登山やトレイルランニングでは、出発する前のルート計画がとても重要です。
どこを通るのか。どれくらいの距離があるのか。どの程度の登りが待っているのか。
あらかじめルートを把握しておけば、当日の行動計画を立てやすくなり、初めて訪れる場所でも安心して行動しやすくなります。
Suuntoアプリでは、地図上でゼロからルートを描くだけでなく、ヒートマップや既存のアクティビティ、GPXファイルなど、さまざまな方法からルートを準備できます。
今回は、Suuntoアプリで次の登山やトレイルのルートを作る6つの方法を紹介します。
なぜ事前のルート計画が大切?
アウトドアでの計画には、距離、標高差、地形、天候、メンバーの経験、休憩場所など、さまざまな要素があります。
その中でも基本になるのが、「どのルートを通るのか」を把握しておくことです。
ルートが決まれば、必要な時間や補給、装備についても考えやすくなります。
特に初めて訪れる山やトレイルでは、現地へ着いてから道を考えるのではなく、事前に地図を確認し、ルートを準備しておくことが大切です。
Suuntoアプリでは、状況に応じて複数の方法でルートを準備できます。
1. 地図上でゼロからルートを作る
もっとも基本的なのが、Suuntoアプリの地図上で自分のルートを作成する方法です。
スタート地点を決め、通過したいポイントを順番に指定していくことで、目的地までのルートを作成できます。
既存の道路やトレイルに沿ってルートを作るだけでなく、目的に応じてルーティング方法を選択できるため、ランニング、サイクリング、登山など、それぞれのアクティビティに合わせたルートを計画できます。
ルートを作成するときは、距離だけを見るのではなく、標高プロファイルも確認しておくのがおすすめです。
同じ10kmでも、平坦な10kmと累積標高差の大きい10kmでは、必要な時間や体力が大きく変わります。

2. ヒートマップからルートを探す
「このエリアを走ってみたいけれど、どの道を選べばいいかわからない」というときに便利なのが、Suuntoヒートマップです。
ヒートマップには、Suuntoコミュニティのアクティビティデータをもとに、よく利用されているルートが表示されます。
しかもヒートマップはスポーツ別に表示できます。
例えば、ロードランニングで人気の道と、トレイルランニングでよく利用されている道は異なります。
目的のスポーツを選んでヒートマップを表示すれば、そのアクティビティで実際によく使われているルートを参考にできます。
いつものエリアで「まだ通ったことのない道」を探すときにも便利です。
3. 人気ルートを参考にする
Suuntoアプリでは、選択したエリア周辺で利用されている人気ルートを参考にすることもできます。
旅先や初めて訪れるエリアでは、自分でゼロからルートを考えるのが難しいことがあります。
そんなときは、周辺でほかのユーザーがどのようなルートを走ったり歩いたりしているのかを見ることで、ルート選びのヒントになります。

ただし、人気のルートだからといって、必ずしも自分の経験やコンディションに適しているとは限りません。
距離、標高差、路面状況などを確認し、自分のレベルに合わせて判断しましょう。
4. 過去のアクティビティからルートを作る
以前走ったお気に入りのコースをもう一度走りたい場合は、過去のアクティビティをルートとして保存できます。
例えば、
- 去年登った山をもう一度歩きたい
- 以前走ったトレイルを友人と一緒に走りたい
- 旅行先で見つけたルートを保存しておきたい
といった場面で便利です。
アクティビティからルートを保存すると、ルートプランナーで確認・編集したうえで、ルートライブラリへ保存できます。
自分の実績から作るルートなので、「実際に一度通ったことがある」という安心感もあります。
5. 外部サービスからルートを同期する
Suuntoアプリでは、対応する外部のルートサービスとアカウントを接続し、そこで作成したルートをSuuntoアプリへ同期することもできます。
すでに普段使っているルート作成サービスがある場合は、Suuntoアプリだけで一から作り直す必要はありません。
外部サービスでルートを作成し、Suuntoアプリへ同期した後、対応するSuuntoウォッチへ転送できます。

