の目安を持ちましょう。休憩やトイレ、写真撮影にかかる時間も含めて余裕を設けます。
疲労、日没、悪天候などを考慮し、「この時刻までに到着できなければ引き返す」という基準を事前に決めておくと、その場の勢いに流されにくくなります。
4. 尾根や沢などの「ハンドレール」を使う
ナビゲーションにおけるハンドレールとは、尾根、沢、川、湖岸、林道、谷など、進行方向の手掛かりになる連続した地形です。地図上のハンドレールと実際の景色を照らし合わせると、自分がどの方向へ進んでいるかを判断しやすくなります。
ただし、沢や尾根が目的地へ続いているように見えても、方向を取り違えることがあります。コンパスや地図で進行方向を確認し、危険な地形や登山道外へ安易に入らないようにしてください。
5. 目的地の近くにある大きな目印を先に探す
小さな分岐や一点の目的地を最初から直接探すより、近くにある大きく識別しやすい地形を先に目指すほうが、現在地を絞り込みやすい場合があります。特徴的なピーク、峠、湖、林道などを中間の目印として使います。
目印へ到着したら、そこから目的地までを改めて細かく確認します。直線距離が最短でも、安全性や地形によっては遠回りのルートが適切なこともあります。
6. 次の区間の地形を頭に入れてから歩く
歩き始める前に、次のチェックポイントまでに現れる分岐、登り下り、沢、尾根などを確認し、頭の中で順番をイメージします。歩行中は「地図で見た特徴が実際に現れたか」を確認しましょう。
これは地図を見る回数を減らすためではなく、違和感に早く気づくための方法です。予想した分岐が現れない、下るはずなのに登りが続くといった差があれば、立ち止まって現在地を確認します。
7. 少しでも不安を感じたら歩くのを止める
「たぶん合っている」と考えて歩き続けるほど、正しいルートへ戻る判断は難しくなります。分岐を見落とした気がする、ルート表示から離れた、地形が予想と違うと感じたら、まず安全な場所で停止してください。
最後に現在地が確実だった地点、そこから歩いた時間、通過した地形を振り返ります。現在地を特定できないまま前進しないことが重要です。
8. 地図・コンパス・GPSを組み合わせる
紙地図は周囲の地形を広く把握しやすく、コンパスは方角の確認に役立ちます。GPSウォッチは現在地、予定ルート、標高などを手元で確認しやすいのが利点です。それぞれの長所を組み合わせ、ひとつの機器だけに依存しないようにします。
GPSや地図表示を使わないアウトドアウォッチでも、コンパスや高度計は紙地図と現在地を照合する手掛かりになります。重要なのは、装備ごとの役割と限界を理解し、複数の手段で確認できる状態をつくることです。
ウォッチの地図やルート表示に慣れていない場合は、山へ入る前に近所や低山で操作を練習しておきましょう。画面の見方は「SUUNTOの地図・ナビゲーション画面の見方」で詳しく解説しています。
9. ルートを外れたら安全性を優先して戻る
予定ルートから外れた場合は、最後に現在地を確認できた地点まで来た道を戻る、地形を確認して予定ルートへ安全に復帰する、次の明確な地点へ安全な別ルートで進む、といった選択肢があります。
どの方法が適切かは、地形、天候、残り時間、同行者の技術や体力によって変わります。無理なショートカットや危険な斜面の横断は避け、自信がなければ引き返す判断を優先してください。
ルートを外れたと感じたときの対処
現在地がわからないことと、完全に遭難していることは同じではありません。焦って動き続けず、まず安全な場所で立ち止まり、落ち着いて情報を整理します。
停止する:転倒や滑落の危険がない場所へ移り、むやみに歩き回らない。
最後の確実な地点を思い出す:分岐、山小屋、橋、ピークなど、地図上で確認できた地点を特定する。
移動時間と地形を振り返る:最後の地点から何分歩き、どの方向へ進み、何を通過したかを整理する。
地図・コンパス・GPSで照合する:周囲の尾根、沢、標高、方角、歩行軌跡を使って現在地を絞り込む。
最も安全な選択をする:日没、天候、体力を考え、来た道を戻るか救助を要請するかを判断する。
