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Suunto Race 3S vs Race S: What's New

Suunto Race 3SとRace Sを比較|画面・バッテリー・重さの違いは?

Suunto Race 3SとRace Sは、どちらもコンパクトなケースに、AMOLEDディスプレイ、デュアルバンドGPS、無料オフラインマップを搭載したパフォーマンスウォッチです。 大きな違いは、画面の明るさ、バッテリー、ガラスとベゼルの素材、操作レスポンス、光学式心拍センサー、ストレージ、そしてSuunto AI Coachへの対応です。 結論から言うと、明るい画面、長時間バッテリー、サファイアクリスタルガラス、新しいトレーニング体験を重視するなら「Suunto Race 3S」。軽さと価格のバランスを重視し、基本的なRaceシリーズの機能があれば十分なら「Suunto Race S」が選びやすいでしょう。 この記事では、Suunto Race 3SとRace Sの違いを比較し、使い方に合うモデルの選び方を解説します。 目次 まず結論|Race 3SとRace Sはどちらを選ぶ? Race 3SとRace Sのスペック比較 Race 3Sで進化した主なポイント Race 3SとRace Sに共通する機能 用途別の選び方 Race 3SとRace Sのよくある質問 まとめ まず結論|Race 3SとRace Sはどちらを選ぶ? Suunto Race 3Sは、屋外での画面の見やすさ、長時間のGPS計測、耐傷性、新しいAIコーチ機能を重視する人に向いています。ウルトラトレイルや長時間のアウトドアアクティビティに挑戦する人、最新機能を活用してトレーニングしたい人には、Race 3Sの進化を感じやすいでしょう。 一方、Suunto Race Sは、コンパクトで軽いRaceシリーズを、価格を抑えて使いたい人に向いています。デュアルバンドGPS、無料オフラインマップ、トレーニング分析、HRVや睡眠の記録など、日々のトレーニングに必要な基本機能はRace Sにも備わっています。 Suunto Race 3Sが向いている人 日差しの強い環境でも画面を見やすくしたい 長時間のレースやトレイルで使用したい 傷に強いサファイアクリスタルガラスを選びたい よりスムーズなマップ表示や操作感を重視したい Suunto AI Coachを活用したい 64GBのストレージが必要 Suunto Race Sが向いている人 できるだけ軽いモデルを選びたい 価格と機能のバランスを重視したい 高精度GPSで30時間以内の活動が中心 Race Sの画面や操作性で十分 すでにRace Sを使用していて不満がない Suunto Race 3SとRace Sのスペック比較 まずは、2モデルの主な違いを一覧で確認しましょう。 比較項目 Suunto Race 3S Suunto Race S ケースサイズ 46 × 46 × 11.4mm 45 × 45 × 11.4mm 重量 56g(ストラップ込み) 53g(チタン)/60g(ステンレス) ベゼル チタン チタンまたはステンレススチール ディスプレイガラス サファイアクリスタル Corning Gorilla Glass 防水性能 5気圧防水 5気圧防水 ディスプレイ 1.32インチ LTPS Hybrid AMOLED 1.32インチ AMOLED 最大輝度 2,000ニト 600ニト 解像度 466 × 466ピクセル 466 × 466ピクセル GPS/GNSS L1・L5デュアルバンド L1・L5デュアルバンド 高精度GPS計測 最大38時間 最大30時間 日常使用 最大12日間 最大9日間 光学式心拍センサー 6つのLED+4つの受光素子 4つのLED+2つの受光素子 ストレージ 64GB 32GB オフラインマップ 対応・無料 対応・無料 ※バッテリー駆動時間は使用する設定や環境によって異なります。 