世界中のトレイルランナーが憧れる「UTMB」。
フランス・シャモニーを起点にモンブラン山群を巡る壮大なコースは、トレイルランニングを代表する舞台のひとつです。
約170kmの距離と約10,000mの累積標高。UTMBでは、長時間動き続ける体力だけでなく、ルート確認、装備、補給、天候への対応、コンディション管理など、トレイルランナーとしての総合力が求められます。
SUUNTOは、UTMB World Seriesの公式GPSウォッチおよびテクニカルパートナーとして、世界各地のトレイルで挑戦するランナーをサポートしています。
この記事では、UTMBの距離や魅力、SUUNTOとUTMB World Seriesの関係、そしてSuuntoウォッチでUTMBの距離を身近に体験できる「Virtual UTMB」について紹介します。
UTMBとは?
UTMBは「Ultra-Trail du Mont-Blanc」の略称です。
フランスのシャモニーを出発し、モンブラン山群を巡りながら、フランス、イタリア、スイスの3カ国を走るトレイルランニングレースです。
2003年に始まり、現在ではUTMB World Seriesの100Mカテゴリーにおける年間ファイナルとして、世界各地からトップアスリートや経験豊富なトレイルランナーが集まります。
コースは年度や現地の状況によって変わります。2026年大会は、距離174km、累積標高9,900mとして案内されています。
UTMBの基本情報

| 項目 | 内容 |
| 正式名称 | Ultra-Trail du Mont-Blanc |
| 開催エリア | フランス、イタリア、スイス |
| スタート・フィニッシュ | フランス・シャモニー |
| 距離 | 約170km ※年度により変動 |
| 累積標高 | 約10,000m ※年度により変動 |
| 初開催 | 2003年 |
| カテゴリー | UTMB World Series 100Mファイナル |
UTMBは、単に距離が長いだけのレースではありません。
長時間にわたる登りと下り、昼夜を通した行動、変化する天候や気温への対応、補給や装備の管理など、さまざまな要素を自分でコントロールしながらフィニッシュを目指します。
UTMBの距離はどれくらい?

約170kmは、フルマラソン約4回分に相当します。
ただし、舗装路を走るフルマラソンとは異なり、UTMBでは約10,000mの累積標高を伴う山岳コースを進みます。
距離だけでなく、次のような要素がレースの難しさにつながります。
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長時間にわたる登りと下り
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標高や気温の変化
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夜間の行動
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岩場やぬかるみなどの路面
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補給や水分の管理
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数十時間に及ぶ身体的・精神的な負荷
実際のUTMBの過酷さを、日常のランニングだけで再現することはできません。
それでも、まず「約170kmを走るとはどのくらいの距離なのか」を体感することは、100マイルレースやウルトラトレイルを知るきっかけになります。
SUUNTOとUTMB World Series
SUUNTOは、UTMB World Seriesの公式GPSウォッチおよびテクニカルパートナーです。
UTMBのような長時間の山岳レースでは、現在地の把握、ルート確認、標高情報、ペース配分、バッテリー管理などが重要になります。
SUUNTOは、長時間バッテリー、高精度GPS、オフラインマップ、ルートナビゲーションなどを備えたGPSスポーツウォッチを通じて、世界各地のUTMB World Seriesに挑戦するトレイルランナーをサポートしています。
初めてトレイルランニングに挑戦する人から、国内のUTMB World Series大会を目指すランナー、そしてモンブランの舞台を目指すアスリートまで。
それぞれの現在地から、次の目標へ進むために。SUUNTOは、GPSウォッチとトレーニング機能を通じて、トレイルランナーの挑戦を支えています。
日本でもUTMB World Seriesを体験できる

UTMB World Seriesは、モンブランだけでなく、世界各地で開催されています。
日本では、石川県加賀市・山中温泉エリアを舞台にした「Kaga Spa Trail Endurance 100 by UTMB®」が開催されています。
2026年大会は、KAGASPA 100K、KAGASPA 50K、KAGASPA 20Kの3カテゴリーで実施されました。
温泉地を拠点に、加賀の山岳エリアや里山を駆け抜ける、日本国内のUTMB World Series大会です。SUUNTOは公式GPSウォッチおよびテクニカルパートナーとして、大会に挑戦するランナーをサポートしました。

▶︎関連記事: SUUNTO、Kaga Spa Trail Endurance 100 by UTMB®に協賛
2026年大会では、SUUNTOブランドアンバサダーの吉住友里選手がKAGASPA 50Kで女子総合優勝。SUUNTOサポートランナーの長谷怜信選手は、KAGASPA 100Kで男子総合4位に入りました。
▶︎大会レポート: Kaga Spa Trail Endurance 100 by UTMB® 2026|吉住友里が50K優勝、長谷怜信が100Kで4位
UTMBの世界は、遠いヨーロッパだけにあるわけではありません。
国内大会への参加や応援を通じて、UTMB World Seriesの雰囲気や、世界につながるトレイルランニング文化に触れることができます。
SuuntoウォッチでUTMBの距離を体験する
実際のUTMBに挑戦するには、長期的なトレーニングや経験、出場に向けた準備が必要です。
一方で、約170kmという距離を体験することは、日々のランニングから始められます。
そのために活用できるのが、SuuntoPlusスポーツアプリの「Virtual UTMB」です。
Virtual UTMBとは?

