初心者ダイバーが安全に上達する7つの心得|プロが教えるダイビングの基本

SuuntoDiveMarch 30 2016

ダイビングの認定を取得したものの、「水中でまだ余裕がない」「中性浮力が安定しない」「周りのダイバーについていけるか不安」と感じる人は少なくありません。

初心者のうちは、すべてを一度に完璧にしようとする必要はありません。大切なのは、自分の経験とコンディションに合う環境を選び、信頼できるインストラクターやガイド、バディと一緒に、一つずつ経験を積むことです。

元記事では、ダイビングの楽しさを伝えることに情熱を注ぐプロダイバーのマルコが、初心者へ向けた心得を紹介しています。その内容をもとに、安全に長くダイビングを楽しむための7つのポイントとして再構成しました。

初心者へダイビングの楽しさを教えるインストラクターのマルコ

ダイビングの楽しさを教えることに情熱を注ぐマルコ。© atmosphereresorts.com

1. リラックスして、ゆっくり動く

ダイビングは、激しく身体を動かすことを目的としたスポーツではありません。水は空気より抵抗が大きいため、急いで手足を動かすほど疲れやすくなり、呼吸も乱れやすくなります。

水中では姿勢を整え、必要な動作をゆっくり行いましょう。呼吸が速くなったり不安を感じたりしたら、無理に先へ進まず、ガイドやバディへ合図して状況を共有します。

水中では、リラックスしてゆっくり動くことが大切です。

2. 他人と比べず、自分のペースで学ぶ

中性浮力を早く身につける人もいれば、マスクに水が入ることへ慣れるまで時間が必要な人もいます。得意なことや不安に感じることは、一人ひとり異なります。

周囲と同じ速さで上達しようとせず、苦手なスキルをインストラクターへ率直に伝えましょう。質問しやすく、焦らせずに練習時間を取ってくれる指導者やダイビングショップを選ぶことも重要です。

自分のペースでダイビングスキルを練習する初心者ダイバー

© Bo Mancao

3. 経験に合った環境とダイブプランを選ぶ

認定を取得した直後から、深い場所や流れの強い海へ挑戦する必要はありません。水深、流れ、水温、視界、エントリー方法など、環境が変わると難易度も変わります。

ダイビング前のブリーフィングでは、最大深度、潜水時間、残圧の確認方法、折り返し条件、安全停止、はぐれた場合の手順を確認します。少しでも不安があれば、エントリー前に伝えましょう。計画を変更したり、その日のダイビングを見送ったりする判断も、安全なダイバーに必要なスキルです。

新しい環境や高度なダイビングへ進むときは、適切な講習と指導を受け、認定範囲と経験に合う計画を選んでください。

4. 体調と基礎体力を整える

ダイビングに特別な競技力は必要ありませんが、器材の運搬、水面移動、ボートへの乗り降りなどには基礎体力が役立ちます。日常的なウォーキングやスイミングなどで、無理なく身体を動かす習慣をつくりましょう。

寝不足、体調不良、強い疲労、飲酒の影響などがある状態で、無理に潜るべきではありません。健康上の不安や服薬がある場合は、自己判断せず、ダイビング医学に詳しい医師や所属する指導団体の基準に沿って確認してください。

健康状態と基礎体力を整えてダイビングを楽しむダイバー

© Bo Mancao

5. 器材は段階的にそろえ、操作を理解する

ダイビングを始めた直後に、すべての器材を購入する必要はありません。まずはレンタルを活用し、自分が続けたいダイビングスタイルや、身体に合う器材を知ることから始められます。

マスクは顔との相性が快適性に大きく影響するため、早い段階で自分に合うものを検討しやすい器材です。その後、使用頻度や目的に応じて、フィン、スーツ、BCD、レギュレーター、ダイブコンピューターなどを段階的に考えます。

自分の器材でもレンタル器材でも、使用前に操作と装着方法を確認してください。生命維持に関わる器材の整備や修理は、メーカーの指示に従い、認定サービスセンターや専門店へ依頼します。

6. バディやガイドと事前に話し合う

ダイビングでは、バディやガイドとの意思疎通が欠かせません。初めて一緒に潜る相手とは、経験本数だけでなく、最近潜った時期、使用する器材、コミュニケーション方法、不安な点を共有します。

  • 基本のハンドシグナル
  • 残圧を伝えるタイミング
  • 適正な距離と位置
  • エア切れ時に使う器材と手順
  • はぐれた場合の行動
  • ダイビングを中止する合図

「初心者だと伝えるのが恥ずかしい」と考える必要はありません。自分の経験や不安を正確に伝えることは、バディチーム全体の安全につながります。

ダイビング前にバディと計画や器材を確認する初心者ダイバー

© Bo Mancao

7. 継続して潜り、ログで振り返る

ダイビングスキルは、講習を修了した時点で完成するものではありません。無理のない環境で継続して潜り、毎回一つずつ課題を振り返ることで、少しずつ余裕が生まれます。

ダイブログには、最大深度や潜水時間だけでなく、使用した器材、ウエイト、水温、スーツ、視界、流れ、空気消費、うまくできたこと、次に練習したいことを残しましょう。

ブランクが長くなった場合は、いきなり以前と同じ条件へ戻らず、リフレッシュ講習や穏やかな環境から再開します。

▶︎関連記事:「ダイビングのオフシーズンにやるべき7つのこと|体力・器材・スキルの準備

▶︎関連記事:「ダイビングログをもっと活用する方法|Suuntoアプリでダイブデータを振り返る

初心者がSuuntoを選ぶときの考え方

ダイブコンピューターを選ぶときは、見た目や機能数だけでなく、水中で必要な情報を読み取りやすいか、操作を理解しやすいか、自分が目指すダイビングに対応しているかを確認します。

Suunto Nautic Sは、コンパクトな形状で、スキューバダイビングやフリーダイビングに必要な水中機能へ重点を置いたモデルです。

Suunto Oceanは、ダイビングに加えて、GPSスポーツウォッチとして日々の運動や睡眠、回復も記録したい人に適しています。

Suunto Nauticは、大型AMOLEDディスプレイを備え、レクリエーションから将来のテクニカルダイビングまで見据えたい人の選択肢です。

どのモデルを使う場合も、ダイブコンピューターは講習、バディシステム、適切なダイブプランの代わりにはなりません。使用前に取扱説明書を読み、表示、警告、ガス設定、充電、操作方法を陸上で確認してください。

信頼できる器材を使ってダイビングを楽しむプロダイバーのマルコ

© atmosphereresorts.com

まとめ|焦らず経験を積むことが上達への近道

初心者ダイバーにとって大切なのは、難しい環境へ急いで進むことではありません。ゆっくり動き、自分のペースで練習し、体調や海況に合わせて無理のない判断をすることが、安全な上達につながります。

分からないことや不安なことは、インストラクター、ガイド、バディへ早めに伝えましょう。毎回のダイビングをログで振り返り、一つずつ経験を積み重ねることで、水中を楽しむ余裕が少しずつ広がっていきます。

水中で必要な情報を、分かりやすく手元に

目的や経験に合ったSuuntoのダイブコンピューターを確認し、次のダイビングに備えましょう。

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