SUUNTOブログ
Suuntoアプリのヒートマップの使い方|人気ルートを見つける方法【動画付き】
近所で新しいランニングコースを探したい。旅先で多くの人が走っている道を知りたい。そんなときに役立つのが、Suuntoアプリのヒートマップです。
ヒートマップは、Suuntoコミュニティが記録したアクティビティをもとに、よく利用されている場所をスポーツ別に地図上へ表示する機能です。本記事では、ヒートマップの見方、スポーツの切り替え方、ルート候補の見つけ方、ルート作成へ活用する流れを動画付きで解説します。
目次
Suuntoアプリのヒートマップとは
ヒートマップを表示する方法
色と線の見方
動画で使い方を確認する
新しいルートを見つける4つの使い方
ヒートマップからルートを作成する
ウォッチへ同期してナビゲーションする
ヒートマップ利用時の注意点
まとめ
Suuntoアプリのヒートマップとは
Suuntoアプリのヒートマップは、多くのユーザーがアクティビティを記録した場所を地図上の色で可視化します。明るく表示されている場所ほど、選択したスポーツで利用されることが多いルートの目安になります。
ヒートマップはスポーツ別です。同じ地域でも、ロードランニング、トレイルランニング、サイクリング、マウンテンバイク、ハイキングなど、選択するアクティビティによって表示される場所が変わります。
人気の道を探すだけでなく、混雑しそうな場所を避けたり、まだ走ったことのないエリアを見つけたりするためにも利用できます。
ヒートマップを表示する方法
Suuntoアプリを開く
地図ビューを開く
地図レイヤーのメニューを選択する
「ヒートマップ」を有効にする
ランニングやトレイルランニングなど、確認したいスポーツを選ぶ
地図を拡大・縮小し、候補エリアを確認する
アイコン、ボタンの位置、選択できるスポーツや地図レイヤーは、OSやSuuntoアプリのバージョンによって異なる場合があります。画面上で「地図」「レイヤー」「ヒートマップ」に相当する項目を確認してください。
色と線の見方
ヒートマップでは、利用頻度の高い場所ほど明るい色で表示されます。広域表示では人気のエリアを探し、拡大表示では実際に利用されている道のつながりを確認する、という使い分けが便利です。
表示
読み取り方
活用例
明るく太く見える場所
多くのアクティビティが記録されている可能性が高い
定番コースや主要な登山道の候補を探す
細く見える場所
利用記録はあるが、頻度が比較的低い可能性がある
静かなルート候補を探し、別の地図情報で確認する
表示がない場所
利用者が少ない、記録がない、または表示対象外の可能性がある
通行可能とは判断せず、公式地図や現地情報を確認する
ヒートマップは人気度の目安であり、通行の可否や安全を保証する地図ではありません。実際のルート計画では、登山地図、道路情報、施設の公式情報、現地の規制も確認してください。
動画で使い方を確認する
Suuntoアプリでヒートマップを表示し、ルート候補を探す流れは、次の動画でも確認できます。アプリのバージョンによって画面表示が異なる場合がありますが、スポーツ別のヒートマップを選び、地図上で人気の場所を探す基本的な考え方は同じです。
新しいルートを見つける4つの使い方
1. 旅先の定番コースを探す
ホテルや駅、公園などを中心に地図を表示し、明るい線が連続している場所を探します。複数の人が使っている道は候補を絞る材料になりますが、時間帯や治安、交通量は別途確認してください。
2. ロードとトレイルを切り替えて比較する
同じ地域でも、ランニングとトレイルランニングではヒートマップが異なります。舗装路を走りたいのか、登山道や未舗装路へ入りたいのかに合わせて、スポーツを切り替えて比較しましょう。
3. 自分がまだ走っていない場所を探す
Suuntoアプリの「マイトラック」など、自分の過去の軌跡を表示できる機能とヒートマップを見比べると、近所にある未走の人気ルートを探しやすくなります。
4. 混雑を避ける候補を探す
明るく表示される定番ルートだけでなく、少し離れた場所にある別のラインも確認します。ただし、利用者が少ない道ほど安全とは限りません。通行規制、路面、補給場所、通信状況を調べたうえで判断してください。
ヒートマップからルートを作成する
走ってみたい場所が見つかったら、ヒートマップを表示したままSuuntoアプリのルート作成を開始します。地図上にポイントを追加すると、距離、累積標高、推定所要時間などを確認しながらルートを調整できます。
ヒートマップ上でスタート地点と候補の道を確認する
「+」からルート作成を開始する
地図上にポイントを追加してルートを延ばす
距離、累積標高、推定所要時間を確認する
必要に応じて2D・3D表示や地図スタイルを切り替える
ルート名と対象スポーツを設定して保存する
ヒートマップの線をそのままなぞるだけではなく、スタート地点へのアクセス、給水・補給場所、トイレ、日没時刻、エスケープルートまで含めて計画しましょう。詳しい準備は、登山ルートを計画する7つのポイントで確認できます。
ウォッチへ同期してナビゲーションする
Suuntoアプリで保存したルートは、対応するSuuntoウォッチへ同期できます。たとえば、Suunto Vertical 2では、同期したルートとオフラインマップを使い、通信環境のない山岳エリアでも現在地と進行方向を確認できます。
ヒートマップはルートを探す段階で活用し、現地では保存・同期したルートとオフラインマップを使用する、という流れで考えると分かりやすいでしょう。
出発前にルートがウォッチへ同期されているか確認する
対象地域のオフラインマップをダウンロードする
ウォッチとスマートフォンを充電する
短いルートで地図表示と操作を試す
長時間の行動ではGPS精度とバッテリーモードを確認する
GPXファイルを使う場合は、GPXルートをSuuntoウォッチに入れる方法をご覧ください。地図画面の見方は、SUUNTOの地図・ナビゲーション画面ガイドで解説しています。
ヒートマップ利用時の注意点
線が表示されても通行可能とは限らない:私有地、立入禁止区域、季節閉鎖、工事、災害による通行止めを確認する
アクティビティの種類を確認する:自転車で利用される道がランニングや徒歩に適しているとは限らない
人気と安全は同じではない:交通量、落石、増水、野生動物、雪崩など、その地域固有のリスクを調べる
表示の少ない場所へ安易に入らない:情報が少ない場所ほど、ナビゲーション能力と自立した装備が必要になる
