ランナー向け室内トレーニング7選|自宅でできる筋力・体幹メニュー

SuuntoRunApril 01 2020

ランニングのためのトレーニングは、走ることだけではありません。脚、臀部、体幹を支える筋力や関節を動かせる範囲を整えることも、安定した動きを続けるための土台になります。

自宅で行う室内トレーニングなら、雨や暑さで外へ出にくい日や、短時間しか取れない日にも取り入れられます。広いスペースや特別な器具がなくても始められます。

この記事では、ランナーが自宅で取り組みやすい7つの筋力・体幹・モビリティ種目と、初心者向けの組み合わせ方、安全に続けるポイントを紹介します。

自宅で室内トレーニングを行うアスリート

ランナーが室内トレーニングを行うメリット

ランニングは同じ動きを繰り返す運動です。走る練習だけでは刺激しにくい動きや筋肉へ取り組むことで、姿勢や着地を支える土台を整えられます。

  • 脚と臀部の筋力を補う
  • 体幹を安定させる練習ができる
  • 股関節や足首などの動きを確認できる
  • 天候に左右されず短時間で実施できる
  • 弱点や左右差に意識を向けやすい

ただし、補強トレーニングはランニングの代わりに距離を稼ぐものではありません。走る練習、回復、補強を目的に応じて組み合わせます。

始める前の準備

  • 滑りにくく、手足を伸ばせるスペースを確保する
  • 床の障害物を片づけ、必要に応じてマットを敷く
  • 最初に数分間、その場歩きや軽い関節運動を行う
  • 回数よりも、痛みなく安定したフォームを優先する
  • ジャンプを行う場合は、階下への音や床の状態も確認する

初心者は各種目を少ない回数から試します。動作中に痛み、めまい、強い息苦しさなどが出た場合は中止してください。

ランニングを支える筋力とモビリティを自宅で鍛えるアスリート

1. モビリティ|股関節と背中を動かす

元記事でウルトラランナーのライアン・サンデスが重視しているのが、モビリティと筋力トレーニングです。室内では、走る前後や休養日に、股関節や胸椎を無理のない範囲で動かせます。

やり方

  1. 四つ這いになり、手を肩の下、膝を腰の下へ置く
  2. 片手を頭の横へ添える
  3. 息を吐きながら肘を反対側の腕へ近づける
  4. 息を吸いながら胸を開き、肘を天井方向へ向ける
  5. 左右5〜8回を目安に、ゆっくり繰り返す

腰を大きくひねるのではなく、痛みのない範囲で背中と胸の動きを感じます。

2. スクワット|脚と臀部をまとめて使う

スクワットは、臀部、太もも、体幹を連動させる基本的な動きです。最初は椅子を目印にすると深さを調整しやすくなります。

やり方

  1. 足を腰幅から肩幅程度に開く
  2. 胸を無理に張らず、背中を自然に保つ
  3. 椅子へ座るように、腰を後ろへ下げる
  4. 膝とつま先が大きく異なる方向を向かないようにする
  5. 足裏で床を押し、立ち上がる

8〜12回を1〜3セットの目安とし、まずは安定してできる回数から始めます。

3. リバースランジ|片脚で身体を支える

ランニングでは左右の脚へ交互に体重がかかります。後方へ足を引くリバースランジは、片脚で身体を支える練習として取り入れやすい種目です。

やり方

  1. 足を腰幅程度にして立つ
  2. 片足を後ろへ引き、前脚へ体重を乗せる
  3. 上体を安定させながら、両膝を曲げる
  4. 前脚で床を押し、元の位置へ戻る
  5. 左右各6〜10回を繰り返す

バランスが不安定な場合は、壁や椅子へ軽く手を添えます。膝や股関節に痛みが出ない深さへ調整してください。

4. グルートブリッジ|臀部を意識する

仰向けで行うグルートブリッジは、臀部と体幹を意識しやすい種目です。

やり方

  1. 仰向けになり、両膝を曲げて足裏を床へ置く
  2. 足を腰幅程度に開く
  3. 腹部へ軽く力を入れ、臀部を使って腰を持ち上げる
  4. 肩から膝が自然な線になる位置で止める
  5. 腰を反らしすぎず、ゆっくり下ろす

