近所で新しいランニングコースを探したい。旅先で多くの人が走っている道を知りたい。そんなときに役立つのが、Suuntoアプリのヒートマップです。
ヒートマップは、Suuntoコミュニティが記録したアクティビティをもとに、よく利用されている場所をスポーツ別に地図上へ表示する機能です。本記事では、ヒートマップの見方、スポーツの切り替え方、ルート候補の見つけ方、ルート作成へ活用する流れを動画付きで解説します。

Suuntoアプリのヒートマップとは
Suuntoアプリのヒートマップは、多くのユーザーがアクティビティを記録した場所を地図上の色で可視化します。明るく表示されている場所ほど、選択したスポーツで利用されることが多いルートの目安になります。
ヒートマップはスポーツ別です。同じ地域でも、ロードランニング、トレイルランニング、サイクリング、マウンテンバイク、ハイキングなど、選択するアクティビティによって表示される場所が変わります。
人気の道を探すだけでなく、混雑しそうな場所を避けたり、まだ走ったことのないエリアを見つけたりするためにも利用できます。
ヒートマップを表示する方法
- Suuntoアプリを開く
- 地図ビューを開く
- 地図レイヤーのメニューを選択する
- 「ヒートマップ」を有効にする
- ランニングやトレイルランニングなど、確認したいスポーツを選ぶ
- 地図を拡大・縮小し、候補エリアを確認する
アイコン、ボタンの位置、選択できるスポーツや地図レイヤーは、OSやSuuntoアプリのバージョンによって異なる場合があります。画面上で「地図」「レイヤー」「ヒートマップ」に相当する項目を確認してください。
色と線の見方
ヒートマップでは、利用頻度の高い場所ほど明るい色で表示されます。広域表示では人気のエリアを探し、拡大表示では実際に利用されている道のつながりを確認する、という使い分けが便利です。
| 表示 | 読み取り方 | 活用例 |
|---|---|---|
| 明るく太く見える場所 | 多くのアクティビティが記録されている可能性が高い | 定番コースや主要な登山道の候補を探す |
| 細く見える場所 | 利用記録はあるが、頻度が比較的低い可能性がある | 静かなルート候補を探し、別の地図情報で確認する |
| 表示がない場所 | 利用者が少ない、記録がない、または表示対象外の可能性がある | 通行可能とは判断せず、公式地図や現地情報を確認する |
ヒートマップは人気度の目安であり、通行の可否や安全を保証する地図ではありません。
実際のルート計画では、登山地図、道路情報、施設の公式情報、現地の規制も確認してください。
動画で使い方を確認する
Suuntoアプリでヒートマップを表示し、ルート候補を探す流れは、次の動画でも確認できます。アプリのバージョンによって画面表示が異なる場合がありますが、スポーツ別のヒートマップを選び、地図上で人気の場所を探す基本的な考え方は同じです。
新しいルートを見つける4つの使い方
1. 旅先の定番コースを探す
ホテルや駅、公園などを中心に地図を表示し、明るい線が連続している場所を探します。複数の人が使っている道は候補を絞る材料になりますが、時間帯や治安、交通量は別途確認してください。
2. ロードとトレイルを切り替えて比較する
同じ地域でも、ランニングとトレイルランニングではヒートマップが異なります。舗装路を走りたいのか、登山道や未舗装路へ入りたいのかに合わせて、スポーツを切り替えて比較しましょう。
3. 自分がまだ走っていない場所を探す
Suuntoアプリの「マイトラック」など、自分の過去の軌跡を表示できる機能とヒートマップを見比べると、近所にある未走の人気ルートを探しやすくなります。
4. 混雑を避ける候補を探す
明るく表示される定番ルートだけでなく、少し離れた場所にある別のラインも確認します。ただし、利用者が少ない道ほど安全とは限りません。通行規制、路面、補給場所、通信状況を調べたうえで判断してください。
ヒートマップからルートを作成する
走ってみたい場所が見つかったら、ヒートマップを表示したままSuuntoアプリのルート作成を開始します。地図上にポイントを追加すると、距離、累積標高、推定所要時間などを確認しながらルートを調整できます。
- ヒートマップ上でスタート地点と候補の道を確認する
- 「+」からルート作成を開始する
- 地図上にポイントを追加してルートを延ばす
- 距離、累積標高、推定所要時間を確認する
- 必要に応じて2D・3D表示や地図スタイルを切り替える
- ルート名と対象スポーツを設定して保存する
ヒートマップの線をそのままなぞるだけではなく、スタート地点へのアクセス、給水・補給場所、トイレ、日没時刻、エスケープルートまで含めて計画しましょう。詳しい準備は、登山ルートを計画する7つのポイントで確認できます。
ウォッチへ同期してナビゲーションする
Suuntoアプリで保存したルートは、対応するSuuntoウォッチへ同期できます。たとえば、Suunto Vertical 2では、同期したルートとオフラインマップを使い、通信環境のない山岳エリアでも現在地と進行方向を確認できます。
ヒートマップはルートを探す段階で活用し、現地では保存・同期したルートとオフラインマップを使用する、という流れで考えると分かりやすいでしょう。
- 出発前にルートがウォッチへ同期されているか確認する
- 対象地域のオフラインマップをダウンロードする
- ウォッチとスマートフォンを充電する
- 短いルートで地図表示と操作を試す
- 長時間の行動ではGPS精度とバッテリーモードを確認する
GPXファイルを使う場合は、GPXルートをSuuntoウォッチに入れる方法をご覧ください。地図画面の見方は、SUUNTOの地図・ナビゲーション画面ガイドで解説しています。

ヒートマップ利用時の注意点
- 線が表示されても通行可能とは限らない:私有地、立入禁止区域、季節閉鎖、工事、災害による通行止めを確認する
- アクティビティの種類を確認する:自転車で利用される道がランニングや徒歩に適しているとは限らない
- 人気と安全は同じではない:交通量、落石、増水、野生動物、雪崩など、その地域固有のリスクを調べる
- 表示の少ない場所へ安易に入らない:情報が少ない場所ほど、ナビゲーション能力と自立した装備が必要になる
- 紙地図や代替手段を用意する:ウォッチやスマートフォンの故障、バッテリー切れ、GPS受信不良に備える
山岳エリアへ入る場合は、ルートと行動予定を家族や知人へ共有し、悪天候や体調不良時の中止基準を決めてください。
まとめ
Suuntoアプリのヒートマップを使うと、スポーツ別によく利用されている場所を確認し、新しいランニング、トレイルランニング、サイクリング、ハイキングのルート候補を探せます。
ヒートマップで候補を見つけ、地図情報と現地の規制を確認し、Suuntoアプリでルートを作成してウォッチへ同期する。この流れを覚えると、近所でも旅先でも新しい場所を探索しやすくなります。