紙地図や代替手段を用意する:ウォッチやスマートフォンの故障、バッテリー切れ、GPS受信不良に備える
山岳エリアへ入る場合は、ルートと行動予定を家族や知人へ共有し、悪天候や体調不良時の中止基準を決めてください。
まとめ
Suuntoアプリのヒートマップを使うと、スポーツ別によく利用されている場所を確認し、新しいランニング、トレイルランニング、サイクリング、ハイキングのルート候補を探せます。
ヒートマップで候補を見つけ、地図情報と現地の規制を確認し、Suuntoアプリでルートを作成してウォッチへ同期する。この流れを覚えると、近所でも旅先でも新しい場所を探索しやすくなります。
新しいルートを見つけて、ウォッチへ同期しよう
ヒートマップ、ルート作成、オフラインマップと連携できるSUUNTOスポーツウォッチをチェックしてください。
SUUNTOスポーツウォッチを見る
正しいウォーキングフォームとは?姿勢・腕振り・足裏の使い方を整える歩き方
ウォーキングは、誰でも始めやすい運動です。特別な道具がなくても、通勤、散歩、買い物、週末の外出など、日常の中に取り入れやすいのが魅力です。
一方で、「ただ歩いているだけ」になってしまうと、姿勢が崩れたり、足や腰に余計な負担がかかったり、思ったほど運動効果を感じにくいこともあります。
ウォーキングの効果を高めるには、歩く時間や歩数だけでなく、姿勢、腕振り、足裏の使い方を少し意識することが大切です。
この記事では、正しいウォーキングフォームを身につけるための基本ポイントと、Suuntoウォッチを使ってウォーキングを記録するメリットを紹介します。
目次
ウォーキングは「ただ歩くだけ」ではない
正しいウォーキングフォームが大切な理由
ウォーキングフォームを改善する3つのポイント
1. 腕と脚を自然に連動させる
2. 頭の位置を整える
3. 足裏をやさしく使う
ウォーキング前後に意識したいこと
ウォーキングを習慣にするコツ
Suuntoウォッチでウォーキングを記録するメリット
ウォーキングからランニングを始めたい人へ
まとめ|ウォーキングフォームを整えて、歩く時間をもっと心地よく
ウォーキングは「ただ歩くだけ」ではない
ウォーキングは、体力づくりや健康維持に取り入れやすい運動です。ランニングよりも負荷が低く、運動習慣がない人でも始めやすい一方で、歩き方の癖は人によって大きく異なります。
スマートフォンを見ながら下を向いて歩く、腕をほとんど振らない、足裏を強く地面に打ちつける、左右どちらかに体重が偏る。こうした癖があると、歩いているつもりでも身体をうまく使えていないことがあります。
ウォーキングフォームを整える第一歩は、自分の歩き方に気づくことです。
まずは「どこに力が入っているか」「足音が大きくないか」「目線が下がっていないか」を意識してみましょう。
正しいウォーキングフォームが大切な理由
正しいウォーキングフォームは、見た目をきれいにするためだけのものではありません。
姿勢や腕振り、足裏の使い方が整うと、身体を無理なく前に進めやすくなります。余計な力みが減り、長く歩いても疲れにくくなることがあります。
また、ウォーキングは継続することで効果を感じやすい運動です。無理のないフォームで歩けると、日々の散歩や運動習慣も続けやすくなります。
ウォーキング初心者は、最初から速く歩こうとするよりも、まずは姿勢とリズムを整えることを意識しましょう。慣れてきたら、歩く時間、距離、心拍数などを少しずつ確認していくのがおすすめです。
ウォーキングフォームを改善する3つのポイント
ウォーキングフォームを改善するときは、細かい動きを一度に直そうとしなくても大丈夫です。
まずは、以下の3つを意識してみましょう。
腕と脚を自然に連動させる
頭の位置を整える
足裏をやさしく使う
この3つを意識するだけでも、歩き方の印象や身体の使い方が変わりやすくなります。
1. 腕と脚を自然に連動させる
ウォーキングでは、右脚が前に出るときに左腕が前に出るように、腕と脚が自然に連動します。
腕をまったく振らずに歩いたり、肩に力が入りすぎたりすると、身体の動きが小さくなり、歩幅やリズムも乱れやすくなります。
まずは立った状態で、肩の力を抜き、腕を前後に軽く振ってみましょう。慣れてきたら、反対側の腕と脚が自然に前へ出る感覚を意識しながら歩きます。
ポイントは、腕を大きく振ろうとしすぎないことです。肩まわりをリラックスさせ、肘を軽く曲げて、自然なリズムで歩くことを意識しましょう。
意識するポイント
肩の力を抜く
腕は前後に自然に振る
右脚と左腕、左脚と右腕が連動する感覚を持つ
腰や骨盤まわりを固めすぎない
腕と脚が自然に連動すると、歩くリズムが作りやすくなります。最初は少しぎこちなく感じても、散歩や通勤の中で少しずつ意識してみましょう。
2. 頭の位置を整える
ウォーキング中に下を向いて歩くと、頭が前に出やすくなります。特にスマートフォンを見ながら歩く習慣がある人は、首や肩に負担がかかりやすくなります。
歩くときは、頭が肩の上に自然に乗るような姿勢を意識しましょう。目線は足元ではなく、少し先を見るイメージです。あごを軽く引き、首の後ろを長く保つようにすると、背すじも伸びやすくなります。口元やあごに力が入っていると上半身が固まりやすいので、顔まわりもリラックスさせましょう。
意識するポイント
目線は足元ではなく少し先へ向ける
あごを軽く引く
首の後ろを長く保つ
肩をすくめない
口元やあごの力を抜く
姿勢を整えるときは、胸を張りすぎる必要はありません。頭、肩、腰が自然に積み重なるような感覚で、無理なく立つことが大切です。
3. 足裏をやさしく使う
ウォーキングでは、足を地面に強く打ちつけるのではなく、足裏をなめらかに使うことが大切です。
まずは、かかとの中心に近い部分で接地し、足裏の外側から小指側、親指側へと自然に体重を移動させるように歩いてみましょう。最後は親指の付け根あたりで地面を押すような感覚です。
ただし、無理に理想的な足運びを作ろうとしすぎる必要はありません。まずは自分がどのように足をついているかを感じることから始めましょう。足音が大きい、左右で接地の感覚が違う、つま先が外や内に向きすぎるといった点に気づくだけでも、フォーム改善のきっかけになります。
意識するポイント
足を強く打ちつけない
かかとから足裏全体へ、なめらかに体重を移す
最後は親指の付け根あたりで軽く押す
足音を少し小さくする意識を持つ
左右の接地感の違いに気づく
足裏をやさしく使えるようになると、歩き方がなめらかになり、長く歩くときもリズムを保ちやすくなります。
