Suunto Run 2は、軽量なランニングウォッチというSuunto Runのコンセプトを受け継ぎながら、ディスプレイ、バッテリー、GPS、手首心拍計測、ナビゲーションをアップデートしたモデルです。さらに、地図をあらかじめウォッチに保存し、スマートフォンや通信環境がなくても現在地や周辺を確認できる「オフラインマップ」と、現在の運動強度から残りの余力や走り続けられる距離の目安をリアルタイムに表示する「EnergySense」が加わりました。日々のランニングからマラソン、初めてのルートまで活用の幅が広がっています。
この記事では、Suunto RunとRun 2の違いを比較し、それぞれがどのようなランナーに向いているのかを紹介します。

Suunto RunとRun 2の違いを比較
| 比較項目 | Suunto Run | Suunto Run 2 |
|---|---|---|
| ディスプレイ | 1.32インチ AMOLED 600ニト |
1.32インチ AMOLED 最大2,000ニト |
| サイズ | 46 × 46 × 11.5mm | 46 × 46 × 11.7mm |
| 本体重量 | 32g | 35g |
| ストラップ込み重量 | 36g(テキスタイルストラップ) | 53g(シリコンストラップ) |
| バッテリー容量 | 295mAh | 380mAh |
| 日常使用+屋外運動1時間/日 | 最大8日間 | 最大10日間 |
| 高精度GPSモード | 最大20時間 | 最大24時間 |
| ストレージ | 4GB | 4GB/64GB |
| オフライン音楽 | 対応 | 対応 |
| オフラインマップ | 非対応 | 対応 |
| EnergySense | 非対応 | 対応(ベータ版) |
※バッテリー持続時間は、使用条件や設定によって異なります。ストラップ込み重量は付属ストラップが異なるため、本体重量と分けて比較しています。
ケース径はどちらも46mmで、厚さの差は0.2mm。本体重量も3gの差に収まっています。見た目と装着感の方向性は大きく変えず、走行中に役立つ性能を中心に進化したのがRun 2です。
1. 明るく見やすくなったAMOLEDディスプレイ
どちらも1.32インチのAMOLEDディスプレイを搭載しています。Run 2は画面輝度が600ニトから最大2,000ニトへ向上しました。
直射日光の下でも、ペース、心拍数、距離、次のインターバルなどをひと目で確認しやすくなっています。画面サイズとケース径は変わらないため、コンパクトさを維持しながら視認性を高めています。
2. バッテリー持続時間が向上
Run 2のバッテリー容量は295mAhから380mAhへ、約29%増加しました。屋外運動を毎日1時間行う条件での日常使用は最大8日間から最大10日間へ、高精度GPSモードは最大20時間から最大24時間へ伸びています。
1週間のトレーニングを継続して記録したいときや、ロングラン、フルマラソンの前に、充電残量の余裕を持ちやすくなりました。
3. オフラインマップとストレージ容量
Runは4GBのストレージを搭載し、オフライン音楽に対応しています。Run 2は4GBモデルと64GBモデルがあり、オフライン音楽に加えて、無料のオフラインマップを利用できます。
走るエリアの地図を事前にダウンロードしておけば、スマートフォンの通信が届かない場所でも、道路やトレイル、現在地、周辺の地形を手元で確認できます。旅先のランニング、初めてのコース、トレイルランニングやハイキングにも活用しやすいアップデートです。

4. GPSと手首心拍計測をアップデート
Run 2は、GPS、GLONASS、Galileo、BeiDou、QZSSの5つの衛星システムに対応した、新世代のデュアルバンドGPS(L1+L5)を搭載しています。実際に走ったルートにより近い軌跡を記録し、トレーニングやレースで判断材料となる距離とペースの精度を支えます。
手首心拍センサーも新しくなり、2.5D曲面センサーガラスの下に配置した6つのグリーンLEDから取得した信号を、12チャンネルで処理します。インターバルやペース変化のあるランニングでも、手首から運動強度を捉えやすい設計です。通常の手首心拍計測に、胸部心拍ベルトは必要ありません。
5. EnergySenseで残りの余力を確認
RunとRun 2は、ゴーストランナーやマラソンモードなど、目標ペースを支えるランニング機能を共通して搭載しています。Run 2では、そこに新機能「EnergySense」が加わりました。
ペースが「どれくらい速く走っているか」、心拍数が「身体にどれくらい負荷がかかっているか」を示すのに対し、EnergySenseは「現在の運動強度をあとどれくらい維持できるか」をリアルタイムに推定します。
- Endurance:残っている持久力の推定値
- Sustain:現在の運動強度で走り続けられる推定距離
- Remaining:設定した目標までの残り距離
たとえば、マラソン後半でSustainがRemainingを十分に上回っていれば、現在のペースを維持する余裕があると判断できます。2つの数値が近づいてきた場合は、失速する前にペースを落とす、補給を行うといった判断につなげられます。
EnergySenseは距離目標を設定しないロングランでも利用でき、心拍ベルトは必要ありません。ベータ版として提供されているため、表示値は体感や当日のコンディションとあわせて目安として活用してください。詳しい見方と設定方法は、EnergySenseとは?マラソンのペース配分に役立つ見方・活用方法で紹介しています。
ゴーストランナーやリアルタイムフィニッシュタイム予測など、搭載されているランニング機能の詳細は、Suunto Run 2のランニング機能紹介で解説しています。

Suunto RunとRun 2、どちらを選ぶ?
Suunto Runがおすすめの人
- 軽さを最優先し、日々のランニングやレースに必要な基本機能を使いたい
- ゴーストランナーやトレーニング分析を活用したい
- オフラインマップを必要とせず、価格を抑えたい
Suunto Run 2がおすすめの人
- 明るい画面と長いバッテリー持続時間を重視したい
- マラソンでEnergySenseをペース配分に活用したい
- 初めてのルートやトレイルでオフラインマップを使いたい
- 新世代GPSと新しい手首心拍センサーを選びたい
Suunto Runは、軽量なランニングウォッチとして、日々のトレーニングからレース準備まで必要な機能をバランスよく備えています。Run 2はその土台を引き継ぎながら、「明るさ」「バッテリー」「地図」「計測」「走行中の判断」を強化したモデルです。
Suunto Runのランニング機能については、Suunto Runで走る:ランナーのためのGPSウォッチをご覧ください。Run 2の製品概要と発売情報は、Suunto Run 2発売ニュースで紹介しています。
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