Suunto Race 3Sで進化した主なポイント 画面|2,000ニトと600ニトの違い 両モデルとも、1.32インチ・解像度466 × 466ピクセルのAMOLEDディスプレイを搭載しています。文字や地図の精細さは共通していますが、最大輝度には大きな違いがあります。 Race 3Sは最大2,000ニト、Race Sは最大600ニトです。日常的なランニングや室内トレーニングではRace Sでも情報を確認できますが、日差しの強い山岳エリア、雪面からの反射がある場所、真昼の屋外ではRace 3Sの明るさが役立ちます。 バッテリー|デュアルバンドGPSで最大8時間の差 高精度なデュアルバンドGPS計測では、Race 3Sが最大38時間、Race Sが最大30時間です。Race 3Sは、高精度モードのまま8時間長く記録できます。 フルマラソンや日常のトレーニングが中心で、30時間以内に余裕を持って終了するならRace Sでも十分です。ウルトラトレイル、長時間の登山、複数日にわたるアクティビティ、充電回数を減らしたい場合は、Race 3Sの余裕が安心につながります。 日常使用の目安もRace 3Sは最大12日間、Race Sは最大9日間です。 素材と耐久性|サファイアクリスタルガラスを採用 Race 3Sはチタンベゼルとケースバック、サファイアクリスタルガラスを採用しています。Race Sはチタンまたはステンレススチールのベゼルと、Corning Gorilla Glassの組み合わせです。 サファイアクリスタルガラスは傷に強く、岩場やトレイル、登山などでウォッチが枝や岩、トレッキングポールに触れる機会が多い人に向いています。 Race 3Sはストラップ込み56gで、Race Sのチタンモデル53gより3g重くなります。一方、Race Sのステンレスモデル60gと比べるとRace 3Sの方が軽量です。 操作性|マップやメニューのレスポンスが向上 Race 3Sには新世代のプロセッサーが搭載され、マップ表示、画面の切り替え、ワークアウト開始時などの操作レスポンスが向上しています。 プロセッサーの名称よりも、ウォッチを操作したときの反応や、移動中に地図を確認するときのスムーズさを重視する人にとって、実感しやすい違いです。 光学式心拍センサー|LEDと受光素子を増設 Race 3Sの光学式心拍センサーは、6つのLEDと4つの受光素子を備えています。Race Sは4つのLEDと2つの受光素子です。 Race 3Sでは、2.5D曲面センサーガラスとの組み合わせにより、運動中の心拍計測性能の向上を図っています。より高い精度が必要なインターバルトレーニングや、ZoneSenseを使用する場合は、どちらのモデルも対応するSuunto心拍ベルトと組み合わせられます。 Suunto AI Coachと64GBストレージ Race 3Sには、Suuntoアプリで利用する対話型AI「Suunto AI Coach」が先行して提供されます。トレーニング、睡眠、回復、ルートなど、自分のSuuntoデータをもとに質問へ回答し、構造化ワークアウトやランニングルートの作成にも対応します。 Race 3Sを購入し、2026年12月31日までにSuuntoアプリでアクティベートすると、Suunto AI Coachを3か月間無料で利用できます。Race Sを含む対応モデルへの提供拡大は、2027年初頭から予定されています。 ストレージはRace 3Sが64GB、Race Sが32GBです。より多くのオフラインマップやルート、トレーニングデータを保存したい場合はRace 3Sに余裕があります。 ※Suunto AI Coachの対応モデル、機能、提供時期、利用条件は変更される場合があります。最新情報は公式ページをご確認ください。 Suunto Race 3SとRace Sに共通する機能 Race 3Sはハードウェアと新しいコーチング機能が進化していますが、Race SにもRaceシリーズの主要機能が備わっています。どちらを選んでも、次の機能を活用できます。 