ウォーキング前後に意識したいこと
ウォーキングは始めやすい運動ですが、急に長い距離を歩いたり、速いペースで歩きすぎたりすると、足や膝、腰に負担がかかることがあります。
特に久しぶりに運動を始める人は、最初から頑張りすぎず、短い時間から始めるのがおすすめです。
ウォーキング前
歩き始める前は、足首、ふくらはぎ、股関節、肩まわりを軽く動かしておきましょう。
大きなストレッチを長く行う必要はありません。足首を回す、肩を回す、軽くその場で足踏みするなど、身体を少し温めてから歩き始めると、動きに入りやすくなります。
ウォーキング中
ウォーキング中は、ペースだけでなく、呼吸や姿勢にも意識を向けてみましょう。
息が上がりすぎる場合は、無理に速く歩く必要はありません。会話ができるくらいの強度から始めると、継続しやすくなります。
また、信号待ちや坂道、階段などで姿勢が崩れやすいので、定期的に「目線」「肩の力」「足音」をチェックしてみましょう。
ウォーキング後
歩き終わった後は、ふくらはぎ、太もも、股関節まわりを軽く伸ばしておくと、身体のこわばりを感じにくくなります。
その日の距離や歩数、心拍数、疲労感を記録しておくと、自分に合ったウォーキング量を見つけやすくなります。
ウォーキングを習慣にするコツ
ウォーキングは、続けることで日常のコンディションづくりに役立ちます。大切なのは、最初から完璧なフォームや長い距離を目指すことではなく、無理なく続けられる形を見つけることです。
例えば、以下のような形で始めると取り入れやすくなります。
目的
始め方の目安
運動不足を解消したい
1日10〜15分から始める
気分転換したい
昼休みや夕方に短く歩く
体力をつけたい
週3回、20〜30分を目安に歩く
ランニングの準備をしたい
ウォーキングと軽いジョギングを組み合わせる
回復目的で歩きたい
疲労感を見ながらゆっくり歩く
習慣化のコツは、歩く時間を生活の中に固定することです。朝の通勤前、昼休み、夕食後など、続けやすいタイミングを決めておくと、無理なく習慣にしやすくなります。
Suuntoウォッチでウォーキングを記録するメリット
ウォーキングフォームを整えるには、歩き方を意識するだけでなく、日々の歩行を記録して振り返ることも役立ちます。
対応するSuuntoウォッチでは、ウォーキング中の距離、時間、ペース、心拍数、ルート、消費エネルギーなどを記録できます。歩いた内容を可視化することで、運動習慣を続けるモチベーションにもつながります。
歩数や距離を確認できる
ウォーキングを習慣にしたいときは、まず自分がどれくらい歩いているかを知ることが大切です。
Suuntoウォッチで歩数や距離を記録しておくと、日ごとの変化を確認しやすくなります。無理に歩数だけを増やすのではなく、疲労感や生活リズムに合わせて少しずつ調整していきましょう。
心拍数で運動強度を確認できる
同じ距離を歩いていても、坂道、気温、体調、歩くペースによって身体への負荷は変わります。
心拍数を確認することで、その日のウォーキングが軽めだったのか、しっかり運動になっていたのかを把握しやすくなります。健康づくりや体力づくりを目的に歩く場合は、心拍数を見ながら無理のないペースを探すのがおすすめです。
ルートを記録できる
GPSに対応したSuuntoウォッチでは、歩いたルートを記録できます。
いつもの散歩コース、旅先でのウォーキング、週末のハイキングなどを記録しておくと、あとからSuuntoアプリで振り返る楽しみも増えます。距離や時間だけでなく、どこを歩いたかを見返せると、次のコース選びにも役立ちます。
回復状態を見ながら無理なく続けられる
ウォーキングは負荷が低い運動ですが、疲れている日や睡眠不足の日に無理をすると、身体に負担を感じることもあります。
対応するSuuntoウォッチでは、睡眠や回復状態、HRVなどを確認できます。体調に合わせて歩く時間や強度を調整することで、ウォーキングを無理なく続けやすくなります。
HRVについて詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください。
▶︎関連記事:HRVとは?Suuntoウォッチで回復状態をチェックする方法
ウォーキングからランニングを始めたい人へ
ウォーキングに慣れてきたら、少しずつランニングを取り入れるのもおすすめです。
最初から長く走る必要はありません。例えば、5分歩いて1分走る、10分歩いて2分走るなど、ウォーキングとジョギングを組み合わせることで、身体への負担を抑えながら走る習慣を作りやすくなります。
ランニングを始めると、距離、ペース、心拍数、GPS精度、バッテリー持ちなど、ウォッチで確認したい情報も増えていきます。初めてランニングウォッチを選ぶ方は、こちらの記事も参考にしてください。
▶︎関連記事:初めてのランニングウォッチの選び方|初心者が失敗しないポイントを解説
Suuntoのランニングウォッチを比較したい方は、こちらの記事も参考にしてください。
▶︎関連記事:スントのランニングウォッチとは?Suunto Run・Race S・Race 2の選び方
まとめ|ウォーキングフォームを整えて、歩く時間をもっと心地よく
ウォーキングは、日常に取り入れやすく、継続しやすい運動です。
より心地よく歩くためには、歩数や距離だけでなく、姿勢、腕振り、頭の位置、足裏の使い方を意識することが大切です。
まずは、次の3つから始めてみましょう。
腕と脚を自然に連動させる
頭の位置を整える
足裏をやさしく使う
正しいウォーキングフォームは、一度で身につくものではありません。日々の散歩や通勤の中で少しずつ意識しながら、自分にとって無理のない歩き方を見つけていきましょう。
Suuntoウォッチで歩数、距離、心拍数、ルートを記録すれば、自分の変化にも気づきやすくなります。毎日のウォーキングを、もっと楽しく、もっと計画的に続けてみましょう。
▶︎SuuntoのランニングGPSウォッチを見る
運動中に音楽を聴く効果とは?プレイリストとBPMの選び方
ランニングや室内トレーニングを始めたいのに、なかなか気分が乗らない。長い運動の後半になると集中が切れてしまう。そんなとき、音楽は身体を動かすきっかけや、運動を楽しく続ける助けになります。
ただし、テンポの速い曲を集めれば必ずパフォーマンスが上がるわけではありません。運動の目的、周囲の環境、自分が心地よく感じるリズムに合わせて選ぶことが大切です。
この記事では、運動中に音楽を聴くメリット、BPMの考え方、ウォームアップからクールダウンまでのプレイリストの作り方、安全に楽しむポイントを解説します。