Virtual UTMBは、日々のランニング距離を積み重ねながら、UTMBの象徴的な171kmの完走を目指すSuuntoPlusスポーツアプリです。
一度に171kmを走る必要はありません。
平日に5km走った日も、週末に20km走った日も、Virtual UTMBを選択して記録した距離が少しずつ加算されていきます。
ウォッチの専用画面では、主に次の情報を確認できます。
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これまでに走った累積距離
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171kmに対する進捗
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現在のアクティビティの距離
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アクティビティの経過時間
さらに、実際のUTMBコースにあるエイドステーション相当の距離へ到達すると、ウォッチに通知が表示されます。
なお、実際のUTMBの距離は年度によって変わります。Virtual UTMBの171kmは、このSuuntoPlusスポーツアプリが公開された当時のUTMBを基準に設定されたチャレンジ距離です。
Virtual UTMBはどんな人におすすめ?
Virtual UTMBは、実際にUTMBへの出場を目指しているランナーだけの機能ではありません。
日々のランニングに新しい目標をつくりたい人、100マイルレースに興味がある人、将来ウルトラトレイルへ挑戦してみたい人も楽しめます。
たとえば、次のような人におすすめです。
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日々のランニングを継続する目標が欲しい
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約170kmという距離を体感してみたい
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100マイルレースに興味がある
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トレイルランニングへのモチベーションを高めたい
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将来UTMBやウルトラトレイルに挑戦したい
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SuuntoPlusの機能を活用したい
Virtual UTMBを完了しても、実際のUTMBへの出場資格やRunning Stonesを獲得できるわけではありません。
日々のランニングを通じて、UTMBの距離をバーチャルに体験するためのチャレンジです。
Virtual UTMBをSuuntoウォッチで使う方法
1.SuuntoPlus Storeを開く
スマートフォンでSuuntoアプリを開き、SuuntoPlus Storeへ進みます。
「Virtual UTMB」を探し、使用するSuuntoウォッチへ追加します。
2.Suuntoウォッチと同期する
Virtual UTMBを追加したら、Suuntoアプリとウォッチを同期します。
同期が完了すると、ウォッチのSuuntoPlusメニューからVirtual UTMBを選択できるようになります。
3.ランニング開始前にVirtual UTMBを選ぶ
ウォッチで使用するランニングのスポーツモードを開きます。
エクササイズを開始する前に、次の順に進みます。
エクササイズ設定 → SuuntoPlus → Virtual UTMB
Virtual UTMBを選択したら、通常どおりアクティビティを開始します。
4.累積距離を確認しながら走る
アクティビティ中は、Virtual UTMBの専用画面から現在の進捗を確認できます。
終了後も累積距離は保存されます。次回のランニングで再びVirtual UTMBを使用すると、前回までの距離に新しい走行距離が加算されます。
※SuuntoPlusスポーツアプリの提供状況や対応モデルは、地域、ウォッチ、ソフトウェアバージョンによって異なる場合があります。利用前にSuuntoアプリ内のSuuntoPlus Storeをご確認ください。
UTMBのようなロングトレイルでGPSウォッチに求められる機能

UTMBのような長時間のトレイルランニングでは、距離とペースを記録できるだけでは十分とはいえません。
山の中で自分の位置や状態を把握し、長時間の行動を支えられる機能が重要です。
高精度なGPS
山岳エリアでは、谷や樹林帯、急峻な地形の影響でGPS信号が不安定になることがあります。
走行距離やペースだけでなく、現在地やルートを把握するためにも、GPSの精度は重要です。
オフラインマップとルートナビゲーション
山では、スマートフォンの通信が不安定になることがあります。
オフラインマップに対応したGPSウォッチなら、あらかじめ地図をダウンロードすることで、通信環境に左右されず、現在地や周辺の地形をウォッチ上で確認できます。
ルートナビゲーションを設定しておけば、予定したコースから外れていないかを確認しながら進めます。
長時間使えるバッテリー
ロングトレイルでは、天候やコースの状況によって、予定より行動時間が長くなる可能性があります。
GPS、心拍計測、ナビゲーションなどを使用した状態でも、想定するレース時間をカバーできるバッテリー性能を選ぶことが重要です。
標高と累積標高
トレイルランニングでは、距離だけでなく、どれくらい登ったかも負荷を判断する大切な情報です。
現在の標高や累積標高を確認できれば、登りの進捗や、この先に残されたコースの負荷を把握しやすくなります。
トレーニングと回復の管理
100kmや100マイルのレースは、レース当日だけで完結するものではありません。
日々のトレーニング負荷、睡眠、HRV、回復状態などを継続して確認し、身体の状態に合わせてトレーニングを調整することも重要です。
トレイルランニング用GPSウォッチに必要な機能や、Suunto Race S、Suunto Race 2、Suunto Vertical 2の違いについては、以下の記事で詳しく紹介しています。
▶︎関連記事: トレランにおすすめのGPSスマートウォッチとは?必要な機能と選び方
まずは自分のペースで171kmを目指そう
UTMBは、約170kmの距離と約10,000mの累積標高を持つ、世界を代表するトレイルランニングレースです。
実際にそのスタートラインへ立つには、長期的なトレーニングと経験、入念な準備が必要です。
しかし、UTMBの距離を体感するための最初の一歩は、今日から始められます。
5km、10km、20km。
一度に走る距離は短くても、積み重ねれば171kmに届きます。
Virtual UTMBとSuuntoウォッチを活用して、自分のペースで、モンブランを巡る象徴的な距離に挑戦してみましょう。
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長時間バッテリー、高精度GPS、オフラインマップ、ルートナビゲーション。
SUUNTOのGPSスポーツウォッチは、日々のトレーニングからロングトレイル、レース本番まで、ランナーの挑戦をサポートします。