世界各地で利用できる無料オフラインマップ L1・L5デュアルバンドGPS/GNSS Suuntoクライムガイダンスとターンバイターンナビゲーション 5気圧防水 ランニング、トレイルランニング、サイクリング、水泳などのスポーツモード レースペースやフィニッシュタイム予測などのレース機能 心拍数、睡眠、HRV、回復状態の記録 Suuntoアプリでのトレーニング負荷・進捗分析 つまり、オフラインマップや高精度GPS、基本的なトレーニング分析を目的に選ぶなら、Race Sでも十分に対応できます。Race 3Sを選ぶ理由は、より明るい画面、長いバッテリー、耐傷性、操作レスポンス、新しい心拍センサー、Suunto AI Coachにあります。 用途別|Race 3SとRace Sの選び方 日常のランニングやフルマラソンが中心 高精度GPSで最大30時間以内の活動が中心なら、Race Sでも十分なバッテリー性能があります。価格と軽さを優先するならRace Sが選びやすいでしょう。 ウルトラトレイルや長時間のアウトドアで使いたい 高精度GPSで最大38時間の計測ができ、画面も明るく、サファイアクリスタルガラスを備えたRace 3Sが向いています。長時間の活動では、バッテリーの8時間差と屋外での視認性が選ぶ理由になります。 小さめの手首に合うモデルを探している Race 3Sは46mm、Race Sは45mmで、厚さはいずれも11.4mmです。どちらもRace 2よりコンパクトですが、サイズと軽さを最優先するならRace Sがわずかに有利です。 すでにRace Sを持っている Race Sの画面、バッテリー、操作性に不満がなければ、急いで買い替える必要はありません。屋外で画面をさらに見やすくしたい、より長い高精度GPS計測が必要、サファイアガラスやSuunto AI Coachを使いたいという場合に、Race 3Sへのアップグレードを検討するとよいでしょう。 より大きな画面や長時間バッテリーを重視する場合は、「Suunto Race SとRace 2の比較」もあわせてご覧ください。 Suunto Race 3SとRace Sのよくある質問 Race 3SはRace Sの後継モデルですか? Race 3Sは、Race Sのコンパクトな装着感を受け継いだ新世代モデルです。より明るい画面、長時間バッテリー、サファイアクリスタルガラス、新しい光学式心拍センサー、Suunto AI Coachなどが追加されています。Race Sも、軽量で価格を抑えた選択肢として引き続き活用できます。 Race 3SとRace Sの一番大きな違いは? 特に実感しやすい違いは、画面の明るさとバッテリーです。Race 3Sは最大2,000ニト、Race Sは最大600ニト。高精度デュアルバンドGPS計測はRace 3Sが最大38時間、Race Sが最大30時間です。 どちらが軽いですか? Race Sのチタンモデルが53gで最も軽く、Race 3Sは56gです。Race Sのステンレスモデルは60gのため、Race 3Sの方が4g軽くなります。 どちらもオフラインマップを使えますか? はい。どちらも無料のグローバルオフラインマップとデュアルバンドGPSに対応しています。Race 3Sは64GB、Race Sは32GBのストレージを搭載しています。 Race SでもSuunto AI Coachを使えますか? Suunto AI CoachはRace 3Sから先行して提供されます。Race Sを含む対応モデルへの提供拡大は2027年初頭から予定されていますが、対応モデルや提供時期は変更される場合があります。 まとめ|最新機能ならRace 3S、軽さと価格ならRace S Suunto Race 3SとRace Sは、どちらもコンパクトなサイズで、本格的なGPS計測、オフラインマップ、トレーニング分析を利用できるスポーツウォッチです。 Race 3Sは、最大2,000ニトの明るいディスプレイ、最大38時間のデュアルバンドGPS、サファイアクリスタルガラス、新しい光学式心拍センサー、64GBストレージ、Suunto AI Coachを備えています。