Photo: Kevin Scott Batchelor
目次
運動中に音楽を聴くメリット
BPMとは?運動との関係
プレイリストを作る5つのコツ
目的別プレイリストの組み方
ランニングで音楽を使う方法
屋外で安全に聴くための注意点
Suunto製品で音楽を楽しむ
よくある質問
まとめ
運動中に音楽を聴くメリット
運動を始めるきっかけになる
好きな曲を再生することをトレーニング開始の合図にすると、「まず外へ出る」「ウォームアップを始める」といった最初の一歩を踏み出しやすくなります。運動を習慣化したい人は、決まった1曲をスタート用に設定する方法もあります。
気分や集中を切り替えやすい
音楽は気分を高めたり、単調な運動中の集中を保ったりする助けになります。一定ペースのランニング、長時間の室内バイク、筋力トレーニングなど、繰り返しの多い運動と相性がよいと感じる人もいます。
動きのリズムをつくりやすい
人には、音楽のリズムへ動きを合わせようとする傾向があります。ランニングの足運び、サイクリングのペダリング、反復運動のテンポを一定に保つ目安として活用できます。
音楽の感じ方には個人差があります。音楽が気になって集中できない場合や、呼吸・フォームを丁寧に確認したい練習では、無理に聴く必要はありません。
BPMとは?運動との関係
BPMは「Beats Per Minute」の略で、1分間に刻まれる拍の数を表します。数字が小さいほどゆったりした曲、数字が大きいほどテンポの速い曲になります。
運動用プレイリストでは、BPMを強度や動きのリズムを考えるヒントにできます。ただし、「ランニングには必ず180 BPM」「ジョギングには必ず140 BPM」といった絶対的な正解はありません。同じBPMでも、曲調やリズムの取り方によって体感は変わります。
運動の場面
音楽の方向性
確認したいこと
ストレッチ・準備
落ち着いたテンポ
呼吸と動作を急がない
イージーラン・有酸素運動
一定で心地よいリズム
曲に引っ張られて強度を上げすぎない
テンポ走・高強度区間
気持ちを高めやすい曲
予定したペース・心拍ゾーンを優先する
クールダウン
徐々に落ち着く構成
呼吸と心拍数をゆっくり戻す
運動用プレイリストを作る5つのコツ
1. 運動の目的をひとつ決める
リラックスしたジョギング、集中したいテンポ走、室内の筋力トレーニングでは、合う曲が異なります。まず「いつ、どの運動で使うか」を決めましょう。
2. 自分が好きな曲を中心に選ぶ
BPMが理想的でも、気分が乗らない曲では長く使い続けにくくなります。数字だけで選ばず、自然に身体を動かしたくなる曲を優先します。
3. 始まり・中盤・終わりをつくる
プレイリスト全体をひとつの流れとして組み立てます。最初は落ち着いて入り、中盤は一定のリズムを保ち、苦しくなりやすい後半に気持ちを高める曲を置き、最後はクールダウンへつなげます。
4. 予定時間より少し長くする
信号待ち、準備、クールダウンを含めると、運動時間が予定より長くなることがあります。終了直前に音楽が途切れないよう、10〜15分ほど余裕を持たせます。
5. 実際に使って入れ替える
プレイリストは一度で完成させる必要はありません。曲によってペースが上がりすぎる、集中が切れる、音量差が大きいと感じたら、運動後に順番を変更します。
目的別プレイリストの組み方
イージーラン
会話できる程度の運動強度を保ちやすい、一定で心地よい曲を中心にします。テンポの速い曲でペースが上がりやすい人は、BPMを下げるか、音楽より心拍数と呼吸を優先してください。
インターバルトレーニング
ウォームアップ、運動区間、回復区間、クールダウンの順に構成します。ただし、曲の切り替わりをインターバルの合図として使うと時間が不正確になる場合があります。運動と休息の管理にはウォッチのインターバル機能を使用しましょう。
ロング走
前半から刺激の強い曲を続けず、長時間聴いても疲れにくい構成にします。後半に集中が切れやすい人は、お気に入りの曲を終盤へ配置する方法があります。長時間走の組み立ては「ロング走・LSDとは?持久力を高める効果と正しいやり方」も参考にしてください。
筋力トレーニング
セット間の気持ちを切り替えやすい曲を選びます。速い曲に合わせてフォームや反復速度を崩さず、重量、回数、休息時間など、その日のメニューを優先します。
ランニングではBPMよりケイデンスを先に確認
ケイデンスは、1分間の歩数を表すランニング指標です。音楽のBPMと同じ数字で表されますが、ケイデンスと曲のBPMを必ず一致させる必要はありません。
曲のリズムへ自然に足が合う場合は、一定のリズムを保つ助けになります。一方で、普段より速い曲へ無理に合わせると、フォームが崩れたり、予定以上に運動強度が上がったりすることがあります。
まず普段のケイデンスを確認し、その近くのBPMや、半分のテンポとして感じやすい曲を試してみましょう。ケイデンス、心拍数、ペースの使い分けは「ランニングデータの見方|ピッチ・心拍数・ペースをどう使い分ける?」で解説しています。
屋外で安全に音楽を聴くための注意点
音楽に集中しすぎると、車、自転車、ほかのランナー、動物、アナウンスなどへの反応が遅れるおそれがあります。屋外では音質や没入感より、周囲を把握できることを優先してください。
音量を上げすぎない
交通量の多い交差点や狭い道では再生を止める
周囲の音を確認しやすいオープンイヤー型を検討する
夜間はライトや反射材も併用する
レースや施設のイヤホン使用ルールを確認する
山では天候、落石、ほかの利用者の声を聞ける状態にする
安全対策を優先したイヤホンの選び方は「スポーツ向けイヤホンの選び方|骨伝導・オープンイヤー・防水」をご覧ください。
Suunto製品で音楽を楽しむ
Suunto Sparkは、耳をふさがないオープンイヤー型のスポーツイヤホンです。周囲の音を確認しながら音楽を楽しみたいランニングやトレーニングに活用できます。
Suunto Runは、ウォッチ本体へ音楽を保存してオフライン再生できるランニングウォッチです。スマートフォンを持たずに走りたい場合の準備と接続方法は「ランニングウォッチで音楽再生する方法|Suunto Run × Sparkの使い方」で確認できます。
音楽を聴いている間も、ウォッチの画面でペース、心拍数、経過時間を確認し、その日のトレーニング目的から強度が外れていないか確認しましょう。
よくある質問
ランニングに最適なBPMはいくつですか?