対応サービスは変更される可能性があるため、最新のパートナー情報はSuunto公式サイトで確認してください。
6. GPXファイルをインポートする
登山やトレイルランニングでは、山岳情報サイトや大会主催者などからGPXファイルが配布されることがあります。
そのGPXファイルをSuuntoアプリへインポートすれば、ルートとして保存し、対応するSuuntoウォッチへ同期できます。
例えば、
- 登山ルートのGPXを入手した
- トレイルランニング大会の公式コースを保存したい
- 友人から共有されたGPXを使いたい
といった場合に便利です。
Suuntoアプリでは、マップ画面から「ルートのインポート(.gpx)」を選択してファイルを読み込み、必要に応じて編集してライブラリへ保存できます。
iPhoneとAndroidでは操作画面が一部異なるため、詳しい手順はこちらを確認してください。
▶︎ iPhoneでGPXファイルをSuuntoアプリへインポートする方法
▶︎ AndroidでGPXファイルをSuuntoアプリへインポートする方法
作ったルートはライブラリで管理
作成、インポート、外部サービスから同期したルートは、Suuntoアプリのルートライブラリに保存されます。
ルートライブラリでは、名前で検索したり、距離で絞り込んだり、並べ替えたりしながらルートを管理できます。
保存したルートは編集・共有できるほか、別のルートを作るためのテンプレートとしてコピーすることもできます。
ルートが増えてきたら、「山名」「エリア」「大会名」など、後から探しやすい名前を付けておくと便利です。
ルートをSuuntoウォッチへ同期する
ルートを作ったら、対応するSuuntoウォッチへ同期しておきましょう。
ウォッチにルートを転送しておけば、アクティビティ中に現在地とルートを確認しながらナビゲーションできます。
スマートフォンを何度も取り出す必要がなく、手元で進行方向やルートを確認できるのがGPSウォッチのメリットです。
さらにオフラインマップ対応モデルなら、事前に地図をダウンロードしておくことで、スマートフォンの電波が届かない場所でも地図を表示できます。
Suuntoの地図やナビゲーション画面の見方についてはこちらで詳しく解説しています。
▶︎ Suuntoの地図・ナビゲーション画面の見方|登山・トレイルのルート案内を解説
オフラインでナビゲーションするならSuunto Vertical 2
登山やロングトレイルなど、スマートフォンの電波が届かない環境でルートナビゲーションを活用したいなら、Suunto Vertical 2も選択肢のひとつです。
Suunto Vertical 2は、無料のオフラインマップとデュアルバンドGPSに対応。
Suuntoアプリで準備したルートをウォッチへ同期し、地図と現在地を確認しながら進むことができます。
さらにヒートマップを利用したルート計画や、ルート上の登り・下りを把握できるClimb Guidanceにも対応しています。
GPSを使用するアクティビティでも最大65時間のバッテリー駆動に対応しているため、長時間の登山やトレイルでも活用できます。
Vertical 2の登山向け機能はこちらの記事で詳しく紹介しています。
▶︎ Suunto Vertical / Vertical 2が登山用GPSスマートウォッチに向いている理由
まとめ|ルート計画から冒険は始まっている
Suuntoアプリでルートを準備する方法は、ひとつではありません。
- 地図上で自分のルートを作る
- ヒートマップから人気の道を探す
- 周辺の人気ルートを参考にする
- 過去のアクティビティを再利用する
- 外部サービスから同期する
- GPXファイルをインポートする
行きたい場所や目的に合わせて方法を使い分けることで、ルート計画の幅は大きく広がります。
そして、ルートを考えている時間もアウトドアの楽しみのひとつです。
地図を開いて、「次はどこへ行こう」と考えるところから、新しい冒険は始まっています。
次の休日に行ってみたい場所を見つけたら、まずはSuuntoアプリで一本のルートを作ってみてはいかがでしょうか。