10〜15回を1〜3セットの目安にします。腰ではなく臀部を使っているか確認しましょう。

5. カーフレイズ|ふくらはぎと足首を鍛える

カーフレイズは、かかとを上げ下げしてふくらはぎを使うシンプルな種目です。壁や椅子の近くで行うと安全です。

やり方

  1. 足を腰幅程度にして立ち、必要に応じて壁へ手を添える
  2. 足の指だけへ偏らないよう、前足部全体で床を押す
  3. かかとをゆっくり持ち上げる
  4. 上で一度止まり、ゆっくり下ろす

10〜15回から始めます。慣れてから片脚に変える場合も、まず安定性を優先してください。

6. デッドバグ|手脚を動かしながら体幹を安定させる

デッドバグは、仰向けで手脚を動かしながら、胴体を安定させる練習です。

やり方

  1. 仰向けになり、両腕を天井へ向ける
  2. 膝と股関節を無理のない範囲で曲げる
  3. 腹部へ軽く力を入れ、腰が大きく反らない位置を保つ
  4. 対角の腕と脚をゆっくり遠ざける
  5. 元へ戻し、反対側も行う

左右各5〜8回を目安にします。腰が反る場合は、腕だけ・脚だけに分けるか、動かす範囲を小さくしてください。

7. 縄跳び・その場足踏み|室内で心拍数を上げる

元記事では、持久力を刺激する室内運動として縄跳びが紹介されています。縄跳びは短時間でも強度が上がりやすいため、初めて行う場合は短い時間から始めます。

取り入れ方

  • 縄跳び:20〜30秒跳び、30〜60秒休む。最初は3〜5回を目安にする
  • ロープなしの軽いジャンプ:小さな動きで静かに着地する
  • その場足踏み:ジャンプが難しい場合の低衝撃な選択肢

足、膝、アキレス腱などに不安がある場合や、階下への影響がある場合は、その場足踏みを選びましょう。

各種目を完璧にこなすより、無理なく続けられる構成から始めます。

  1. 準備運動 3分:その場歩きと軽い関節運動
  2. モビリティ 2分:左右をゆっくり行う
  3. スクワット 8〜10回
  4. リバースランジ 左右各6回
  5. グルートブリッジ 10回
  6. カーフレイズ 12回
  7. デッドバグ 左右各5回
  8. その場足踏み 1〜2分

余裕があれば2周します。フォームが崩れる場合は、回数や種目数を減らしてください。

頻度とランニングとの組み合わせ方

最初は週1〜2回、10〜20分程度から始めると、ランニングとのバランスを確認しやすくなります。新しい筋力トレーニングの直後は筋肉痛が出る場合があるため、重要なポイント練習やレース直前に急に多く取り入れないようにします。

タイミング 取り入れ方の例
イージーラン後 短い筋力・体幹メニューを追加する
走らない日 軽いモビリティを中心に行う
雨や暑さが厳しい日 補強メニューを行い、走行距離の埋め合わせはしない
レース前 新しい種目や強い筋肉痛が残る負荷を避ける

疲労が強い日は、予定どおり行うことより回復を優先します。

▶︎休息とトレーニング適応については「トレーニング後の回復とは?身体が適応して強くなる仕組み」をご覧ください。

Suuntoで室内運動を記録する

Suunto Runは、ランニングと日々のトレーニングを軽量なウォッチで記録したい人の選択肢です。

Suunto Race Sは、コンパクトなサイズでランニングから複数のスポーツまで記録したい人に適しています。

Suunto Race 2は、大きなAMOLEDディスプレイでトレーニングデータを確認し、ランニングと補強を含む持久系トレーニングへ取り組みたい人の選択肢です。

対応するスポーツモードや記録項目は、モデルやソフトウェアのバージョンによって異なる場合があります。室内運動では、筋力トレーニング、サーキットトレーニングなど、目的に近いスポーツモードを選びましょう。

▶︎表示項目の変更は「Suuntoアプリでスポーツモードをカスタマイズする方法」で解説しています。

よくある質問

筋トレをするとランニングが遅くなりませんか?