すべてのランナーに共通する最適値はありません。普段のケイデンス、運動強度、好みの曲によって異なります。まずは自然に走れる曲を使い、ペースやフォームが崩れないか確認してください。
音楽のBPMとケイデンスは同じにするべきですか?
必ず一致させる必要はありません。同じBPM、ケイデンスの半分に近いBPM、リズムを取りやすい曲などを試し、自分が無理なく一定の動きを保てるものを選びます。
音楽を聴くとランニングが速くなりますか?
気分やリズム、運動のつらさの感じ方に影響する可能性はありますが、必ず速くなるとは限りません。音楽でペースが上がりすぎる場合もあるため、計画した心拍ゾーンや体感を優先します。
レース中もイヤホンを使用できますか?
大会によって、使用禁止、片耳のみ、オープンイヤー型のみ許可などルールが異なります。必ず大会要項を確認し、スタッフの指示や周囲の音を聞ける状態にしてください。
まとめ|運動の目的に合わせて音楽の流れをつくろう
運動中の音楽は、始めるきっかけをつくり、気分を切り替え、一定のリズムを保つ助けになります。BPMだけで正解を決めず、好きな曲、運動の目的、ウォームアップからクールダウンまでの流れを組み合わせましょう。
屋外では、周囲の音が聞こえる音量と装着方法を優先してください。安全を確保したうえで、自分がまた身体を動かしたくなるプレイリストへ少しずつ整えていくことが大切です。
周囲の音を聞きながらスポーツを楽しむ
オープンイヤー型のSuunto Sparkで、音楽とトレーニングをもっと身近に。
Suunto Sparkを見る
Meet the Mambo Brothers, two health conscious DJs living the nightlife
They travel the world playing at festivals and parties that go until the sun rises. They return home to Ibiza and party some more at their own venues, including the famous Café Mambo Ibiza. But don’t be fooled, Mambo Brothers Christian and Alan Anadon prize health and fitness as much as an epic night out partying.
They have been living and breathing electronic music since they were kids. EDM aristocrats, their parents were founders of the legendary Café Mambo Ibiza where some of the world’s biggest name DJs have come to play. Only boys, they watched and learned, fell in love with music and the ability of DJs to send a crowd wild.
Now they run the cafe, play at events across the globe, and produce their own music. In a new partnership with Suunto, the Mambo Brothers put together three playlists for Suunto users to enjoy on their next workout. The first playlist is ideal for recovery and chilling. The second playlist offers more get up and go. And the third playlist consists of tracks suited to an intense workout. We caught up with two brothers and asked them about sports, fitness and the DJ lifestyle – read on below.
With a view like that we can see why Christian likes to work out at home. © Mambo Brothers
Play your own favorite tunes from your wrist
With the Suunto 7 smartwatch you can connect your headphones to your phone and control music and other audio – adjust volume, pause and skip tracks – straight from your wrist without taking your phone out of your pocket.
You can also listen to music without your phone: Spotify has just released an update to their Wear OS app that enables offline use. Simply connect your bluetooth headphones with your watch and download the tracks that you want to take with you!
With this new feature, Spotify Premium users will be able to download their favorite albums, playlists, and podcasts to listen offline. Free users will be able to stream their tunes in Shuffle Mode using a WiFi or cellular connection, as well as download any of their favorite podcasts directly to the watch.
LEARN HOW TO USE SPOTIFY WITH YOUR SUUNTO 7
Running, the gym, hiking, dancing all night – what’s your sport?
As kids, we really enjoyed playing basketball on the weekends, but all that kind of thing got lost when we discovered the world’s best night clubs on Ibiza! Nowadays, we mostly go to the gym and work out there. We do 30 to 45 min runs on the treadmill and keep our heart rate over 140 to burn all that excess good life we have! Then we do compound exercises like deadlifts, squats with dumbbells, lumberjacks etc. Doing this helps us burn fat much faster.
Any outdoor adventure sports?
Sometimes we enjoy a good hike somewhere on the island, or while we are on tour we find a good track to walk. We also do a lot of deep sea diving. We love diving as it’s a gentle sport, and you have to be concentrated on your breathing and what you see in the water so it’s a very relaxing and a kind of therapy for us. It helps us to chill out.
Being a DJ is a nocturnal life right? How do you stay balanced and in shape?
For us it’s really difficult to find a routine because it’s so easily broken with all the travelling, playing at festivals, nightclubs, working at our venues in Ibiza. We have tried working with a personal trainer, which works very well during winter months, but when the night clubs in Ibiza open, and the summer tours start again, it’s a drastic change for us. We difficult to keep appointments because we never know what time we are going to call it a night. So this makes maintaining a routine difficult. It’s important for us to do some form of sport every day to get the positive vibes that exercise brings!
Alan overlooks Ibiza, an island famous for its electronic music. © Mambo Brothers
Has the DJ scene got healthier these days or is it still pretty wild?
