プールの壁やコースロープを離れ、海や湖へ泳ぎ出す。オープンウォータースイミングには、自然の中を自分の力で進む開放感と、毎回異なる環境に向き合う面白さがあります。
一方、自然の水域では水温、波、流れ、風、視界などが変化します。まず安全を確保し、そのうえで距離や軌跡、ペースを記録すると、一回のスイムが次の楽しみや上達につながります。
この記事では、オープンウォータースイミングを楽しみたくなる10の理由と、Suuntoウォッチで記録する際に知っておきたいポイントを紹介します。

オープンウォータースイミングならではの魅力
オープンウォータースイミングとは、海、湖、川など、自然の水域で行う水泳です。同じ水泳でも、プールとオープンウォーターでは体験が大きく異なります。
プールには一定の水温と距離、見通しのよいレーンがあります。対して自然の中では、波に合わせて呼吸を変え、陸上の目標物を確認しながら方向を調整し、その日のコンディションに応じて泳ぎ方を選びます。速さだけでは測れない判断や発見があり、見慣れた海岸や湖も、水面から眺めるとまったく違う景色に見えるでしょう。
トレーニングとして距離を泳ぐ日もあれば、短い範囲を仲間とゆっくり楽しむ日もあります。タイムや距離だけを目的にせず、自然の変化を感じながら進めることが、オープンウォータースイミングの魅力です。
泳ぎ出す前に、安全を最優先する
オープンウォーターでは、ウォッチやGPSは安全を保証する道具ではありません。泳ぐ場所の管理者、自治体、主催者などが定めるルールを確認し、監視員のいる遊泳区域や管理された練習会を利用してください。
- 単独では泳がず、経験者やグループと行動する
- 天候、水温、風、波、潮流、水質、船舶の往来を確認する
- 入水地点と上陸地点を決め、岸から離れすぎない
- 明るい色のスイムキャップやスイムブイで視認性を高める
- 寒さ、疲労、息苦しさ、めまい、不安を感じたら早めに中止する
重要:ヒートマップや過去のGPS軌跡に利用者が表示されていても、現在の水質や潮流、安全性を示すものではありません。必ず現地の公式情報と当日の状況を確認してください。
初めての方は、準備や泳ぎ方をまとめた「オープンウォータースイミングのコツ8選|初心者向け練習・準備ガイド」もあわせて確認しましょう。
Suuntoウォッチと泳ぎたくなる10の理由

1.自然の中を進んだ軌跡が残る
オープンウォータースイミングモードでは、GPSを使って泳いだ軌跡と距離を記録できます。あとで地図を開くと、どこを泳いだのかが一目でわかり、その日の体験が具体的な記憶として残ります。
2.まっすぐ泳げたかを振り返れる
海や湖にはプールのような黒いラインがありません。目標物を見ながら泳いだつもりでも、軌跡を確認すると左右にずれていることがあります。サイティングの頻度や目標物の選び方を見直す材料になります。
3.距離と時間を自分の基準で比べられる
同じコースでも、波や風、流れ、水温によって所要時間は変わります。数字だけで良し悪しを決めず、当日の環境や体感と一緒に記録すると、自分の経験値が積み重なります。
4.泳いでいる間のペースを確認できる
対応するスポーツモードでは、時間、距離、ペースなどを表示できます。最初から速く泳ぎすぎていないか、無理なく続けられるリズムかを確かめる目安になります。表示項目や利用できる機能はモデルとソフトウェアによって異なります。
5.心拍数と体感の違いに気づける
対応機種ではスイム中の心拍数も記録できます。ただし、水が光学式センサーの読み取りに影響するため、手首での心拍計測は陸上より不安定になることがあります。数値を絶対視せず、呼吸の余裕や疲労感と組み合わせて見ましょう。
6.ラップを使って練習に区切りをつけられる
岸に沿った安全な区間や、管理されたコースを往復する練習では、ラップを記録すると区間ごとの違いを振り返れます。長時間泳ぎ続けるのではなく、短い区間で状態を確認する習慣にもつながります。
7.泳いだ場所を写真やメモと一緒に残せる
スイムをSuuntoアプリへ同期すれば、記録に写真やメモを加えられます。水温の体感、波の向き、使用した装備、気づいたことなどを残しておくと、次に同じ場所を泳ぐときの参考になります。
8.仲間と体験を共有できる
自然の中で泳いだ軌跡や写真を共有すると、タイムだけでは伝わらない景色や体験も仲間と分かち合えます。ただし、公開した軌跡は安全情報ではありません。泳ぐ人それぞれが、当日の公式情報と現地状況を確認する必要があります。
9.複数のスポーツを一つのアプリで見返せる
スイムに加えて、ランニング、サイクリング、ハイキングなども同じアプリで管理できます。トライアスロンに取り組む人はもちろん、季節によって楽しむスポーツが変わる人も、活動のバランスを振り返りやすくなります。
10.次に試したいことが見つかる
軌跡、距離、ペースとその日の体感を見比べると、「次はもう少しまっすぐ泳ぎたい」「短い距離で余裕を持ちたい」など、小さな目標が見えてきます。記録は競争のためだけではなく、自分なりの楽しみ方を深めるためにも使えます。
GPSの記録精度を高めるポイント
GPSの電波は水中を通らないため、オープンウォータースイミングはランニングやサイクリングよりも測位が難しい環境です。ウォッチを着けた腕が水上に出るクロールでは定期的に信号を受信できますが、腕が水中にある時間の長い泳法では、距離や軌跡を正確に記録しにくくなります。
- 入水前にSuuntoアプリと同期する:衛星軌道データを更新し、GPSを捕捉しやすい状態にします。
- 陸上でGPSの捕捉を待つ:オープンウォータースイミングのスポーツモードを選び、GPSを捕捉してからスタートします。対応する製品ガイドでは、捕捉後さらに数分待つことが推奨される場合があります。
- ウォッチを着けた腕を水上へ出す:クロールのリカバリー動作で、ウォッチが定期的に水面より上へ出るようにします。
- 一回の誤差より傾向を見る:波、泳法、衛星の受信状況などで結果は変わります。同じ条件で記録を重ね、軌跡や距離の傾向を振り返りましょう。
記録が不安定なときは、Suunto公式サポートの「オープンウォータースイミングの記録精度を高める方法」も参考にしてください。操作や推奨手順はモデルによって異なるため、お使いの製品のユーザーガイドも確認しましょう。
まとめ|記録すると、自然の中で泳ぐ楽しみが続いていく
オープンウォータースイミングの魅力は、自然の中を進む開放感と、その日ごとに異なる体験にあります。安全な場所と条件を選び、仲間と一緒に、無理のない距離から始めてください。
Suuntoウォッチで軌跡、距離、ペースなどを記録し、環境や体感と合わせて振り返れば、一回のスイムから次に生かせる発見が生まれます。速さだけを追うのではなく、泳いだ景色や自分の変化も含めて記録することが、自然の中で泳ぐ楽しみを長く続ける助けになります。