筋肉痛や疲労が強い状態では、短期的に走りづらくなる場合があります。少ない量から始め、重要なランニング練習との間隔を調整してください。

毎日行ってもよいですか?

同じ筋肉へ強い負荷を毎日かける必要はありません。軽いモビリティと筋力トレーニングを分けるなど、内容と疲労に合わせて休養日を設けましょう。

器具は必要ですか?

今回紹介した種目は基本的に自重で実施できます。負荷を増やす場合も、先にフォームと回数を安定させてから検討してください。

痛みがあるときも補強すべきですか?

痛みの原因を自己判断して負荷を加えないでください。運動を中止し、痛みが続く場合や日常動作へ影響する場合は、医療専門家へ相談しましょう。

まとめ|短い室内トレーニングを継続する

室内トレーニングでは、ランニングを支える脚、臀部、体幹の筋力やモビリティへ取り組めます。広い場所や特別な器具がなくても、10〜15分のメニューから始められます。

回数や強度を競わず、安定したフォームと継続を優先しましょう。ランニングの負荷と回復状態を見ながら週1〜2回から試し、自分の課題に合う種目を残していくことがポイントです。

屋外でも室内でも、トレーニングを記録しよう

Suuntoウォッチでランニングと補強トレーニングを記録し、自分に合った習慣をつくりましょう。

ランニングウォッチを見る

おすすめのSuunto製品

あなたへのおすすめ

Suunto Race S vs Race 2: Size, Weight, and Battery Life Compared

Suunto Race SとRace 2を比較。サイズ・重さ・バッテリーで選ぶならどっち?

Suuntoのスポーツウォッチを検討している人にとって、迷いやすいのが「Suunto Race S」と「Suunto Race 2」の違いです。 どちらもAMOLEDディスプレイ、オフラインマップ、115以上のスポーツモード、トレーニング分析機能を備えた、ランニングやトレイルランニング、レース、日々のトレーニングに活用できる高性能モデルです。Suunto Race Sは「小さく、軽く、日常に...
Suunto Vertical vs. Vertical 2: Key Differences Explained

Suunto Vertical vs Vertical 2|どちらを選ぶべき?5つの違いを徹底比較

「Suunto Verticalを買おうと思っていたら、Vertical 2が出ていた」「初代とどこが変わったのか、値段差に見合う進化があるのか知りたい」——そんな疑問を持つ方に向けて、この記事では2モデルの違いを5つのポイントに絞って整理します。 どちらを選ぶべきかの判断基準も最後に明確にまとめていますので、ぜひ最後まで読んでみてください。 Suunto Vertical と Vertic...
How to play music on a running watch | Run without your phone with Suunto Run × Spark

ランニングウォッチで音楽再生する方法|スマホなしで走れるSuunto Run × Sparkの使い方

ランニング中に音楽を聴きたいけれど、スマートフォンを持って走るのは重い。ポケットやランニングポーチの中で揺れるのが気になる。そんな悩みを感じたことはありませんか? 音楽再生に対応したランニングウォッチを使えば、スマートフォンを持たずに、より身軽に走ることができます。 Suunto Runは、ウォッチ本体に音楽を保存できるオフライン音楽機能を搭載したランニングウォッチです。Suunto ...
How to use HRV to optimize your recovery

HRVとは?心拍変動を理解してトレーニングの回復を最適化する方法

「練習しているのになかなか記録が伸びない」「疲れが取れない」と感じたことはありませんか?その原因は、回復の質にあるかもしれません。近年、アスリートから健康意識の高いビジネスパーソンまで幅広い層で注目されているのが HRV(心拍変動) という指標です。 この記事では、HRVとは何か、正常値の考え方、HRVが低いときに体に何が起きているのか、そしてSUUNTOのスマートウォッ...