It has got healthier for sure, and DJs are more conscious about wellbeing and feeling good in general. We are all very happy about that, but we are still playing with fire every night and try not to cross the line and break routines and good habits. For us, it’s very important to maintain good habits like training most days, plus sometimes adding a hike, a swim in the ocean, and eating healthy food! Keeping a balance and feeling fit is essential to handle our busy schedule.
What do you love about producing music and DJing at dance parties?
We love being DJs because it’s very social and we love making friends around the world that eventually visit us at Cafe Mambo during the summer. It makes us very happy being able to return their hospitality and have a few shots of good tequila with them! We have an amazing job; you get to travel, meet people, eat at great restaurants and of course dance! Producing our music is great – we get a buzz when a studio session goes well and we get a good track that you can play at a gig and see the crowd’s reaction. You can see how the track works and whether we are getting it right or if it needs some changes next time we’re in the studio! We feel blessed to be able to travel the world doing what we love most!
Tell me about your playlists and why you chose these tracks?
All the music has been tested on the treadmill and it works! We have never ran so much and enjoyed it so much! We have made a selection of classics, music that we love, and records that really motivate us! We hope you like it and enjoy as much as we do!
Lead image: Photo by Sebastian Coman Travel on Unsplash
Read more articles
The benefits of training to music and making your best playlist
4 indoor training tips for endurance athletes
How to adapt your training when the unexpected strikes
7 indoor training exercises to stay in shape
ランニングコーチの選び方|オンライン指導・AI・トレーニングアプリを比較
ランニング、トレイルランニング、サイクリング、トライアスロンで目標を決めたものの、「どんな練習をすればいいのか分からない」「一人では負荷を調整しにくい」と感じることがあります。そんなときに役立つのが、オンラインコーチとデジタルトレーニングサービスです。
Suuntoアプリ内の「SUUNTOコーチ」を活用する方法、人のコーチから個別指導を受ける方法、外部トレーニングサービスを利用する方法があり、それぞれ役割が異なります。この記事では、その使い分けと、持久系スポーツのコーチを選ぶポイントを紹介します。
目標と現在地を整理すると、自分に必要なサポートを選びやすくなります。
目次
オンラインコーチが向いている人
SUUNTOコーチと人のコーチの違い
最初に必要なサポートを整理する
自分に合うコーチを選ぶ5つのポイント
コーチとの関係で大切な3つのこと
トレーニングサービスの選び方
Suuntoと対応サービスを連携するメリット
TrainingPeaksを活用する
コーチングを始める前のチェックリスト
よくある質問
まとめ
オンラインコーチが向いている人
オンラインコーチは、対面で会うことが難しい人だけの選択肢ではありません。ウォッチで記録したトレーニングデータと日々のフィードバックを共有することで、離れた場所にいるコーチから継続的な助言を受けられます。
特に、次のような人に向いています。
初めてマラソン、ウルトラ、トライアスロンなどに挑戦する
練習量を増やしているが、疲労とのバランスに迷っている
仕事や家庭の予定に合わせて計画を調整したい
停滞の原因を客観的に見てほしい
レースまでの長期計画と、週ごとのメニューをつなげたい
一方、医療的な判断やけがの診断は、一般的なスポーツコーチングの範囲外です。痛みや体調上の不安がある場合は、医師や適切な専門家へ相談してください。
SUUNTOコーチと人のコーチの違い
SUUNTOコーチは、SuuntoアプリのTraining Zoneに組み込まれた機能です。蓄積されたトレーニング履歴をもとに、負荷、回復、進捗などのポイントを分かりやすく示し、日々のトレーニングを振り返る判断材料を提供します。対応する機能では、目標やスケジュールなどに合わせたAIトレーニングプランも利用できます。
一方、人のコーチは、数値だけでは分からない生活状況、競技経験、悩み、レース戦略まで対話しながら計画を調整できます。外部トレーニングサービスは、ウォッチの記録、計画、分析、コーチとのやり取りをつなぐためのプラットフォームとして機能します。
選択肢
主な役割
向いている使い方
SUUNTOコーチ
データに基づくフィードバックやトレーニング計画
まず自分で継続しながら、負荷や回復を確認したい
人のコーチ
対話を含む個別判断と計画調整
明確な大会目標があり、専門的な伴走を受けたい
外部サービス
計画、分析、データ共有
専門的な分析やコーチとの記録共有を行いたい