長時間のレースや屋外での視認性、最新のトレーニング機能を重視する人に向いています。 Race Sは、基本的なRaceシリーズの機能を備えながら、チタンモデルでは53gと軽く、価格を抑えやすいモデルです。日常のランニング、フルマラソン、ジム、普段使いまで、軽快に使いたい人に向いています。 Race 3Sの発売情報と新機能については、「対話型AIコーチに対応したSuunto Race 3Sを10月29日発売」もご覧ください。 新世代のコンパクトRaceをチェック 明るい画面、長時間バッテリー、Suunto AI Coachを備えたRace 3Sを詳しくご覧ください。 Suunto Race 3Sを見る
October 15 2026
Polarized Training: How to Set Zones and Plan Your Week

ポラライズドトレーニングとは?80/20との違い・心拍ゾーン・週間メニュー

回復が追いつかず、トレーニングを続けても記録が伸びない。その原因は、頑張りが足りないことではなく、運動強度の配分にあるかもしれません。中強度の練習が多すぎると、疲労はたまるのに、十分な高強度刺激を入れにくくなることがあります。 ポラライズドトレーニングは、練習の大部分を低強度で行い、少量の高強度トレーニングを組み合わせる方法です。この記事では、80/20トレーニングとの違い、LT1・LT2を使った強度設定、週間メニューの組み方、トレーニング結果の確認方法を解説します。 目次 ポラライズドトレーニングとは? ポラライズドトレーニングの効果 LT1・LT2から強度ゾーンを設定する方法 週間メニューの組み方 強度配分と進歩を確認する方法 まとめ よくある質問 ポラライズドトレーニングとは? ポラライズドトレーニングとは、トレーニング強度を大きく3段階に分け、その大部分を低強度、少量を高強度で行い、中強度の割合を抑える方法です。3段階の境界には、一般に第1乳酸閾値(LT1)と第2乳酸閾値(LT2)を使います。 80/20トレーニングとの違い ポラライズドトレーニングは、「80/20トレーニング」と関連づけて説明されることがあります。80/20は、トレーニングのおよそ80%を低強度、残りの20%を質の高い練習に充てる考え方です。この20%には、中強度、閾値付近、高強度のトレーニングが含まれる場合があります。 一方、厳密なポラライズドトレーニングでは、中強度の練習を少なくし、高強度の刺激を明確に入れる点が重視されます。両者は近い考え方ですが、完全に同じではありません。 ピラミダルトレーニング、閾値重視との違い 低強度・中強度・高強度の割合で比較すると、代表的な強度配分は次のように整理できます。 トレーニングモデル 強度配分の特徴 ポラライズド 低強度が最も多く、次に高強度、中強度が最も少ない ピラミダル 低強度が最も多く、次に中強度、高強度が最も少ない 閾値重視 閾値付近の中強度トレーニングを比較的多く取り入れる 違いは、各強度で運動する時間だけではなく、トレーニングによるストレスをどう配分するかにあります。ポラライズドトレーニングでは、大部分を低強度にすることで疲労を管理し、継続性を保ちながら、少量の高強度トレーニングで明確な刺激を加えます。 ポラライズドトレーニングの効果 ポラライズドトレーニングは、実施すれば必ず記録が伸びる固定的な公式ではありません。一部のトレーニング経験があるランナーや持久系アスリートを対象にした研究では、ポラライズド型の強度配分によって、持久系パフォーマンスや、短距離パフォーマンス、ランニングエコノミーが向上する可能性が示されています。 ただし、研究には対象人数やトレーニング条件などの制約があります。総トレーニング量、体力レベル、回復力、トレーニング周期のどの段階で実施するかによって結果は変わるため、すべてのランナーに同じ効果が生じるとは限りません。 トレーニング管理の観点では、毎週正確な割合を達成することよりも、目的を持って強度を配分することが重要です。