ランニングウォッチは、走行距離やタイムを記録するだけでなく、日々のトレーニングやレース中の判断にも活用できます。Suunto Run 2には、残りの余力を確認できるEnergySenseをはじめ、ペース管理、インターバルトレーニング、強度ゾーンなど、ランナーを支える機能が搭載されています。
この記事では、製品仕様だけでは分かりにくい、Suunto Run 2の便利なランニング機能7つと、それぞれが役立つ場面をご紹介します。重量やディスプレイ、オフラインマップなどの製品概要は「ランニングウォッチSuunto Run 2新登場」をご覧ください。
1.EnergySenseで残りの余力を確認する

フルマラソンやロングランでは、序盤に余裕があっても、後半になってペースを維持できなくなることがあります。走っている最中に「今どれくらい力を使っているのか」「最後まで走り切る余力が残っているのか」を判断するのは簡単ではありません。
EnergySense(エナジーセンス)は、現在の運動負荷と残りの余力の目安をリアルタイムに表示し、ペースを維持するか、抑えるか、上げるかを考える材料を提供する機能です。心拍ベルトを装着しなくても、Suunto Run 2単体で利用できます。
▶︎EnergySenseについて詳しくはこちらで解説してます。
より適切な予測に活用するためには、事前に屋外で一定ペースのランニングを少なくとも3回記録し、ウォッチに自分の走力を学習させておきましょう。EnergySenseはベータ版として提供されているため、表示される数値はあくまで目安とし、その日の体調や気象条件も踏まえて判断してください。
2.ペースとランニングリズムを整える
Suunto Run 2には、目標タイムや一定のリズムを意識して走るための機能が用意されています。トレーニングだけでなく、マラソン本番のペース配分にも活用できます。
Marathon Timeで予想フィニッシュタイムを確認

マラソンモードでは、現在のペースをもとにした予想フィニッシュタイムを走行中に確認できます。「このままのペースを維持すると何時にゴールできるか」が分かるため、目標タイムに対して速すぎるか、遅れているかを判断しやすくなります。
Ghost Runnerで目標ペースとの差を確認

Ghost Runner(ゴーストランナー)は、設定した目標ペースで走る仮想ランナーとの差を表示する機能です。数字だけでは分かりにくいペースのずれを距離差として確認できるため、序盤のオーバーペース防止や、一定ペースで行うロングランに役立ちます。
メトロノームで一定のリズムを保つ
メトロノームは、設定したテンポに合わせて一定のリズムを知らせる機能です。走行中のピッチを意識したいときや、疲労によってリズムが崩れやすい後半の練習に活用できます。自分に合うテンポは走力や体格によって異なるため、特定の数値に無理に合わせるのではなく、走りやすいリズムを探してみましょう。
3.インターバルトレーニングを実行する
インターバルトレーニングでは、速く走る区間と、休息またはゆっくり走る区間を交互に繰り返します。Suuntoアプリでトレーニングメニューを作成してSuunto Run 2へ同期しておけば、ウォッチの案内に沿ってセッションを進められます。
時間や距離、繰り返し回数をあらかじめ設定できるため、走行中にタイマーを操作する回数を減らし、トレーニングへ集中しやすくなります。また、Suunto独自のFusedSpeedはGPSと手首の加速度センサーを組み合わせ、インターバル走などで速度が変化した際の反応を補います。
4.強度ゾーンを確認する
毎回同じ強度で走るのではなく、目的に合わせて強度を変えることがトレーニングの継続には重要です。Suunto Run 2では、心拍数やペースを5段階の強度ゾーンで確認できます。
目標ゾーンを設定すると、走行中のゲージで現在の位置を確認でき、設定した範囲を外れたときにはペースを上げる、または下げるよう知らせます。イージーランでは強度を上げすぎないようにし、テンポ走では狙ったゾーンを維持するといった使い分けができます。
なお、ウォッチに表示される強度やトレーニングに関する情報はアルゴリズムによる目安であり、医療上の判断や専門的なコーチングに代わるものではありません。体調に異変を感じた場合は運動を中止してください。
5.オートラップ・オートポーズで記録する
オートラップを設定すると、1kmなど指定した距離ごとに自動で区間を記録できます。各ラップのペースやタイムを振り返れるため、同じペースで走れていたか、後半にどの程度ペースが変化したかを確認しやすくなります。
オートポーズは、信号待ちなどで移動速度が下がった際に記録を自動停止し、再び走り始めると記録を再開する機能です。街中を走る際に、停止時間を走行時間へ含めたくない場合に役立ちます。一方、レースや休憩を含めた経過時間を残したい場合は、目的に合わせてオフにしましょう。
オートラップやメトロノームなど、Suunto Runにも共通する基本機能については「ランニングウォッチ、Suunto Runとは?ランナー向け機能紹介」でも紹介しています。
6.スポーツモード画面をカスタマイズする
走行中に確認したいデータは、練習内容やランナーによって異なります。Suuntoアプリではスポーツモードを作成し、Suunto Run 2の画面に表示する項目をカスタマイズできます。
例えば、イージーランでは心拍数と走行時間、テンポ走では現在のペースとラップペース、ロングランでは距離と経過時間を中心に配置するなど、用途ごとに画面を分けられます。表示項目を増やしすぎると走行中に読み取りにくくなるため、その日の練習で必要な情報に絞るのがおすすめです。
7.トラックランニングモードで記録する
陸上競技場では同じ場所を何度も周回するため、一般的なGPS記録では軌跡や距離にずれが生じることがあります。Suunto Run 2のトラックランニングモードでは、走るレーンの長さを設定し、必要に応じて計測データを自動補正します。
レーンの長さは運動前だけでなく、記録中にも変更できます。競技場でインターバル走やタイムトライアルを行うときは、実際に走るレーンに合わせて設定することで、距離とペースをより正確に振り返りやすくなります。
まとめ|目的に合う機能から使ってみよう

Suunto Run 2には、EnergySenseによる余力の確認、ペースとリズムの管理、インターバルトレーニング、強度ゾーン、オートラップ・オートポーズ、画面のカスタマイズ、トラックランニングモードなど、さまざまなランニング機能があります。
すべてを一度に設定する必要はありません。まずは普段のランニングでオートラップや表示画面を整え、目標に合わせてインターバル、強度ゾーン、レース向け機能を追加してみましょう。日々のトレーニングからマラソン本番まで、必要な情報を手元で確認しながら走れます。