自力で安全に戻れる確信がない、けが人がいる、日没や悪天候が迫っている場合は、早めに警察・消防などへ救助を要請してください。救助要請後は、指示がない限り大きく移動せず、位置情報、人数、けがの状態、装備、周囲の特徴を伝えます。
出発前の準備から緊急時の考え方まで確認したい場合は、「登山・ハイキングの安全対策|迷ったときに取るべき行動と出発前の準備」もあわせてご覧ください。
Suuntoのナビゲーションを登山に活用する
Suuntoアプリでは事前にルートを作成し、対応するSuuntoウォッチへ同期できます。登山中は予定ルート、現在地、歩行軌跡、標高などを手元で確認できるため、小さなルート逸脱に気づくための補助になります。GPXデータを使う手順は「GPXルートをSuuntoウォッチに入れる方法」を確認してください。
Suunto Vertical 2は、デュアルバンドGPS、オフラインマップとナビゲーション機能、最大65時間の最高精度GPSモード、内蔵LEDフラッシュライトを備えたアウトドア向けGPSウォッチです。ルートを事前に準備し、行動中に地図と現在地をこまめに照合する習慣を支えます。
Suunto Coreは、GPSや地図表示を搭載しない、クラシックなアウトドアウォッチです。高度計・気圧計・コンパスを備え、紙地図と組み合わせて方角や高度、天候傾向を確認したい人に適しています。ユーザー自身で交換できるCR2032電池を採用しており、タイムモードでの電池寿命は最大12か月です。
地図とルートを手元で確認したいならSuunto Vertical 2、紙地図を基本にABCセンサーを活用したいならSuunto Coreというように、登山スタイルと必要な機能に合わせて選びましょう。どちらを使う場合も、ウォッチだけに頼らず、紙地図や独立したコンパスなどの予備手段を準備することが大切です。
Suunto Vertical 2の商品詳細を見る
Suunto Coreの商品詳細を見る
登山の道迷い対策についてよくある質問
GPSウォッチがあれば紙地図やコンパスは不要ですか?
不要ではありません。GPSウォッチは現在地やルートをすばやく確認できる一方、電池切れや故障、測位誤差の可能性があります。紙地図・コンパスと併用し、どちらも使えるよう事前に練習しておくことが大切です。
登山中はどのくらいの頻度で現在地を確認すればよいですか?
一定時間ごとに機械的に確認するだけでなく、分岐の前後、地形が変わる地点、休憩時、予想した目印が現れないときに確認します。次のチェックポイントを常にひとつ決めておくと、確認のタイミングをつかみやすくなります。
ルートを外れたら近道で戻ってもよいですか?
地形や危険性を十分に判断できない状態での近道は避けてください。崖、急斜面、沢、植生などで進めなくなり、状況が悪化することがあります。原則として、最後に現在地が確実だった地点まで安全に戻る方法を優先します。
オフラインマップは出発当日に準備できますか?
通信環境やダウンロード時間に左右されるため、前日までの準備がおすすめです。ルート同期、地図のダウンロード、充電、ウォッチ上での表示まで確認しておきましょう。
まとめ
登山で道迷いを防ぐには、予定ルートを端末へ入れるだけでなく、次に現れる地形を予測し、現地の景色と照合し続けることが大切です。装備確認、同行者との共有、チェックポイント、ハンドレール、目印、停止判断をひとつの流れとして実践してください。
地図・コンパス・GPSウォッチは、それぞれを補い合う道具です。山へ入る前に使い方を練習し、少しでも違和感があれば立ち止まる。その早い判断が、安全に登山を続けるための基本になります。
World Vertical Week 2020 Big Data: The nation that climbed the most is …
Well done to everyone who got out there and chased vertical meters over World Vertical Week 2020. We saw some inspiring efforts from people around the world.