大部分を低強度に保ち、中強度が増えすぎないようにしながら、少量の高強度トレーニングで刺激を加えます。 ランニングを始めたばかりの人は、厳密な比率に合わせるよりも、まず継続できる頻度と、回復可能なトレーニング量を見つけることが優先です。一定のトレーニング習慣があるランナーは、疲労を管理するための枠組みとして活用できます。 LT1・LT2から強度ゾーンを設定する方法 ポラライズドトレーニングの強度設定では、LT1とLT2という2つの境界を確認し、3つのゾーンへ分けます。実際のトレーニングでは、心拍数だけでなく、ペース、呼吸、主観的な運動強度も組み合わせて判断します。 LT1とLT2の目安を確認する 血中乳酸濃度や呼吸ガスを測定する検査では、LT1・LT2と、それぞれに対応する心拍数やペースを直接確認できます。個人に合った強度ゾーンを設定するうえで、精度の高い方法のひとつです。LT1・LT2の仕組みは、「乳酸閾値(LT)とは?測定方法・目安と高めるトレーニング」で詳しく解説しています。 検査を受けられない場合は、過去のトレーニングデータやフィールドテストから、実用的な目安をつくることもできます。 LT1:有酸素性作業閾値をLT1の目安として利用できます。平坦で走り慣れたコースを、会話が自然に続き、呼吸が乱れない楽な強度で一定時間走ります。後半に心拍数が継続して大きく上昇する場合は、低強度域の上限へ近づいている、または超えている可能性があります。複数回のランニングで心拍数とペースを比較し、最初の目安を設定します。 LT2:継続的なトレーニング習慣があるランナーは、決められた手順によるフィールドテストや、デバイスが推定した閾値心拍数を参考にできます。時間、強度、計算方法は、使用するテストの手順に従ってください。 これらは強度設定の出発点として役立ちますが、検査室での測定に代わるものではありません。複数回のトレーニングデータや、自分が感じた運動強度と照らし合わせながら調整してください。 3つの強度ゾーンを設定する LT1とLT2の目安を確認したら、トレーニング強度を次の3段階に分けます。 3ゾーンモデル 生理学的な境界 主な役割 ゾーン1:低強度 LT1未満 有酸素トレーニングの量を積み上げる ゾーン2:中強度 LT1からLT2の間 ポラライズド型では割合を比較的少なくする ゾーン3:高強度 LT2より上 高強度の刺激を加える たとえば、LT1の心拍数が約145bpm、LT2が約170bpmの場合、最初の目安として、145bpm未満を低強度、145〜170bpmを中強度、170bpmより上を高強度として扱えます。 注意:この3ゾーンモデルにおける「ゾーン2」は、LT1とLT2の間にある中強度域です。一般的な5ゾーン心拍モデルで、楽な有酸素運動として使われる「ゾーン2」とは異なります。5ゾーンモデルのゾーン2については、「ランナーのためのゾーン2トレーニング」をご覧ください。 ペース・呼吸・体感でも強度を確認する 心拍数は強度管理に役立ちますが、走っている最中は、ペース、会話のしやすさ、主観的な運動強度もあわせて確認しましょう。 ゾーン1:LT1に対応するペースより遅い範囲。呼吸は落ち着き、自然に文章で会話でき、長時間続けられる感覚があります。 ゾーン2:LT1とLT2に対応するペースの間。呼吸が深くなり、長い会話は難しくなりますが、一定のリズムは維持できます。 ゾーン3:LT2に対応するペースより速い範囲。呼吸は明らかに激しくなり、話せても数語や短いフレーズ程度です。一般にインターバルトレーニングで取り入れます。 インターバルトレーニングでは、運動強度の変化に対して心拍数の上昇が遅れることがあります。目標ペース、体感、各インターバルの動きも使って強度を調整してください。 Suuntoのスポーツウォッチでは、閾値心拍数などをもとに自分の心拍ゾーンを調整し、運動後に各ゾーンで過ごした時間を確認できます。計画した強度と実際の運動強度が合っていたかを振り返る際に役立ちます。 