どれか一つに限定する必要はありません。SUUNTOコーチで日々の状態を確認しつつ、目標レースへ向けて人のコーチと相談し、必要に応じて外部サービスでデータを共有する、といった併用もできます。
AIトレーニングプラン、使い方、対応モデルなどは、SUUNTOコーチとAIトレーニングプランの解説をご覧ください。機能の提供状況はモデル、アプリのバージョン、地域などによって異なる場合があります。
最初に必要なサポートを整理する
コーチを探す前に、「何を解決したいのか」を具体的にします。目標タイムの達成、初完走、フォーム改善、練習の継続、オーバートレーニングの回避では、必要な専門性が異なります。
次の4点を書き出すと、候補を比較しやすくなります。
目標:大会名、距離、目標タイム、完走など
期限:目標レースまでの期間
現状:運動歴、週の練習時間、直近の記録、けがの履歴
求める支援:メニュー作成、データ分析、定期面談、メッセージ相談など
練習量の現状を整理する際は、Suuntoでトレーニング負荷を理解・管理する方法も参考になります。
自分に合うコーチを選ぶ5つのポイント
1. 目標競技の指導経験がある
ロードランニング、トレイルランニング、サイクリング、トライアスロンでは、計画の立て方や必要な技術が異なります。自分が挑戦する競技や距離の指導実績を確認しましょう。コーチ本人の競技実績だけでなく、どのような選手を支援してきたかも重要です。
2. 方針と根拠を説明してくれる
良いコーチングでは、メニューを渡すだけでなく、「この練習を今行う理由」「目標とどうつながるか」が説明されます。質問に対して、専門用語だけで押し切らず、理解できる言葉で答えてくれるかを見ます。
3. 生活全体を考慮して調整できる
仕事、睡眠、家庭の予定、移動時間もトレーニングへ影響します。計画どおりにできなかったことを責めるのではなく、現実的な代替案を一緒に考えられるコーチが理想です。
4. 連絡方法と頻度が合っている
週次のメッセージ、月1回の面談、各トレーニングへのコメントなど、サービスによって対応範囲は異なります。返信の目安、面談回数、計画変更の条件を契約前に確認してください。
5. 費用と解約条件が明確である
月額料金だけでなく、初期相談、面談、レース前後のサポート、トレーニングサービス利用料が含まれるかを確認します。最低契約期間や休止・解約の条件も先に把握しておきましょう。
コーチとの関係で大切な3つのこと
信頼
元記事で紹介された持久系スポーツコーチのMichael Arendは、コーチと選手の関係で信頼が不可欠だと話しています。方針に納得したうえで一定期間取り組み、毎回の結果だけで計画を判断しないことが大切です。
正直な情報共有
予定した練習ができなかった日、睡眠不足、仕事のストレス、体調、補給の問題も率直に伝えます。数値だけでは分からない背景があれば、コーチはより現実的に負荷を調整できます。
対等なコミュニケーション
選手が何も考えず指示に従う関係でも、コーチが選手の希望をすべて受け入れる関係でもありません。疑問を質問でき、コーチも判断の理由を説明できる、対話のある関係を目指します。
データに加え、体調や生活状況も正直に共有することが計画の調整につながります。Photo: Curtis MacNewton / Unsplash
トレーニングサービスの選び方
オンラインコーチングで使うサービスは、機能の多さよりも、自分とコーチの双方が継続して使いやすいかで選びます。
対応競技:ランニング、サイクリング、トライアスロンなど
計画機能:カレンダーへのメニュー配置や変更がしやすいか
分析機能:心拍数、ペース、パワー、トレーニング負荷を確認できるか
共有機能:コーチが記録を確認し、コメントできるか
連携:使用中のGPSウォッチやSuuntoアプリと接続できるか
料金:必要な機能が無料プランか有料プランか
データ管理:連携時に共有されるデータと権限を確認できるか
料金や提供機能は変更されるため、契約前に各サービスの公式情報を確認してください。
Suuntoと対応サービスを連携するメリット
Suunto RunやSuunto Race 2などで記録したワークアウトは、Suuntoアプリで管理できます。さらに対応するパートナーサービスと接続すれば、用途に応じた分析、トレーニング計画、コーチとの記録共有に活用できます。
Suuntoでは、Strava、TrainingPeaks、komootなどを含む200以上のパートナースポーツサービスとの接続を案内しています。利用できるサービスや機能は地域・サービス側の仕様によって変わる場合があるため、Suuntoパートナーの公式ページで最新情報を確認してください。
連携前のポイント:共有されるトレーニングデータ、連携先のプライバシーポリシー、接続解除の方法を確認しましょう。
TrainingPeaksを活用する
TrainingPeaksは、持久系スポーツのトレーニング計画と分析に利用されているサービスです。SuuntoのコネクテッドスポーツウォッチはTrainingPeaksとの互換性が公式に案内されており、トレーニング記録の確認やコーチとの計画共有に活用できます。
トレーニングストレススコア(TSS)などの指標を見る場合は、一回の数値だけで良し悪しを決めず、継続的な変化と体調を合わせて判断します。詳しくは、トレーニングストレススコア(TSS)とは?をご覧ください。
互換性や提供機能の最新情報は、SuuntoとTrainingPeaksの公式案内で確認できます。
コーチングを始める前のチェックリスト
目標、期限、週に確保できる練習時間を伝えた
競技歴、直近の記録、けがや体調上の注意点を共有した
コーチの専門分野と指導経験を確認した
連絡頻度、返信の目安、計画変更の方法を確認した
料金に含まれる範囲と解約条件を確認した
利用サービスとSuuntoアプリの連携可否を確認した
第三者サービスへ共有するデータと権限を確認した
トレーニング開始後は、負荷だけでなく回復も計画に含めます。リカバリーの本当の意味と回復の考え方もあわせて確認しましょう。
よくある質問
初心者でもオンラインコーチを利用できますか?
利用できます。初めての大会完走や運動習慣づくりを支援するコーチもいます。自分の経験と目標に合う指導実績があるかを確認してください。
コーチをつけず、トレーニングサービスだけ使うこともできますか?
可能です。サービスによっては、自分で計画を管理したり、既成のプランを利用したりできます。ただし、提供機能と料金は各サービスで異なります。
Suuntoアプリだけでもトレーニングを振り返れますか?
はい。Suuntoアプリでは、ウォッチで記録したトレーニングデータの管理・分析ができます。より専門的な計画やコーチとの共有が必要な場合に、対応サービスとの連携を検討するとよいでしょう。
まとめ
自分に合うオンラインコーチを選ぶには、目標競技の指導経験、説明の分かりやすさ、生活に合わせた調整力、連絡方法、料金と契約条件を確認することが大切です。コーチングを始めた後は、良い結果だけでなく、疲労や予定どおりにできなかった理由も正直に共有しましょう。
Suuntoアプリと対応するパートナーサービスを接続すれば、ウォッチで記録したデータを計画や分析、コーチとのコミュニケーションに活用できます。まずは自分に必要なサポートを整理し、公式情報を比較するところから始めてください。
Suunto対応トレーニングサービスを確認する
