オープンウォータースイミングのコツ8選|初心者向け練習・準備ガイド

SuuntoSwimJuly 08 2015

海や湖で泳ぐオープンウォータースイミング(OWS)は、プールとは違う魅力があります。

景色の中を進む開放感や、自然の変化に対応しながらゴールを目指す達成感は、オープンウォーターならではです。

一方で、波や流れ、水温、視界、ほかの泳者との接触など、プールでは起こりにくい状況にも対応しなければなりません。泳力だけでなく、落ち着いて状況を判断する力と事前の準備が重要です。

この記事では、オープンウォータースイミング初心者が練習しておきたい8つのコツと、安全に楽しむための準備を紹介します。トライアスロンのスイム対策を始めたい方も、ぜひ参考にしてください。

オープンウォータースイミングとは?

オープンウォータースイミングとは、海・湖・川など自然の水域で行う水泳です。競技として一定の距離を泳ぐほか、トライアスロンの最初の種目としても行われます。

プールのようなコースロープや壁がなく、天候や水面の状態も一定ではありません。そのため、まっすぐ泳ぐための方向確認、波の中での呼吸、集団で泳ぐ技術、冷たい水への対応などを身につける必要があります。

プールで十分に泳げる人でも、最初は管理された講習会や練習会で経験を積むのがおすすめです。

初心者が身につけたい8つのコツ

1.不安になったときの対処方法を決めておく

波を受けたり水を飲んだりすると、呼吸が乱れて焦りやすくなります。不安を感じたら、まずスピードを落とし、呼吸を長く吐くことを意識しましょう。

立ち泳ぎや背浮きで姿勢を整え、必要であれば周囲に助けを求めます。「止まって呼吸を整える」「目標物を確認する」など、自分が落ち着くための手順を事前に決めておくことも有効です。

2.集団スタートをプールで練習する

大会のスタート直後は、周囲の腕や脚が接触し、自分のリズムを作りにくくなります。複数人で横に並んで泳ぐ、近い間隔でスタートするなど、安全を確保できる環境で集団泳の感覚に慣れておきましょう。

接触が苦手な場合は、スタート位置を集団の外側や後方にするのも一つの方法です。

3.体幹と姿勢を安定させる

波や流れがある環境では、体が左右にぶれると呼吸やストロークが崩れやすくなります。サイドキック、片手クロール、スカーリングなどのドリルを取り入れ、水の中で姿勢を保つ感覚を磨きましょう。

陸上での体幹トレーニングも、水中姿勢の安定に役立ちます。

4.ドラフティングを練習する

前を泳ぐ人の後方や斜め後ろを泳ぐドラフティングは、水の抵抗を抑えながら進むための技術です。ただし、近づきすぎると相手の足に触れ、双方のリズムを崩してしまいます。

練習仲間と一列で泳ぎ、適切な距離を保ちながら後方を泳ぐ感覚を確かめましょう。

5.本番に近い環境を経験する

水温、波、流れ、塩分、視界は場所によって異なります。大会に出る場合は、可能な範囲で本番に近い環境を経験しておきましょう。

ウェットスーツを使用するなら、事前に着脱や肩まわりの動かしやすさも確認します。当日に初めて新しい装備を使うことは避けましょう。

6.波に負けにくいテンポを身につける

波があるときは、プールと同じ大きくゆったりしたストロークが保ちにくいことがあります。状況に応じて腕の回転を少し速め、止まらずに進むリズムを作りましょう。

ただし、最初から飛ばしすぎると呼吸が苦しくなります。呼吸の余裕を確認しながら、自分が維持できるテンポを探すことが大切です。

7.水上の目標物を使って方向を確認する

オープンウォーターでは、顔を上げて進行方向を確認する「サイティング」が必要です。ブイだけを探すのではなく、その奥にある建物、山、旗など大きな目標物も決めておくと、方向を見失いにくくなります。

数ストロークごとに短く前方を確認し、方向が合っていればすぐ通常の泳ぎに戻します。

8.左右両側で呼吸できるようにする

片側呼吸だけでは、波や日差し、隣の泳者の位置によって呼吸しにくくなることがあります。左右どちら側でも呼吸できれば、状況に合わせて見やすい方向を選べます。

毎回交互に呼吸する必要はありません。普段と反対側でも落ち着いて呼吸できるよう、プール練習に取り入れておきましょう。

安全に泳ぐために準備したいこと

  • 単独で泳がず、監視員やサポートのある講習会・練習会を利用する
  • 天候、水温、風、潮流、遊泳区域のルールを事前に確認する
  • 明るい色のスイムキャップやスイムブイなど、視認性を高める装備を使う
  • 寒さ、疲労、息苦しさ、めまいなどを感じたら、無理をせず早めに中止する
  • ウェットスーツやゴーグルは本番前に試し、擦れや曇りなどの問題を確認する

重要:自然の水域では状況が急に変わることがあります。大会や施設、自治体の安全ルールを優先し、自分の泳力と体調に合った環境で練習してください。

▶︎関連記事:「トライアスロンとは?距離・種目・初心者が知っておきたい基本

Suuntoウォッチでオープンウォータースイミングを振り返る

オープンウォーターでは、プールのように壁や距離表示がありません。対応するGPSスポーツウォッチを使えば、泳いだルート、距離、時間、ペースなどを記録し、練習後にSuuntoアプリで振り返れます。

サイティングの頻度やコース取りを見直す材料にもなり、感覚だけではわかりにくい泳ぎの変化を確認できます。

パフォーマンスと見やすさを重視するならSuunto Race 2

本格的にスイムやトライアスロンへ取り組むなら、明るく見やすい画面と高度なトレーニング機能を備えたSuunto Race 2が選択肢になります。スイムだけでなく、バイクやランを含めたトレーニング全体を振り返りたい方に向いています。

コンパクトさを重視するならSuunto Race S

手首が細い方や、トレーニング中の装着感を軽快にしたい方には、コンパクトなSuunto Race Sが使いやすいでしょう。日々のトレーニングからレースまで、継続してデータを確認したい方に適しています。

ダイビングとスポーツを1台で楽しむならSuunto Ocean

ダイビングと水上・陸上のスポーツを1台で記録したい方には、ダイブコンピューターとGPSスポーツウォッチを組み合わせたSuunto Oceanが適しています。海でのアクティビティを幅広く楽しみたい方におすすめです。

ウォッチは安全管理を補助するツールであり、監視員やバディの代わりにはなりません。記録を取ることよりも、周囲の状況と自分の体調を優先してください。

▶︎関連記事:「トライアスロン用ウォッチの選び方|スイム・バイク・ランを1台で記録するには

▶︎関連記事:「Suunto Race SとRace 2を比較。サイズ・重さ・バッテリーで選ぶならどっち?

まとめ|自然の中で泳ぐための準備を一つずつ

オープンウォータースイミングでは、速く泳ぐ力だけでなく、状況に合わせて落ち着いて対応する力が求められます。

まずはプールでサイティングや両側呼吸、集団泳の練習を行い、次に安全管理された環境で自然水域を経験しましょう。

一度にすべてを完璧にする必要はありません。自分の課題を記録し、一つずつ改善することで、海や湖で泳ぐ楽しさと自信が広がっていきます。

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