腕の動きなどによって光学式心拍計の測定が安定しにくい場合は、「Suunto Smart Heart Rate Belt 2」を使用すると、より安定した心拍データを記録しやすくなります。 ポラライズドトレーニングの週間メニュー 自分の強度ゾーンを設定したら、それをもとに1週間のトレーニングを組み立てます。まずは無理なく継続できる総走行時間を決め、高強度セッション、ロングラン、回復日を配置します。最後に、実際の強度配分が計画と合っているか確認します。 トレーニングと回復を配置する4つの手順 週間計画では、セッション数によって高強度トレーニングの頻度を管理し、各ゾーンで過ごした時間から実際の強度配分を確認します。 インターバルトレーニングは、ウォームアップ、疾走区間、リカバリー、クールダウンを、それぞれ実際の強度に応じて集計します。そのため「5回のうち1回が高強度」でも、高強度時間が全体の20%になるとは限りません。特定の比率へ無理に合わせる必要はありません。 継続できるランニング頻度と総量を決める:すでに身体が慣れている週間頻度とトレーニング時間を基準にします。仕事、休養、ほかの運動も考慮し、現実的に確保できる時間を決めます。 その週の重要なワークアウトを選ぶ:トレーニング経験と目標に応じて、高強度インターバルとロングランを取り入れるか判断します。 負荷の大きい練習と回復日を配置する:高強度インターバルとロングランの両方を行う場合は、できるだけ間隔を空け、前後に休養日または低強度ランを配置します。筋力トレーニングなど、負荷の高い運動も全体のトレーニング負荷に含めて考えます。 残りを低強度ランで組み立てる:そのほかのランニングは基本的にLT1未満とし、現在の回復力を超えない頻度と時間に調整します。 週5回走る場合の例 曜日 メニュー例 主な強度 月 休養 ― 火 高強度インターバル ゾーン3 水 短めのイージーラン ゾーン1 木 低強度ラン ゾーン1 金 休養 ― 土 低強度ラン ゾーン1 日 低強度のロングラン ゾーン1 週5回を継続できる場合は、1回を高強度インターバル、残り4回を主に低強度とし、そのうち1回を長めにする方法があります。 週3〜4回の場合は、低強度ランの回数を減らし、回復状態に応じて高強度セッションを残すか判断します。週5回分の負荷を少ない日数へ詰め込む必要はありません。 Suuntoアプリでインターバルを計画する場合は、「Suuntoアプリでインターバルワークアウトを作成する方法」を参考に、運動区間と回復区間を設定し、対応するウォッチへ同期できます。 疲労やレース予定に合わせて調整する 日常のトレーニング:毎週まったく同じメニューにする必要はありません。疲労が残っている場合は、低強度ランを短くする、高強度セッションを延期する、総量を一時的に減らすなどの調整を行います。予定していた練習を1回休んでも、すぐに埋め合わせる必要はありません。前後の日に追加して、負荷を集中させないようにしましょう。 レースに向けたトレーニング:ハーフマラソンやフルマラソンへ向けて、レースで求められる能力に応じた閾値走やレースペース走を限定的に追加し、通常の高強度インターバルを減らす方法もあります。この時期の強度配分は、ポラライズド型よりピラミダル型に近づく可能性があります。大会の特性と、トレーニングと回復のバランスに合っているかを確認してください。 強度配分と進歩を確認する方法 ポラライズドトレーニングを振り返るときは、記録の向上や回復状態だけでなく、実際の強度配分が計画と合っていたかも確認します。大部分を低強度に保てているか、高強度セッションの質を維持できているかを見ていきます。 各ゾーンで過ごした時間を確認する まず、過去数週間に各強度ゾーンで過ごした合計時間を比較します。低強度の予定だったランニングでLT1を頻繁に超えている場合、意図していた以上に中強度の時間が増えている可能性があります。 高強度の時間が大きく増えた場合は、計画したトレーニングによるものか、普段のランニングペースが速すぎる、上り坂が増えた、回復不足で心拍数が上がっているといった別の要因によるものかを確認します。 