Two firefighters, for example, donned their heavy protective clothing and gear, and powered up and down the best training hill in their hometown of Helsinki, Finland. That’s going above and beyond the call of duty! Read their and two other cool stories from the week here.
At Suunto HQ we are always excited to analyze the data and see how much our users have climbed over the week, and which nations and sports have sweated it out and gathered the most vertical meters. This year week has some exciting results.
Over time, World Vertical Week has gradually been becoming a tradition; more and more people are participating and sharing their love of moving uphill.
Return to the top
Last year, one of the surprise results was that Austria lost it’s top place as the nation that gains the most vertical meters by average after holding it for two years. This year, the alpine nation has retaken the throne. The average climb among Suunto users in Austria was 457 m. Sehr gut Österreich!
Notable mention to second place Switzerland (418 m) after dropping to eighth place last year. In the previous two years before that it was near the top. Italy (395 m) came third. These results prove once again that alpine nations know the best way to move is upwards!
The overall kick ass nations
Respect to our users in Italy, Spain, Austria, and France, all nations that came in the top five of five or more categories. Italy landed in the top five of 10 different categories, and Spain landed in the top five of seven.
Skimo the go
No surprises here; once again ski mountaineering accumulated the most vertical meters (838 m) on average out of all our activity types. Mountaineering (545 m) and trail running (466 m) came in second and third, as they did last year.
Race to the top
In the race for most total ascents per country, France beat out Spain to win the country that climbed the most. Last year, Spain came out on top. And, once again, Italy came in third.
Impressive individual efforts
There were 1772 participants who climbed more than a thousand meters during the week, and 1095 individual sessions that included more than 1000 meters of climbing. That’s some solid training, folks. Well done!
Top nations by sport
Ski touring
No nation cracked the 1000 m mark this year in the skimo stakes, but it’s clear many users are gunning for this. Keep pushing and nail it next time!
1. Spain 972m 2. Austria 948m 3. Italy 946m 4. Switzerland 921m 5. Slovakia 903m
Mountaineering
Kudos to Sweden, a small nation of 10 million, for coming out on top in the mountaineering category, and for breaking the 1000 m mark. Surprising given last year it didn’t even make the top five.
1. Sweden 1316m 2. Italy 1060m 3. Austria 666m 4. Spain 581m 5. Slovenia 494m
Trail running
People in Asia are crazy about trail running, and once again Asian nations won the podium this year and four were in the top five. Nice!
1. Japan 932m 2. Hong Kong 896m 3. Thailand 676m 4. Greece 649m 5. Malaysia 636m
Mountain biking
Austria won this one, followed by Spain and Italy; all nations in the top five last year, too.
1. Austria 582m 2. Spain 513m 3. Italy 469m4. Switzerland 375m 5. France 356m
Trekking
Notice anything? This time Italy wins and Spain and Austria follow.
1. Italy 559m 2. Spain 397m 3. Austria 375m 4. France 352m 5. Malaysia 316m
Hiking
Malaysia came out on top here, and, as a side note, also came in fifth place for both trekking and trail running. We can imagine exploring the incredible mountainous rainforests in Malaysia must be pretty motivating!
1. Malaysia 606m2. Italy 475m 3. New Zealand 453m4. Slovenia 352m5. Japan 343m
Nordic skiing
Go Canada! Last year Canada came second, behind France. This year they reversed positions.
1. Canada 438m2. France 268m3. Norway 233m4. Austria 218,0m5. Italy 217,6
Cycling
Portugal won after not even making the top five last year. Spain, Italy, Israel and South Africa once again filled the rest of the positions.
1. Portugal 460m 2. Spain 390m 3. Italy 345m 4. New Zealand 316m 5. South Africa 310m
Running
This category had very narrow margins between nations, and a slight reduction in average meters from last year. Last year New Zealand won it. Congrats Norway!
1. Norway 156m 2. Switzerland 151m 3. Czech Republic 142m 4. Italy 140m 5. France 139m
Lead images:
Photo by Klemen Tušar on Unsplash
Photo by Jamie Davies on Unsplash
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