トレーニング計画、分析、ルート、コミュニティなど、目的に合うパートナーを探してみましょう。
Suuntoパートナーを見る
ウルトラトレイルで心が折れそうなときに|コートニー・ドウォルターの6つのメンタル術
ウルトラトレイルや長距離レースでは、脚力だけでなく、苦しい時間帯をどう受け止めるかが前進を左右します。世界のウルトラレースで活躍するコートニー・ドウォルターは、極限の場面でも自分の状態を整理し、目の前の一歩へ意識を戻す方法を磨いてきました。
ここでは、コートニーが実践する6つのメンタル術を、トレイルランニングやロング走で取り入れやすい形にして紹介します。なお、メンタルの工夫は、けがや体調不良を我慢するためのものではありません。鋭い痛み、めまい、意識の混乱、低体温症が疑われる症状などがある場合は、競技の継続より安全を優先してください。
長いレースでは、身体と同じように心の扱い方も重要になります。Photo: Martina Valmassoi
目次
ウルトラトレイルで必要なメンタルの強さとは
1. 今この瞬間に集中する
2. 心の中の言葉を言い換える
3. 苦しさをいったん認める
4. 自分のマントラを持つ
5. 乗り越えた経験を思い出す
6. あえて別のことを思い描く
メンタル術はトレーニングで試す
データと自分の感覚を組み合わせる
よくある質問
まとめ
ウルトラトレイルで必要なメンタルの強さとは
メンタルの強さとは、苦しさを感じなくなることではありません。疲労や不安がある状態でも、状況を冷静に捉え、次にできる行動へ注意を向け直す力です。
コートニーは、レース中に訪れる非常に苦しい時間を「ペインケーブ(苦痛の洞窟)」と表現します。そこから無理に逃げようとせず、何が起きているかを観察しながら、一歩ずつ進む。その考え方が、次の6つの方法につながっています。
1. 今この瞬間に集中する
残り距離や次の長い登りを考え続けると、まだ起きていない苦しさまで先取りしてしまいます。そんなときは、呼吸、足の接地、腕振り、次のエイドまでなど、目の前にある小さな単位へ意識を戻します。
「ゴールまであと何時間」ではなく、「次のカーブまで」「まず水分を取る」と区切るのがポイントです。長時間の走りに身体と気持ちを慣らす方法は、ロング走・LSDトレーニングの効果と取り入れ方でも紹介しています。
2. 心の中の言葉を言い換える
「もう無理だ」「このまま失速する」と考え始めると、不安がさらに強くなることがあります。まず、その言葉が事実なのか、一時的な疲労が生んだ予測なのかを切り分けましょう。
たとえば「脚が重いから終わりだ」を、「脚は重い。でも補給してペースを整えれば、次の区間へ進める」に置き換えます。根拠のない楽観ではなく、次に取れる具体的な行動が入った言葉に変えることが大切です。
3. 苦しさをいったん認める
つらさを完全に否定すると、かえってその感覚に意識を奪われることがあります。「今はかなり苦しい」と短く認めたうえで、呼吸、フォーム、補給、装備など、自分が調整できる要素を確認します。
確認したいこと:単なる疲労か、補給不足か、暑さ・寒さへの対応が必要か、それとも中止すべき痛みや体調異常か。
認めることと、諦めることは別です。状態を言葉にできれば、必要な判断へ移りやすくなります。
苦しさを整理し、次の行動へ意識を切り替えます。Photo: Martina Valmassoi
4. 自分のマントラを持つ
コートニーが使う言葉のひとつは、「I’m fine(私は大丈夫)」や「Everything is fine(すべて大丈夫)」という短いフレーズです。繰り返しやすい言葉は、乱れた思考をリセットし、一定のリズムを取り戻すきっかけになります。
マントラは自分が納得できるもので構いません。「一歩ずつ」「落ち着いて進む」「次のエイドまで」など、短く具体的な言葉をトレーニング中から試しておきましょう。
5. 乗り越えた経験を思い出す
苦しい局面では、以前に似た状況を乗り越えた経験が「今回も対応できる」という根拠になります。完走経験だけでなく、雨の中で走り切った日、疲れていても予定した時間を動けた日、補給の失敗から立て直した経験も立派な材料です。
日々のトレーニングを記録しておくと、記憶だけに頼らず、自分が積み重ねてきた証拠を振り返れます。負荷の偏りを確認するには、Suuntoでトレーニング負荷を理解・管理する方法も参考になります。
6. あえて別のことを思い描く
集中し続けることだけが正解ではありません。苦しさへ注意が固定されてしまったら、家族や友人、好きな景色、ゴール後に食べたいものなどを思い浮かべ、一時的に意識を別の場所へ移す方法もあります。
ただし、足場が悪い区間、夜間、分岐の前後では安全とナビゲーションを優先してください。単調で危険の少ない区間と、集中が必要な区間を見分けて使い分けます。
メンタル術はトレーニングで試す
6つの方法は、本番で初めて使うより、ロング走や登りの反復などで試しておくほうが実践しやすくなります。苦しくなった瞬間に、どの言葉や考え方が自分に合ったかをメモしておきましょう。
苦しくなった場面と、その直前のペースや補給を記録する
使ったマントラと、気持ちがどう変化したかを書く
次回は何を変えるか、ひとつだけ決める
走り始めるまでの気持ちを整えたい場合は、ランニングのモチベーションを高める10のヒントもあわせてご覧ください。
データと自分の感覚を組み合わせる
長時間のレースでは、気持ちだけで押し切らず、ペース、心拍数、経過時間、標高、ルートなどの情報も判断材料にします。Suunto Vertical 2やSuunto Race 2のようなGPSスポーツウォッチを使えば、現在の状況を確認しながら、ペース配分やナビゲーションの判断を支えられます。
一方で、数値が良好でも鋭い痛みや明らかな体調異常があれば、立ち止まって状況を確認する必要があります。トレーニング後は、リカバリーの本当の意味と回復の考え方を参考に、次の運動へ向けた回復も計画しましょう。
心の状態、身体の感覚、データを組み合わせて判断します。Photo: Martina Valmassoi
よくある質問
メンタルが強い人は、レース中につらくならないのでしょうか?
いいえ。つらさを感じても、それにどう反応するかを選び、次の行動へ意識を戻せることが重要です。
初心者でもマントラは役立ちますか?
役立ちます。短い距離の練習でも、「呼吸を整える」「次の角まで」など、自分に合う言葉を試せます。
痛みがあるときも、考え方を変えて走り続けるべきですか?
いいえ。鋭い痛み、動作の変化を伴う痛み、めまい、意識の混乱などは、立ち止まって状態を確認すべきサインです。必要に応じて競技を中止し、救護や医療機関へ相談してください。
まとめ
コートニー・ドウォルターの6つのメンタル術は、苦しさを消す魔法ではなく、状況を整理して次の一歩へ戻るための実践的な方法です。
今この瞬間に集中する
心の中の言葉を言い換える
苦しさをいったん認める
自分のマントラを持つ
乗り越えた経験を思い出す
あえて別のことを思い描く
普段のトレーニングから一つずつ試し、自分に合う方法を準備しておきましょう。
長い挑戦を支えるGPSスポーツウォッチを見つけよう
トレーニングの記録、ルートナビゲーション、レース中の状況確認に対応するSUUNTOのラインナップをご覧ください。
SUUNTOのスポーツウォッチを見る