強度の割合だけでなく、総トレーニング量もあわせて確認してください。強度配分が同じでも、総走行時間が増えれば全体の疲労は大きくなります。 Suuntoウォッチを使用している場合は、Suuntoアプリの「Training Zone」で、週間の強度配分や6週間の平均推移を確認できます。確認手順は「ランニングのトレーニング負荷を管理する方法」で紹介しています。さらに、CTL(慢性トレーニング負荷)や回復に関するデータと組み合わせると、最近のトレーニングをより広い視点から振り返れます。 進歩のサインと調整方法 ポラライズドトレーニングの進歩は、走るスピードだけで判断するものではありません。低強度ランのペースや心拍を安定して管理できる、高強度セッションで一定の出力を保てる、次の練習へ影響する疲労が減ることも進歩のサインです。 低強度ランが繰り返し中強度へ上がる:ペースを落とす、平坦なコースを選ぶ、時間を短くするなどして、目標ゾーンに収まるよう調整します。 高強度セッションを予定どおり完了できない:事前の回復が十分だったか確認します。高強度区間の本数や時間を減らす、負荷の高い練習同士の間隔を空けるといった調整が必要です。 順調にトレーニングできている場合は、現在の方法を継続し、似たコースや天候条件でパフォーマンスの変化を確認します。計画を変更する場合は、影響が最も大きいと考えられる要素を一つずつ調整し、その後のデータから効果を確認しましょう。 まとめ|強度配分は固定比率ではなく判断のための道具 ポラライズドトレーニングで大切なのは、限られたエネルギーを、必要な場所へ配分することです。良い1週間は、どれだけ多くのメニューをこなしたかだけで決まりません。次の週もトレーニングできる状態まで回復できるかが重要です。 強度配分は、必ず達成しなければならない固定比率ではなく、トレーニングの判断を助けるための道具です。適切な配分は、生活スケジュール、トレーニング経験、レース目標によって変わります。継続して体力を高め、セッション間で回復しながら、目標へ近づけるバランスを探していきましょう。 SuuntoのスポーツウォッチとSuuntoアプリを活用すると、心拍ゾーン、各強度で過ごした時間、トレーニング負荷、回復の傾向を継続的に確認できます。予定した強度と実際のデータを比べながら、自分に合った強度配分へ調整していきましょう。 ポラライズドトレーニングについてよくある質問 ポラライズドトレーニングと80/20トレーニングは同じですか? 近い考え方ですが、重視する点が異なります。80/20トレーニングでは、およそ80%を低強度、20%を質の高い練習に充てます。この20%には閾値トレーニングなども含まれます。ポラライズドトレーニングでは、中強度をできるだけ少なくし、質の高い練習を主に高強度で行います。 自転車や水泳にも活用できますか? 活用できます。ただし、強度ゾーンやトレーニング内容は競技ごとに設定する必要があります。ランニングの心拍ゾーンを、そのままサイクリングや水泳へ適用することはできません。インターバルの時間や回復方法も競技に合わせて調整してください。 クロストレーニングも80/20の強度配分に含めますか? サイクリングや水泳などの有酸素性クロストレーニングは、すべての運動を同じ方法で記録している場合、全体の有酸素トレーニング配分へ含められます。筋力トレーニングは通常80/20の比率には含めませんが、そこで生じる疲労は回復計画へ反映する必要があります。 イージーランにウインドスプリントを入れてもよいですか? 短いウインドスプリントを数本追加できます。徐々にスピードを上げ、それぞれの間に十分な回復時間を取ってください。速く走る時間が短ければ、ランニング全体は主に低強度のまま維持できます。強度配分を確認するときは、各区間で実際に過ごした時間をそれぞれの強度として集計します。 Suuntoでトレーニング強度を確認 心拍ゾーンやトレーニング負荷、回復を記録し、自分に合った強度配分を見つけましょう。 Suuntoのスポーツウォッチを見る
October 05 2026